
2005年5月4日にスタートしたメインサイト
「kamauchi photograph」が、3年かけて10万カウントを越えそうです。現時点(08年5月1日午前1時)であと50人くらいか。
一日平均90名前後で推移してますので、今日中に突破することは間違いないでしょう。
皆様本当にありがとうございます。
メインサイトと名乗りながらも、今は実際の「メイン」はこのブログですし、写真も新作はフリッカーにしかアップしてませんので、単に旧作置き場、兼、ブログへの入り口(笑)としてしか機能していない状態ですが、それでもこつこつ、ゆっくり、とうとう大台を踏み越えそうです。
10万人目を踏んだぞ、という方、申し出て下されば、何かプレゼントできるかもしれません。
何がいいですかね?
お前に関わる何かなんて、別にいらねーよ、という方は、どうか10万人目を避けて踏んでくださいね。
10万人かぁ。
ブログはもう18万人間近なので、今更10万人でしみじみするな、と言われそうですが、テンプレートお仕着せのブログとは違って、Go Liveを一から勉強して、自分で全部作ったホームページですから、感慨もひとしおなのです。
10万人目をいい機会に、もっと容量の大きいサーバーへの引っ越しも検討します。今、容量いっぱいでページを増やせない状態なんですよね、白状しますと。
ともかく、三年間にわたる皆様のご来訪に感謝。
で、これからも、ぜひぜひ、遊びに来ていただきたいです。
まだちょっと早いですが、御礼申し上げます。
- 2008/05/01(木) 01:13:18|
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以前にも書いたことがあるかもしれないけど、僕は頭痛持ちです。
軽い頭痛はしょっちゅうですが、たまに、まぁごくたまになのですが、信じられないくらい強烈なのが襲ってきたりします。
こんなのは一年に一回くらいなんですけど、今日は久々、この超弩級のがやってきました。
朝から西宮市内の会社の入社式の撮影に行って、午後からいつもの大阪・某公共系会館でさらに二つの入社記念の集合写真。
午前中の撮影は無事終わったんですが、午後の一つ目からがもう地獄。
いきなりでした。
強烈なのが突然襲ってきて、しかもこんな日に限っていつもと違う鞄を持っていて、頭痛薬が入ってない。
あまりの痛さに、ひな壇に人を並べながらも目からは涙がポロポロ。お客さんに「写真屋さん、どうしたん?」と心配される始末。
「花粉症です」と嘘をつき、さて撮影しようとするけど、痛すぎるのと、涙がでるのとでピントが見えない。
集合写真は解像力の問題で、まだ6×9のアナログカメラを使ってたりするんですが、二重像でのピント合わせが出来ないくらい涙が出るので、6×9は諦め、デジカメのAFに頼ることに。
慌ててるのと、頭痛で注意力が散漫になってるのとでIR(赤外線でのストロボ・シンクロ装置)の電池が消耗しているのにも気づかず、1ショット目はストロボ不発。
「あ、ごめんなさい」と謝りながら、シンクロコードをジェネレーターから引っ張ってきてカメラに繋ぐ。
しかしまた不発。
意識が朦朧として、別のジェネレーターにシンクロコードを差してた。
正しい場所にコードを差しなおして、3ショット目からようやくストロボがシンクロ。
お客さん「おおい、ちゃんと撮れてるんやろうなぁ」
僕「はい、大丈夫です」(多分・・・)
撮影が終わってから、たまらず作業室に駆け込んで床に寝転がる。床が冷たくて、頭痛倍加。「うお〜」とか唸り声まで発してしまう。
とにかく頭痛薬だ。
買いに行かなければ。
しかし、大阪・本町周辺ってビジネスビルばっかりで薬局なんて周囲に見あたらない。
自分の一歩一歩が頭に響くのをこらえながら、心斎橋まで歩く。目からは涙ボロボロ。頬を通り越して下に落下しそうな勢い。痛い、痛すぎる!
薬局に飛び込み、頭痛薬をくれと店員のお姉さんに言うと、大の男が涙流しながら苦痛に顔をゆがめている姿にビックリしたようで
「ど、どうなさったんですか!?」
「いや、ただの頭痛です。EVE下さい」
「EVEクイックっていう即効性のものがありますけど、それにします?」
「普通のでいいです」
普通のでいいです、と答えた時点でもうすでに錯乱状態です。即効性のを買うべきだろ、カマウチ。こんな激痛なんだから。
すぐに自販機で水を買って規定量の二個を飲むが、しばらくしても一向に収まらないので、追加でさらに二つ飲む。
よい子のみなさんは真似しちゃ駄目よ。薬は用法用量を正しく守ってお飲み下さい。
10分後、頭痛はほとんど治まらないのに、空腹で倍量の頭痛薬を飲んだのが悪かったのでしょう、いきなり道端で嘔吐。頭クラクラ、口の中は胃酸の味。もう最悪。
次の撮影まで2時間あったので、スタジオに帰り着いてから背なし椅子を何個か組み合わせてベッドを作り、上着を着込んで、とにかく寝る。頭痛で眠れもしないが、そこを何とか、自分をねじ伏せるように寝る。
目覚ましもないのに・・・次の撮影の30分前には起きないと・・・携帯電話のアラームを使おう・・・携帯どこだ・・・アラームってどうすんだっけ・・・痛い・・・寝なきゃ・・・いやその前にアラーム・・・もういいか・・・。
薬の飲み過ぎで朦朧としたのを利用して、なんとか睡眠に入ることに成功。
奇跡的に撮影の30分前にちゃんと目が覚め、頭痛は完璧に引きませんでしたが、なんとか撮影は終えることが出来ました。
さらに一時間寝たら、なんとか痛みは去り、今こうして日記も書けているわけですが。
ああ、きつかった・・・
- 2008/04/02(水) 00:32:06|
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ところで、ずいぶん前からブログのタイトルを「OK,Darling. But What is Photograph?」に変えてるんですが、誰も突っ込まないですね(寂)。
いや、別にいいんですけど。
半月ぶりくらいに現像をしたんですが、「未現像フィルム入れ」にしているクッキー缶を開けると、tri-x1本とプレストが2本、35mmばかりたった3本しか入ってなかった。
2週間で3本、これは僕にしたら病的に少ない本数です。月に30本撮ってた時期もあるのに。
なんか調子悪い。
・・・・・・
最近見た展示
■森山大道+沢渡朔(アセンス美術 2/25-3/20)
こんな展示が無料で観られるなんて。贅沢。沢渡朔、よかった。いいなぁ。
大道さんは、まぁいつもの感じ。
■「境」今村徹(大阪ナダール 3/4〜3/9 終了)
街中の植物を撮る。ものすごく親近感の湧くプリント。多分すごく視線が似ているんだと思う。
■大村由美子 (Galerie6C 苦楽園)
花と花屋のモノクローム。いい空間です。しばらく常設?
「Galerie 6C」
西宮市南越木岩町9‐5 パルレ苦楽園 3F
火〜金 15時〜20時 土・日 11時〜18時 月曜休み
・・・・・・
最近読んでる本
■杉山登志郎『発達障害の子どもたち』(講談社現代新書)
■山田風太郎『甲賀忍法帖』(講談社文庫)
こんな二冊を並行読み出来る自分を、我ながら凄いと思う。
- 2008/03/15(土) 01:29:57|
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いやー、なんかmixiも変なことになってるし、このブログはマニアなネタが多くて書き込みしづらい、という方もいらっしゃるだろうし、気楽に落書きできる場所を作ろうかと、掲示板を作ってみました。
仮設置、ということで。
続けるかもしれないし、やめちゃうかもしれませんが、とりあえず試運転してみます。
よろしければ何か書いてください。
http://kamauchi-bbs.4.bbs.fc2.com/よろしくですー。
- 2008/03/07(金) 19:06:50|
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地下鉄御堂筋線・動物園前駅で降り、山王交差点脇の出口からJR関西本線をくぐって浪速警察署・新世界交番へ抜けるガード下。そこにいつも彼はいた。
彼は、というのは正確ではない。彼らは、である。
彼の周りにはいつも一人ないし二人の取り巻き? がいる。ほとんど必ずいるのは痩せた、目の細い五十か六十のおばさんと呼ぶべきか婆さんというべきか悩むあたりの女性で、彼の隣にしゃがみ込んではハイライトをふかしている。もう一人、釣り師のような帽子を被っていたオッサン。この人もよく彼の隣に座ってワンカップを飲んでいた。
「彼」の名は其風画白。そうふうがはく、と読む。
彼に描いてもらった絵の裏に署名をせがむと、彼は金色の色鉛筆で達者に其風画白と署名をし、何と読むのか聞くと「そうふうがはく」と自分で答えた。その時はじめて彼の声を聞いた。それまでは画代はいくらか、いつまでに描いてくれるか、という交渉を、全部となりに座っているオバサンが仕切っていたのだ。
何でも描くよ。このスケッチブックの大きさで三千円。一週間かかるけどええかな? 兄ちゃん前にも絵ぇ買うてくれたから、二千五百円でええわ。
其風画白はその値段交渉の際にも薄目を開けただけの、寝ているのか起きているのかわからんような顔をしてニタニタしているだけだった。
新世界交番の前のガード下で、其風画白はいつも数十本のポスターカラーのビンと、自分が描いた数十枚の絵を広げた真ん中に座り、「似顔絵カラー、黒とも五百円」との墨書を掲げて絵を描いている。
誰かをモデルに似顔絵を描いているところはあまり見ない。実はうちの相方が描いてもらったことがるので知っているのだが、正直、彼は誰を描いても同じような顔になる。しかしそんなことはどうでもいい。似顔以外にも、様々なものが描かれた、彼の周りに所狭しと並べられた画用紙群。その世界は圧巻である。
嫌でも飛び込んでくる青、青、青、金、金、金。
通天閣あり、天王寺動物園の動物あり、人物あり。しかしそのどの絵も、大半が青と金、この二色に占められている。彼の周囲に並んだポスターカラーのビンの大群も、三分の一が青、三分の一が金、その他の色が三分の一、といった具合。
筆致は、まさに奔放。
奔放も極まると型にはまる、とでもいうか(笑)、似顔を描いても動物園のライオンを描いても同じような顔になるのだが、しかしそれは本当に奔放・豪快にしてゴージャスなのである。凄いのである。


最初に買ったのはライオンだった。
次は相方が似顔を描いてもらったんだったか(上図 笑)
こうやって何点か買ううち(並べられている、すでに描き上がった絵は五百円で買えた)、この人の筆致で、この色遣いで、インドのシヴァ神の絵を描いてもらったらどんなに凄いだろう、と考えた。
隣にいるオバサン相手に交渉をする。
描いて欲しい画題があるんだけど、注文制作は可能なのか、と。
注文制作は高いよ。時間ももらうよ、とオバサン。
高いっていくら? 時間ってどれくらい?
それに対する答えが、さっき書いた「三千円、まけて二千五百円、一週間」である。二千五百円で彼のシヴァ神が見れるなら安いもんではないか!
彼がシヴァ神なんて知ってるかどうかわからなかったので、翌日見本を届けた。インド神話の本からカラーコピーした画像。こんな神様だけど描けますか?
其風画白は答える。
「ああ」
約束の一週間をすぎ、喜び勇んで新世界に向かった。
想像以上の出来映えで、シヴァ神はそこにいた。神々しいまでの出来だった。
礼を言い約束の金額を払うとオバサンは「おおきに」と受け取り、すぐにどこかへ走って行った。
その日はもう一人の取り巻きであるオジサンもいたので、無口な其風画白に代わって講釈を垂れてくれる。
曰く、この人はこんなガード下で安い絵を描いてるような人ではない。こんなイカレタみたいなおっさんやけど、ほんまに才能あると思うんや。世が世なら天才画伯と呼ばれて立派な美術館で展覧会できるくらいの才能なんや。せやけど世の中がアホばっかりやから、この凄さに誰も気ぃつかへんのや。兄ちゃんは偉いな。若いのに絵がわかるんやな。
立派な美術館で展覧会をするべきかどうかはさておき、タダモノではないことくらい若い僕でもわかる。
とりあえず署名をもらうことにした。
其風画白。
画白って・・・・正しくは画伯、か。どっちでもいいが自分で言うか(笑)いや、凄い画伯であることに間違いはないんだが。
其風を「そうふう」と読めるかどうかも怪しいが、ただ一つ言えることは、その筆跡が輝かしく立派だったことである。決して金色の色鉛筆だったからではない(冒頭写真参照)。
そのうちオバサンは息を切らせて帰ってきた。手にはワンカップ大関が数本とハイライトの箱がひとつかみ。僕が払った二千五百円で買ったようだ。
それを、当然のようにオバサンとオジサンが適当に分けて取り、其風画白にもワンカップとハイライト数個が手渡される。
オバサンの役回りは注文交渉として、オジサンはさっきの講釈の駄賃なのか?
其風画白、いいの?
彼は笑っているだけだった。
その後、ジャンジャン横丁の整備だとか言って、画白はガード下から強制的に退去させられてしまい、数ヶ月間行方が知れなかったが、恵美須町の方で古雑誌を売っている姿を発見した。
「画白、なんで雑誌なんか売ってるんですか。絵はやめたんですか」
「あそこ、あかん。描かれへん」
オバサン、オジサンの姿はなかった。
それから画白の行方は、本当にわからなくなってしまった。1993年夏頃の話である。
・・・・・・
その一年後、驚くべき事実が判明する。
高校時代の同級生Mさんが東京の出版社で漫画雑誌の編集者をしていたのだが、久しぶりに会ったときに、彼女が当時かかわっていたNTという漫画家の話が出た。
そのNTって漫画家、変な人でね、とMさんが言う。
大阪のホームレスで、なんか変な絵を描くオッチャンを東京に連れてきて、銀座の画廊で展覧会やらしたんよ。
で、ちゃんとホテルも用意して、さぁ展覧会が始まる、っていう段になって、そのホームレス、ホテルの居心地が悪かったんか、逃げ出してしもてね。そのまま行方不明になったんよ。
NTさん、警察の身元不明遺体のファイルとかまで探しに行ったらしいけど、結局見つからずじまい・・・・
何だとぉ!?
そのホームレスの名前ってまさか。
「ソーフーガハク。自分でガハクって言ってるねんて」
・・・・・・
漫画家NT! 何さらすねん! 通天閣のクリムト? ああ、その通りだよ。だからどうした。銀座8丁目ギャラリーで展覧会? で、逃げられて行方不明?
お前、大阪の宝を、何してくれるねん!彼が自力で大阪まで帰って来れるとは思えない。見知らぬ東京でホームレスをしているのだろうか。新世界とは勝手が違うだろうに。画材はちゃんと持って出たんだろうか。
ああ、其風画白、生きてるかなぁ。
あれからもう14年たった。画白が帰ってきたという話も聞かないし、死んだという話も聞かない。
あの当時其風画白立ち退きの理由であったジャンジャン横丁の改修整備も、結局中途半端なまま放置され、あのガード下は昔とかわらぬままだが、そこに彼はいない。
当時でも、五十歳半ばは越えていただろう。今なら七十歳くらいになっているはず。
今も其風画白の絵は持っている。
その絵を見るたびに腹が立つ。
漫画家NT! 名前隠す意味もないか、
根本敬! 阿呆!
これが其風画白作、シヴァ神。珍しく青よりも赤系を多用している。
シヴァの顔色は青なので、ちょうど其風画白向きだと思って注文したのだが、其風画白の想像力は、そんなチンケな僕の思惑など吹っ飛ばす傑作をモノしたのである。
- 2008/01/12(土) 00:55:09|
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ちょっと早めに(一時間半前)ご挨拶。
新年明けましておめでとうございます。
いやー、紅白の中村美律子良かったですね。
当然九時からダウンタウン見てますが。
今年もよろしくお願い致します。
あ、まろさんにもね(笑
ハッピーニューイヤー!
- 2007/12/31(月) 22:24:11|
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小さく生まれたヒナコを5ヶ月の入院中ずっと診てくれたC病院小児科のY医師に、僕は全幅の信頼を寄せている。そういう態度はたぶん、顔にも表れるのだろうと思う。
ヒナコの足の治療(ヒナコは左足の先天性脛骨列部分欠損という珍しい症例なのだ)のため大阪のB病院に紹介状を書いてもらおうとY医師を訪れたとき、僕の「B病院のK先生って、すごく評判を聞きますけど、そんなに凄い先生なんですか」との質問に、Y先生は以下のように答えた。
・・・・・・
その医師が「ええ先生かどうか」っていう判断は、人によっていろいろあるでしょう。
たとえば僕(Y医師)はええ医師かどうか。僕は、患者さんからは気さくで話しやすいとか、そういう風に言われますけど、これは僕の師匠にあたる先生の影響をね、やっぱり受けるんですわ。僕の師匠がこういうタイプやったんです。知らんうちに話し方とか伝染するんやね。悪く言うたら、演じてるわけですよ。ざっくばらんな医者、ってやつを。
たとえば、こないだ定期検診に来てたヒナコちゃんを廊下で見て、「あ、今日は検診ですか。ヒナコちゃん大きぃなったなぁ」って声かけますよね、僕。それは、百人いる僕の患者を、僕が全部覚えてるから、っていうんじゃない。カマウチさんにとって僕はたった一人の主治医かもしれんけど、正直、ヒナコちゃんは、僕にとっては百人の患者のうちの一人です。今朝パソコンを見て、あ、今日は誰々が検診に来るねんな、って予習するから、『あ、ヒナコちゃん』って名前が出てくるだけです。冷たいようやけど、そんなもんです。
カマウチさんは僕をそれなりにええ医者やと思てるかもしれんけどね。ええ医者かどうかっていうのは、そういうところで判断するもんやないです。
じゃあB病院のK先生はええ医者かどうか、っていう話ね。
まず、K先生も僕も外科を勉強して来た医師です。でも僕は今ここで小児科の手配師(小児科の部長のことを自ら揶揄してこう言う)みたいなことやってますが、何も最初から小児科に来たかったわけやない。外科っていうのはものすごい広範な分野やからね。自分で何がしたい、って言うても、なかなか希望通りの道は歩かれへん。まぁいろんな事情が重なって、僕は流れ流れてここへ来たわけや。
でもK先生は、最初から小児整形の勉強をして、小児整形一本で来た人です。正直ね、小児科って、最近テレビでよくやってるから知ってるでしょうけど、誰も好んでやりたがらない分野です。産科と小児科はね、ほんまにしんどい仕事ですわ。
でもK先生は僕なんかと違って、はじめから小児整形をやるために勉強を積んで来られた方です。そんな人、なかなかおらへんね。
とにかく、見栄えとか、そういうことやなしにね、患者さん本人にとって、何が一番大事なことか、っていうのを考えな駄目でしょ、医者って。
たとえば手の親指のないお子さんが生まれたとして、やってみたらわかるけど、人間ってね、親指がなかったら物をつかめんのです。残り四本の指では力が入らんのです。
で、K先生はどうするか。肋骨の端っこの骨を少し削って親指のあるべき場所に移植して、ちょっとした突起を作った。
これでね、物をつかむ、っていうことがめちゃくちゃ楽になるんですわ。親指のあるべきところに、その突起があるかないかで。
そういう工夫をね、ずっと考えてるような先生です。整形の世界って、ほんま、そういったアイデアが出るかどうか、ってことなんです。
そういう意味で、K先生は非常に優秀な医師です。
答えになってますか?
・・・・・・
このY医師の言葉を聞いて、K医師が「ええ医者」だというのがよくわかった。
で、やっぱりY医師も「ええ医者」を演じてる、本当にええ先生なのだと、ばれちゃいまいたよ(笑)
- 2007/12/27(木) 07:03:43|
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あれからなんと1年です。
たった752gで生まれたヒナコは十倍近い7000gになりました。
3ヶ月も早産だったので実際は9ヶ月相当の修正齢ですが、法律上は立派に1歳です。
千船病院の方々、本当にありがとう!
そのほか、いつも助けてくださる方々に感謝を!
- 2007/12/19(水) 00:18:46|
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昨晩遅く阪急電車車内での4人親子。父、体格良し。ややトミーズ雅に似る。母、地味な友近、という感じ。二人姉妹、上が小五、下が小三くらいと見た。
食事帰りらしく、父、多少酔っている。
酔っているせいか、元々なのか、声でかい。
姉 父ちゃん、おかし食べたい。
母 電車の中でおかし食べたらあかん。
姉 いいやん、いいやん。
父 食え食え。なんぼでも食え。
母 もう、酔っぱらいー。
父 とんがりコーン、チーズ味。とんがりコーン、チーズ味(歌うように)
姉 とんがりコーン好きやー。
父 そうか、父ちゃんも好きや。形がな、父ちゃんの好きな巨乳っぽいやろ。巨乳、巨乳。
母 でかい声で何いうてんの。
父 巨乳はええで。お前ちゃうけど。
妹 ジャスミンティー。
父 (ペットボトルのジャスミン茶を渡す)ほい。
妹 ジャスミンティーとトンガリコーンは合うねん。
父 巨乳とジャスミンティーは合うんか。そうか。
母 えらい遅ぅなってしもたなー。
姉 帰って宿題すんのいややー。
父 いややったらせんかったらええ。
母 何言うてんの、あんた。
父 宿題せんかったからって世界が変わるんか。宿題せんかったからって不幸になるんか。
姉 先生に怒られるやん。
父 先生に怒られたらこう言え。「この宿題をしなかったからといって、私の人生になんぼほど悪影響が出るっちゅーんですか。これが何か私の人生の役に立つっていうんですか。たかが宿題じゃないですかー」ってな。言え。言うたれ。どーんと。
姉 言われへんわ。そんなこと。
父 宿題なんかくそくらえー。
妹 あージャスミンティーはおいしいなぁ。
父 お、もうすぐ神崎川や。父ちゃんはここで降りるからな(席を立つ)。
母 どこ行くのんな。
父 巨乳のとこに決まってるやろ。ミサキ、お前は園田、ミユ、お前は塚口で降りろ。母ちゃんは伊丹まで行ってまえー。
母 なんで別々にならなあかんの。
父 これからはみんなバラバラに生きて行くんや。
妹 ジャスミンティーはおいしいなぁ。
父 (電車が神崎川駅に着く)ほなら。さいなら(本当に降りてしまう)。
姉 ほんまに行ってもたー。
父 (別の扉から再び入ってくる)父ちゃん、家族愛に目覚めたわ。やっぱりお前らと一緒に帰ろ。
母 どっちでもええねんで別に。
妹 ジャスミンティーなくなってしもた。
父 ジャスミンティーくらいまた父ちゃんが買うたる。家族愛やからな。ふはは。
姉 ああ、宿題いややなー。
妹 ジャスミンティー。
そしてみんなで園田駅で降りていきましたとさ。
・・・・・・
山田風太郎『戦中派不戦日記』、なるほどこれは名著です。息つく暇なく読ませます。
今ちょうど佳境、終戦の日を過ぎました。玉音放送のシーンがすごい。
僕は『魔界転生』も『甲賀忍法帖』も、今まで1冊も山田風太郎を読んだことがなかったのですが、俄然興味がわきました。
終戦時点で400頁。残りまだ300頁もある幸せを噛みしめています。
・・・・・・
必要があって、昨晩遅く12年前と15年前のモノクロネガを探索。見つかったけど、ネガシートの圧着で化学変化を起こしたか、ムラっぽい汚れがあり、また傷やネガのヨレもある。
汚れはクリーニングしたらとれたけど、今後、古いネガの状態は悪くなる一方なのだから、これはと思うものは全部プリントしておかななくては。
写真を始めた頃の数年間のネガやベタ焼きを久しぶりに見た。青臭くて恥ずかしくなるようなコマも大量にあるけど、その中にたまーに、びっくりするような、我ながらかっこいいものもある。
新しく撮るよりも、昔のネガをプリントすることに熱中してしまいそうな気が(笑)。
いやほんと、「初期のカマウチヒデキ」なんつって、展示やりたいくらい。
・・・・そんなお金ないけどさ。
- 2007/12/17(月) 20:37:07|
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自分は幸福な家庭を見るとき、いつも胸の中で何者かが薄暗く首を垂れるのを感じる。そしてまたその首が薄暗くもちあがるのを感じる。その首がつぶやく。この不幸がやがておれの武器となる、と。ー
(山田風太郎『戦中派不戦日記』六月一日)
かっこいいと思ったので、備忘的引用。
・・・・・
首痛が治らない。接骨院に行ったのに治らない。慢性化してる。
ヤマナカさんにもらった和興白花油がもうなくなりかけ。首痛の一時凌ぎ用であって、根治にはならないんだけど、なくなったら辛い。
誰か台湾か香港行く人いない? 買ってきてー。
・・・・・
シュレ子(29歳)が
「最近年下(24歳)の男の子と話していて、『食指が動く』っていう言い方をしたら『意味わからん』て言われたんですよ。日常の会話で『食指が動く』ってのは変ですかねー」
と聞くので、まぁ使い方によるだろうなぁ、まったく使わない言い回しじゃないよなぁ、と考えてみる。
被写体として絶好の物体を見つけて「あたしこういうの見たら食指動くねん」みたいな使い方なわけで、言い換えてみれば「(被写体として)ソソる」ということである。
自分は普通に使うのに、他人の前で使うと「何それ」みたいな顔をされる言い回しって何かないだろうか。
「血道(ちみち)を上げる」って、よく使うんだけど、あまり理解されないみたい。「しょーもないことに血道上げとる場合やないで」、みたいな使い方。のぼせ上がるとか、夢中になるとか、そんな感じの意味。
大阪弁的慣用句? 大阪でも使う人少ないかも?
・・・・・
大阪弁的慣用句、で思い出したことをついでに。
僕は「ら抜き言葉」のことをうるさく言う人の気持ちがわからない。文体的に相当親近感を持っている文章家がみな「ら抜きは許せない」と書いているのに、そこだけにどうにも同意が出来ない。
何故だろうと不思議に思っていたら、何のことはない、大阪弁は「ら抜き」が当たり前なのだ。
「見れる」は僕らにとって「ら抜き」なんじゃなくて、単純に大阪弁だったのだ。
と、ごく最近気がついた。
- 2007/12/15(土) 21:33:42|
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