OK,Darling. But What is Photograph?

カマウチヒデキ kamauchi hideki

『ガチンコ』に向けて撮影&プリント中!

080510paper.jpg


ちょっとまごさんにプレッシャーかけてみようかな、なんて(笑
プリント第一陣。
干し場がないので今日はこれで終わり。

今回はちょっといつもと違うこと尽くしです。いつもと違うカメラ、いつもと違うフィルム、いつもと違う印画紙。
撮り方も変えてます。意外とベタなカットが多いです。ベタ、というか何というか、撮る前に色々理屈を考えるのはやめようと思って、とにかく自分の指がシャッターを押したくなる勢い、というか、そういうのを重視しているんです。なのでなんともベタで俗っぽい写真も撮れたりします。

ふだん抑制しているけれど、ちょっと枷のかけかたを変えると、俺ってこういうベタベタな写真を撮るんだなぁと。まぁ、なんて凡庸な男なんでしょう(笑
しかし、そのベタさ加減が自分で面白かったりもして。
そんなことを面白がっていていいのかカマウチ。
一体どうなるんだろう、この展示。

最終30枚くらい選ぼうと思っているので、とにかくガンガン焼いてみようかな。

久々にRCペーパーに焼いてますが、う〜ん、なんて楽チンなんだ w
今回はプリントの質感とか、そういうのじゃなくて、プリント作業自体にも「勢い」ってやつを持ち込んでみたくて、あえてRCペーパーの単号紙を使ってます。フィルターの種類で悩んだり、今回はそういう時間も省略してしまう。2号で焼けない画は焼かない、って感じの乱暴さで、このまま行ってみようと思います。

あ、かなり手の内明かしちゃったかな。

・・・・・・

ギャラリーmaggot 『le modele』5/18まで(開催中)

ギャラリーmaggot 『ガチンコ』5/20 - 5/31

・・・・・・

(注)『ガチンコ』の会期が5/31までに延長になりました。


  1. 2008/05/10(土) 01:12:31|
  2. 暗室
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8

ちょいと天使が

080427shonika.jpg


多分遠からず、銀塩は滅ぶ。
いや、あたしらの生きてるうちはきっと大丈夫ですよ、と某GギャラリーのマネージャーK氏は言うが、これから煙草以上の曲線を描いて値段は上昇するに違いない。

金持ちの趣味としてしか感材を買えない、ということになれば、もう金持ちではない僕にしたら滅んだも同然だ。
35mmフィルムが1本5000円になっても、あなたはフィルムを買えますか?
僕には無理。そうなったらライカもブロニカも処分してデジタルに行きますよ。ええ。

そういう銀塩の終りがけに、八切暗箱という途方もなく面白いものを手に入れてしまったんだけれども。

8×10のTXPはとりあえず販売続行されるようだが、まぁもう何年も保つまい。
ローライR3フィルム(現像液によって感度が自由に可変)で8×10が出ないかなぁ、とは前述K氏の言。たしかに。感度可変なら便利だなぁ。

フィルムの先行きは不安でも、それでも終わりに間に合ったことには感謝しなければいけない。僕は写真の神様にちゃんと愛されている。

神様、まで言うと大袈裟かもしれないが、今日はちょっと「天使」程度の僥倖があった。

先日、上記のような会話をしながら、某Gギャラリーの暗室で、マネージャーK氏を暗箱で撮らせてもらった。例の一発勝負写真の、最後のモデルさん。
で、現像はその晩のうちに済ませてあったのだが、まだプリントはしていなかった。
最近仕事が忙しく、今日なんかも家に帰り着いたのが11時半をまわっていた。ここ数日、ろくにヒナコの顔も見てない。体もクタクタ。
はやくひっくり返って寝たい、とは思いつつ、K氏の写真もプリントしたい。

悩んだけど、結局焼いてみることにした。
四切バットを適当に並べ、液を張る。蛇口から適当に湯と水を出すと水温は25度になった。イルフォードの現像液を1:9(かなり適当)に割ってバットに注ぐ。ま、バットで冷めて22〜23度くらいになってるだろう。
オリエンタルの大四切・多階調バライタを二つに切る。箱の中に前に使った残りのテスト用切れ端が1枚だけ入っていたので、それを使ってテスト露光をする。
伸ばし機には前に何か焼いたときから付けっぱなしの80mmレンズが付いている。
フィルターボックスに何番のフィルターが入っているのかも未確認。
絞りがいくつかも確認せずに、時間もきわめて適当に10秒。
現像液に沈める。

1分過ぎたあたりの濃度で、お、適当に放り込んだ割にはいい線かも、と思う。
2分浸けて、停止液に移す。30秒口で数えて定着に移し、すぐに電気を付ける。

うわお! ドンピシャ!

なんとそこには、ほぼ完璧な、思い通りの濃度の印画紙片が!
美しいトーンのマネージャーK氏が定着液の中に。

液温もいい加減、フィルターも未確認(あとで見たら2号だった)、絞りも未確認(あとで見たらF8だった)、時間はとりあえず切りよく10秒。
何もかも「テキトー」にやったテストピースが、なぜかほぼ完璧な濃度でそこにあった。

もうこれでいいんじゃないの?
そのまま、さっき切った印画紙を、2枚続けて10秒づつ露光し、順に現像液に2分づつ。あとは機械的に次の液に送っていくだけ。
二枚目を定着液に沈めた時に、電気をつけて一応確認する。
やっぱり問題なし。焼き込み・覆い焼きもまったく不要。

水洗バットの中には印画紙2枚とテストピース1片だけ。他にゴミも出ない(笑)。
予備水洗5分、QW10分、水洗5分の、計20分の水洗時間を入れても、なんと40分くらいでプリントができてしまった。
最初にバットを出して並べた時からの時間で、である。
QWに浸けてるあいだにバットを洗い、片づけも完了。
こんなスピードでプリント終わったことなんか、本当に初めてだ。

これを天使と呼ばずして、って感じですよ。

いやー、いい写真出来ましたよ、Kさん。期待して下さいね!

・・・・・・

というわけで、皆様、この写真も含めて、大判一発勝負写真、ギャラリーmaggotの『le modele』に見に来てください。
最初密着プリントをスキャンして大きくインクジェットで、と思ってたんですが、せっかくの銀塩感が削げそうなので、やっぱり密着プリントで展示しようかな、と今は考えてます。
5/7(水)〜5/18(日)ですからね。皆さんお忘れなく!


  1. 2008/04/28(月) 01:34:16|
  2. 暗室
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

イルフォード、ひとまず安心?

080307bccl.jpg


確定情報ではないけれど、イルフォードBW製品の輸入はサイバーグラフィックス社(倒産したオリエンタル写真工業を引き継いだ会社です)に移るようですね。まずは一安心でしょうか。

僕はむしろオリエンタル・ブランドの印画紙が心配だなぁ。イルフォードがあるからもういいか、なんて販売中止されたりしないよねぇ。それは困るよ。

中外写真薬品が製造委託されていた薬品系は向こうからの直輸入になるので値上げが心配ですが、皆さん本気で憂慮しているのはハイパムフィクサーだけなんじゃないかと(笑)
酸性迅速・非硬膜定着液はオリエンタルからも、エヌ・エヌ・シーからも発売されてますので、そっちを買いましょう。

・・・・・・

非硬膜の定着液って、一度使うとやめられませんね。
定着時間はバライタ印画紙でも1分。水洗時間は予備5分、水洗促進剤10分、最終水洗5分。
今までのフジの定着液だと30〜40分は水洗しないと安心できなかったのに、貧乏所帯には水道代の面で本当に助かります。

フィルム現像のときは20℃に調整した水をタンク容量の10倍ほど作っておいて、注いで攪拌して捨てる、注いで攪拌して捨てる、を10回繰り返せば水洗OK。
水道代もそうですが、何より水温を安定させられるのが一番の安心です。冬場の水洗って、水温低いので、どれだけ時間延長すれば大丈夫なのか不安なんですよね。
(グレイスの兒嶋さんに聞いたら冬場は通常の3倍くらい水洗時間が必要、とのこと。QW使っても20分くらい水洗しなくちゃいけないってことですね)

・・・・・・

とりあえず、ハイパムフクサーが、少なくとも当分の間手に入らなくなるので(実際ヨドバシ梅田はすでに在庫なし)、エヌ・エヌ・シーの定着液を20リットル分確保しました。
水洗促進剤はイルフォードのがヨドバシに4つだけ残っていたので買い占め。

(ところでイルフォードの水洗促進剤とフジのQWって、性能的に同じなんですかね? 色とか全然違うけど。どなたか御存知の方、教えて下さい)


・・・・・・

[追記]
お、サイバーグラフィックス社のイルフォードBW製品取り扱い、正式に出ましたね。
http://www.ilfordphoto.jp/press/press20080301.pdf






  1. 2008/03/07(金) 01:20:29|
  2. 暗室
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

お願いします

ilforf080304.jpg


中外写真薬品がイルフォードのBW製品の販売を降りるそうだ。
http://www.chugai-photo.co.jp/

定着液をイルフォード・ハイパムフィクサーに替えてその便利さに唸ってからわずか数ヶ月。印画紙もニューシーガルからイルフォードに替えようかと思ってた矢先。
次の販売店は見つかるのか? ケンコーあたりがやってくれないだろうか。
ともかく、少なくとも当分の間、印画紙も薬品も手に入らないと考えた方が良さそうだ。

最近ポラロイドフィルムの販売終了がアナウンスされたばかり。まぁ、ポラロイドは僕はお世話になってないので個人的な痛手はないが、しかしこうやって銀塩写真文化の首が絞められていくのは、なんとも寒々しい思いである。

企業も慈善事業じゃないのだから、儲けのない商品をいつまでも作ってくれ、というのも無理な話。ナダールの橋本氏と話していて、「ポラ・フィルム存続のための署名を頼まれたんですが、それってポラロイド社の社員に首くくれって言ってるのと、もしかして同じなのかなぁと思って、簡単に署名できませんでした」
そうだよなぁ。

MACOがアグファの工場を買い取ったように、大日本印刷がコニカミノルタのフィルムを引き受けたように、ちょっと昔なら、オリムピック釣具がマミヤを倒産から救ったように。
どこか侠気のあるメーカーさん、白黒写真文化存続のために手助けをしてはくれまいか。

富士フイルムさん、頑張ってどんどん他業種で儲けてください。
で、ちょっぴりその利益の余剰を、白黒写真へ回してください。利益なくても、お願いですから銀塩感剤製造をやめないでください。
ついでに、非硬膜定着液作ってください(切実)。

もうどこでもいいよ。何の業種でもいいから儲けてる会社の取締役の皆さん。
侠気ってのはこういうときに使うもんだぜ!




  1. 2008/03/04(火) 15:38:14|
  2. 暗室
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7

で、プリントしてみた。

p080304.jpg


すみません毎日この話題で(笑

ベタ焼きしかできないなんてもったいない。伸ばしてみたいなぁ。

p2_080304.jpg


次は誰撮ろうかな w


  1. 2008/03/04(火) 02:01:58|
  2. 暗室
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8

撮ってみた。現像してみた。

yatsu1_080303.jpg


昨晩一時間かけて切ったフィルム、今日2枚だけ撮ってみました。
まずは小手調べで鏡越しに自分撮り。
で、ギャラリーmaggotにカメラ担ぎ込んでオーナー大木さんを1枚。

木製の暗箱って、正直あまり期待してなかったんですが、各部のロックもちゃんとしてるし、ホルダーの操作感もけっこうスムーズだし、ピントグラスもちゃんと見やすい。
これ、けっこういいカメラなんじゃないか?

夜、暗室で皿現像。
一枚づつやろうかと思ってたんだけど、職場の先輩が「複数枚でやった方がムラができにくい」と教えてくれたので、今回は2枚同時に入れて繰りながら連続攪拌しました。
TX320、この方法だとデータシートによれば1対1で20℃9分。下手くそが皿現像やると手の温度で液温がすぐ上がりそうなので、もう少し短く切り上げるべきか、とも思ったのですが、濃く出るなら濃く出る出方のデータもとってやれ、とそのまま9分。

ちなみに僕は暗室タイマーは使わずにリンゴ型のキッチンタイマーを使っているので、いったん全暗にしたら残り時間が見えません。
まず水で前浴させてから現像液のバットにフィルムを沈め、キッチンタイマーをオン。
ここでハタと気がついたのですが、キッチンタイマーを押し損ねるとか、トラブルでスタートしないとか、そんなことが起きたらどうするのか???

口で1、2,3,と数えるべきか? 九分間も? そりゃ無理だー。

幸いタイマーはきちんと作動しており、ピピピと鳴ってくれましたが、今後のために対策を考えないと。

で、写ってましたよ、ちゃんと。
やはり手の温度のせいか若干現像過多っぽいですが。

上の写真をフォトショップで反転して仕上がり予想図を↓。

yatsu2_080303.jpg


現像ムラ、というのは特に見あたりませんが、やっぱり手繰りが下手くそなんでしょう、擦傷はかなり付きました。
フィルムを押し切りカッターで切る、という乱暴なことをやってるので、もしかしたらそういう課程で傷が付いた可能性もなくはないですが、でもまぁおそらく現像液中での擦傷でしょう。
難しいなぁ。多少ムラが出ても1枚づつやった方が無難だろうか。

4×5の面積2.6倍というこのフィルム、ちゃんと撮れば相当な情報量を込められる。どこまで引き伸ばせるのか、やってみたい気もしますが、こんなフィルムが載る引伸し機は僕の家にはないので、ベタ焼きでプリントすることになります。
ベタ焼きすれば、文字通りそのまま八切のプリントになるわけですが、たかが八切のプリントで解像感とか、そういう方向の勝負をしても仕方ないわけで、そうなるとあとは250mmという焦点距離を生かした撮影を考えるべきでしょうね。
250mmが準広角って、いやー、未知の世界ですから。

・・・・・

大木さん、どうもありがとうございました。
一応ちゃんと写ってますよ。




  1. 2008/03/03(月) 01:43:11|
  2. 暗室
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10

暗室公開

080225darlroom.jpg


自宅暗室にて一人写真展開催中(笑)。
あ、一人でない写真展は→こちら。今日からです。よろしくー。

暗室、最近ようやく快適に機能しはじめました。今日もホームセンターで材料買って棚を増やしたり机を補強したりと、ちびちび改良は続けていますが、もうそろそろ手を入れなくても大丈夫そうです。
三畳しかない狭い暗室ですが、無理すれば半切まで焼けます(無理すればね)。
まぁ、大四切あたりまでが快適に焼ける限界かなぁ。

職場から暗室が消えたのは悲しいことですが、そのおかげで(というか何というか)譲り受けたものがたくさんあるので、僕の暗室は充実しました。
引き伸ばしレンズ、今までは35mmネガは50mm、6×6ネガは75mm、と標準レンズばかり使ってましたが、銀治さんに薦められて長めのレンズを試用してます。35mmネガに80mmを使ったり、6×6に105mmを使ってみたり。

定着液と水洗促進剤をイルフォードに変えました。最初は処理時間の短さにびっくりしましたが、どうやら問題ないようで。
定着1分、予備水洗5分、水洗促進剤10分、水洗5分、ですからねー。ほんとにこれで変色しないのか?
ビビリの僕は定着2分やってますけどね、念のため。

080225darkroom2.jpg


冒頭の写真の向きと逆の壁(↑)には、懐かしいでしょ。[オーサカセブン] の看板が。
その下の右は藤崎健太郎君にもらったプリント。
タオル干しの上はパリコさんの写真。最近撮った、一番お気に入りの人物写真です(→これ)。


  1. 2008/02/05(火) 00:38:33|
  2. 暗室
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:15

戦利品

2220943038_26b4caa30a.jpg


職場の大引越しが始まった。
暗室を潰すついでに作業室の壁をブチ抜いてワンフロアにしてしまおうという計画である。
職場から暗室が消えるのは寂しい。営業写真館ですらもう暗室が必要ない時代なのだ。

僕が入社した頃(14年前)は証明写真(モノクロ)も全部暗室で焼いていた。
入社1年目の僕の仕事は、4×5のフィルムを全暗の暗室で半分に切って証明写真用のシートフィルムを作ること、それを専用のホルダーに詰めること、撮影後のフィルムを現像機に流すこと、その現像機の濃度テストを毎日すること、だった。

何ヶ月かたつと証明写真のプリントを覚え始めた。最初は助手から。
テストもせずにネガを見ただけで露光秒数を決め、美しいスキントーンを作るAさんの仕事に惚れ惚れし、盗もうとするが、セーフライト下で濃度を判断することすらままならない。
テストプリントをしては暗室外に出て濃度チェックをする僕に、「こんなもん、いちいち外へ出んでもわかるやろが」とAさんは怒ったが、あれから14年たっても、セーフライトだけで濃度や調子を判断することなんて僕には出来ない。

暗室にはAさん(僕より十数歳上)と、もう一人、主(ヌシ)のようなSさんがいる。僕が入ったころで六十代半ば。今はとうとう八十歳。現役のカメラマンで、学校の修学旅行の仕事にもひとシーズンに何回も出かけていくツワモノだったが、去年、大病をしてめっきり弱々しくなった。フィルム撮影(学校関係の仕事ではまだ半分フィルムである)した分のベタ焼きを暗室で焼いてくれるのだが、体調思わしくなく、証明写真が全部デジタル化している(とっくに)こともあり、とうとう暗室撤去ということになった。

証明写真を暗室で焼いていた頃は、仕事が終わってから夜、暗室を借りて自分の写真を焼いた。自分用のゲッコールのタンクを置いていた。
引き伸ばしレンズを交換したりして、元の場所に戻し忘れたときには、翌朝Sさんのカミナリが落ちた。
今では怖かったSさんもすっかり好々爺になり、最近入った若いスタッフに「昔はSさん怖かったんやで」と言っても信じてもらえないのだが。

暗室がなくなるのも時代の趨勢。Sさんの体調のこともあるし、Aさんも数年前にすでに会社を去っている。仕方がない。
社員四十数名の中で、自分でモノクロプリントをしている人間自体、僕の知る限り、僕一人である。

・・・と、いうことは、廃棄する暗室備品、全部僕が貰い放題、ということだ(笑)

今後使うかどうかもわからない135mmの引き伸ばしレンズ(4×5用)とかも、一応戴いておこう。
バットも半切のものを何枚か。ホーローのバットなんか売ってるの見たことないなぁ。
ステンレスのメスカップ、買うと高いんだぞー。
印画紙も、使用期限内のものはありがたく頂戴する。まぁ、RCペーパーばっかりなので、ベタ焼き用にしようかと思っている。

しかし何と言っても戦利品はピークのフォーカススコープ! 
昔はLPLとかの安物を使っていたんだけど、ナダール仲間のハチさんにピークのものを借りてから、余りの見やすさに「うう、もうLPLには戻れない・・・借りているこのピークを借りパチする方法はないものか。ハチさん、忘れないかな・・・」などと不埒なことを考えていた矢先だった。
不埒な僕でも神様は助けてくださる。
ハチさん、ちゃんとお返ししますからね(ははは)。

いろいろ貰って帰るのはいいが、自宅の狭い暗室(3畳)に、ちゃんと収まるんだろうか。ちょっと不安。






  1. 2008/01/28(月) 20:17:46|
  2. 暗室
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:6

外堀が埋まってきた?

080120chari.jpg


シュレ子が「ヨドバシにスポッティングの染料買いに行ったら、筆は売ってるのに染料は生産中止っていうんですよー。信じられへん。カマさん手に入りませんか」と困っているので、そんなわけはないだろう、とナニワの卸部に問い合わせてみたが、やっぱりコダックのものも、レタッチ・メソッズ社のものも、両方もうないという。

いくらデジタルプリントがすでに主流とはいえ、銀塩プリントが滅んだわけじゃなし、せめてコダックくらい作り続けてくれなきゃ。本当に困る。
これからみんな何で銀塩プリントのスポッティングするんでしょう? 昔みたいに墨汁? 今さら墨汁は嫌だなぁ。
僕も自分のレタッチ・メソッズ社のものをちょうど使い切ったところだったので、さてどうしようかと途方に暮れる。

あ、ちなみにスポッティングとはネガ上のホコリが引き伸ばしで印画紙に写ってしまったのを、筆と染料(昔は墨汁)で穴埋めする作業のこと。デジタルなら修復ツールやスタンプツールで簡単だけど、銀塩プリントは細筆で丹念に埋めていくしかない。

修整用染料の他に代用になるものははないかと、まずは製図用インクで実験してみる。しかし印画紙表面にポツンと乗ったまま、なかなか染みこんでくれない。そのままの濃度では染みこまず、薄めたら薄めたで力不足。
染料を梅皿の上で乾かして固状にしてから水を適量加えて濃度調節、というのが慣れた方法なんだけど、製図用インクは一度乾かすと、水でちゃんと均一に戻ってくれない。使えなくはないが、ちょっと難しい。顔料だからなぁ。
細い丸ペンか何かを使って点描してみるか。濃淡調節が難しそう・・・。

と、悩むうち、ナニワから朗報が。「近代インターナショナルが発売しているものが1種類だけ残ってました」とのこと。
1ビン45ml入りで3500円もするけど、背に腹は変えられない。とりあえずシュレ子と半分わけすることにした。
22.5mlで1750円? 余計に高く感じるのは何故だ(笑)

・・・・・・

印画紙や薬品の種類が減ったり値段が上がったり、こういう地味だけど必要なアイテムが秘かに廃番になっていたり、じわじわ外堀を埋められつつある銀塩プリント。
僕の職場からも、来月とうとう暗室が消えます。フジの6×9の伸ばし機とかあるんだけど、廃棄かな。もったいない。うちはラッキーがあるからもう置けないし。

型番を調べようとフジのHPを見たら、なんと引伸し機も全機種生産完了だって。思ってるより堀が埋まるスピードは速いぞ。

・・・・・・

暗室の主、Sさんから記念に? フジの引き伸ばしレンズ90mmと105mmをもらう。
いよいよ取り壊しになったらステンレスのメスカップとか半切のバットとかももらって帰ろっと。 

営業写真館から暗室が消えるとは。
すでに新聞社にすら暗室のない時代だ。しかたないな。

・・・・・・

[追記]
フジの引伸し機は全機種LPLのOEMなんだそうな。
本家LPLはまだ生産してるし、ラッキーも機種を減らしたもののまだ残ってる。
頑張っていただきたい。





  1. 2008/01/20(日) 00:28:19|
  2. 暗室
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

忙しい日々

haruka071125jpg.jpg


今までモノクロのプリントは単号紙ばかり使ってきて、実は多階調のものを一度も使ったことがなかった。
しかし昨今の印画紙の相次ぐディスコンで選択肢が狭まり、じゃあ多階調というものを使ってみるか、ということに。
マルチグレード用フィルターを持っていないので買わなきゃいけないんだけど、さてどこのものを買うべきか。まぁ実際の話、フジとイルフォードしか選択肢はないわけですが。

結局悩んだ末、フジではなくイルフォードのものを購入。理由は、中身はほとんど同じものという情報をさるサイトから得たこと、そして、ヨドバシに枠なしのペラセットがイルフォードのものしかなかったこと、最後に、やっぱりイルフォードの方が箱がかっこいいこと(笑)。

ところが、うちの引き伸ばし機はラッキーの90M-Sなんだけど、フィルターポケットの寸法をちゃんと覚えていかなかったもんだから、イルフォードの小さいサイズのものがちゃんと乗らない。乗らないことはないが、危うい。すぐ落ちそう。

仕方がないので、ペラフィルターに厚紙で枠を付けることにした。
フィルターポケットの方に「受け」を作ってやれば工作は一回で済むし、最初はそうしようと思ったのだけれど、ペラのままだと落としたりなくしたり折ったりしそうなので、多少面倒だけど12枚のフィルター全部に枠を付けることに。

今、仕事が年中で一番忙しい時期で、毎日家へ帰るのが11時を過ぎる。
毎年この時期は忙しいわけで、馬車馬のように働くんだけど、忙しいときほど「仕事だけ」で一日が終わってしまうのが悔しく、なんかより忙しいことをしたくなるんですね。

で、結局夜中の3時半くらいまでフィルター枠を工作で作っていたり。
さすがに眠すぎ。

あと1ヶ月はバカみたいに忙しい日が続きます。すでにバテ気味です。
愚痴っても仕方がない。頑張ろっと。

・・・・・・・

今日になって気がついたこと。
こらイルフォード! 00番のフィルターがなくて、代わりに1番が2枚も入っとるやないかー!
もう切って枠つけてしまったので返品出来ないなぁ。
ま、いいか。00番なんて使わない・・・ことにしよう。


・・・・・・・

大岡昇平のモーツァルト記事を読んで、久しぶりにトスカニーニのモーツァルトをiPodに入れてみる。
iPod nano、2GBの半端な容量のものを買ったことが悔やまれる。すぐに一杯。モーツァルトのためにブリリアント・コーナーズとスミスを消す。
トスカニーニのカミソリ・モーツァルト、5年ぶりくらいに聴く。朝の通勤電車で40番の第1楽章「断罪シーン」(と僕が勝手に名付けている終盤の部分)に震え、帰りの電車でジュピターの爆走第4楽章に歓喜する。
忘れていたなぁ、この快感。
トスカニーニ、Bravo!








  1. 2007/11/25(日) 22:44:33|
  2. 暗室
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
次のページ