OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

重石

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かれこれ6年近く前のモノクロ写真をプリントする。僕にいくらか写真的才気のようなものがあるとすれば、それが今までで一番発揮されていたであろう頃の写真である。他人の才気を羨むのはさもしいが、過去の自分を羨むというのもどんなものか(苦笑)。
まぁ一生同じテンションで写真を撮れる人もいないし、言い訳でもなんでもなく、ある時期のように撮れなくなって、そこからそれでも撮っていく「それから」が問われるのも写真であると思っている。
だから6年前の自分を妬みはしないが、やはり多少は眩しく感じる。いい写真撮ってるなぁ、カマウチ。

大阪・鶴橋の写真フレームとマットの店「金丸真」の店頭にある(らしい。まだ行ったことないのです)「一畳ギャラリー」に、6月中、カマウチの写真を展示していただけるというので、普段マット&額装をあまりしたことのないもんだからちょっと悩み、写真に「正装」させるなら、逆に過去の制作物の方がいいだろう、という僕なりの結論に達したのです。
プリントしたのは『35℃』のシリーズとその周辺からの6点。
自家現像とプリントをやめていたころのものなので、フィルムはXP2。粒状のなめらかな良いフィルムだけれど、カラー現像方式なのでフィルム上の粒子は銀ではなく色素である。経年変化でコントラストが落ちていく。いままでちゃんとプリントしたことがなかったので、ネガがヘタらないうちにプリントにしておこうと考えたのもこのシリーズから選んだ要因。

プレス機なんか持ってないのでいつもはバライタ紙のカーリングを伸ばすのに粘着付き裏打ちボードに貼って展示してるのですが、フレーム&マット屋さんだけに、それもなんだかなぁと。
で、今、重石かけてプリントの彎曲を伸ばしてる最中です(上の写真)。





  1. 2010/05/12(水) 23:09:37|
  2. 暗室
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暗室です

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○狭いです。3畳に全部突っ込んでます。
○引伸ばし機はラッキー90M-S。

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○四切のバットを3枚置けます。右のシンクに大四切のバットがちょうどハマるので、そこで水洗します。
○シンク、すでに錆びてる。金を出せば防蝕素材のもので出来るんだろうけど、そんなの買えないし。
○床だけは頑張って防蝕素材にしました。リノリウム。理科室の床みたいなやつ。

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○壁にD-76の現像時間表。ブローニーの裏紙に書いてあるのは定着液の交換の目安にするための現像本数メモ。書くの忘れがちですが。
○印画紙フラットニングの機械なんぞないので、ネガ入れにしている印画紙の箱を積んで薬品を重石に。

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○やっぱり暗室っていえば白衣でしょ(笑)
○間違って体が当たって電気ついたりしないように電灯スイッチにはキャビネ印画紙の箱でカバーを。

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○セーフランプはイルフォードの多階調用を天井バウンス。
○プリント、ネガを干すための突っ張り棒と針金。

・・・・・・

狭いけど、狭いだけに、冬はすぐに小さい電気ヒーターで部屋が暖まります。
ただし、夏は地獄。冷房設備ないので、首と脇にアイスノンをくくりつけて作業します。

  1. 2009/02/24(火) 00:33:49|
  2. 暗室
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イルフォードRCサテン/他

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http://www.flickr.com/photos/kamauchi/3253640416/


キャビネ判のモノクロをプリントする必要があったのでヨドバシへ印画紙を買いに行く。
今月、写真集をたて続けに買ったのでお金がない。キャビネ判の250枚入りを買った方がはるかに得なのはわかっていても、財布と相談して大キャビネ100枚入りを選ばざるを得ない。切ない話である。

買って帰って暗室の印画紙棚に置こうとしたら、前に買った使いさしの同じ印画紙が奥から出てきた。涙。えーん。ぼくの3800えんをかえせー。ぼかすか。
無理にカワイコぶってみても金は返って来ない。余計に切ない。
(まぁ別に今後使えばいいんだから、無駄なものを買ったわけではないのだが)

イルフォードのRCサテン。RCペーパーの中では一番好きな印画紙だ。
以前イルフォードと中外のゴタゴタのとき、もうこれが手に入らなくなるのではないかと本気で心配したが、なんとかしばらく大丈夫そう。
しかしRCペーパーって、ほんとに楽ですね。
非硬膜の定着液を使えば水洗は数分でオッケーだし。ほんと、天ぷらでも揚げるかのようにホイホイとプリントが進む。

プリントしたあと、フリッカーにアップするために同じネガをスキャンする。
印画紙でやった濃度調整を、フォトショップ上でもう一回再現する。
以前は暗室でやるよりフォトショップの方が簡単だと思っていたが、同じ写真を続けて調整してみたら、プリントに合わせようとしてもどうしても合わない。別物なんだから当たり前なんだけど。
サテンのマットな質感にとらわれすぎていたのかもしれない。フォトショップは質感までは表現できないからなぁ。
(↑上の写真は、それでも一応がんばってみた結果)

・・・・・・

フランク・ホーヴァット『写真の真実』(トレヴィル)再読。
クーデルカ、サラ・ムーン、ジャンルー・シーフ、ヘルムート・ニュートン、ドアノー、濱谷浩、ウィトキン等、14人の写真家へのインタヴュー集。
再読、といいつつ、実は前に読んだときにはクーデルカとサラ・ムーンの章しか読んでなかった。
ジャンルー・シーフの章が面白かった。あまり真面目に彼の写真見たことなかったけど、食わず嫌いはいけませんね。

ジャンルー・シーフの言葉より引用。

「僕は完全に表面的だ。自分でも承知している。でも、こうした浅薄さは非常に真摯なものであり得るし、物事の深刻さに対抗する手段になり得る、羞恥心の一形態である、と信じているよ。」

「根本的なことはモデルに対して一つの視点を持つことだよ。悪いポートレイトとは人が判断を下さない人物の写真だ。ポートレイトは、いずれにしても、一つの判断なんだ。」

「この瞬間があった、この瞬間は貴重であった、この瞬間はこの映像を撮った僕によって貴重なものとして感じられた。我々が言いたいのはこのことなんだ。」

当たり前っちゃ当たり前のことを言ってるのかもしれないが、なんか言い回しが素敵(翻訳ですが 笑)。

・・・・・・

ナダール・オーナー林和美氏の『写真生活手帖』(ピエ・ブックス)読む。
ナダール周辺のおなじみの方々の写真が満載。楽しい。
ていうか、林さん、僕も誘ってよ(笑)



  1. 2009/02/05(木) 20:00:23|
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舞台裏の苦労なんか書くんじゃねぇよ! とは思いつつも書かずにおれません。

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うちの暗室には液温度を計る温度計はもちろんあるけれど、室温計はない。
だから実際何度になってるのかはわからないのだが、3畳の狭い暗室でずっと作業をしていると、体感的には40度を越えている感じ。
クーラーなんかもちろんない。扇風機? 置く場所がない。

水道水が30度越えてるので、まずは保冷剤を大量にブチ込んで20度以下の水を作るところから作業が始まる。
枕型のアイスノンをタオルに巻いて首の後ろに縛り付けて作業をする。ものの15分でグンニャリしてきた。嘘みたいな暑さである。

『沈降速度』のためのプリントを焼く。
今日、本当に久々の休みだったので(前にいつ休んだか忘れたくらいだ)、ヨドバシに印画紙を買いに行った。
噂には聞いていたがイルフォードが軒並み値上げ。
イルフォードの印画紙がオリエンタルの印画紙と同じサイバーグラフィックス社の取り扱いになったので、実は恐れているのはイルフォードの値上げよりもオリエンタルの統合消滅なのだが、実際ヨドバシの棚からオリエンタルの印画紙がめっきり減っている。まさかね? 嫌だよ、サイバーグラフィックスさん。やめてよね。

経済的事情により、最小限の印画紙しか買えず(涙)。
展示用と予備1枚、1カットにつき2枚だけ焼くことにする。
前回の『ガチンコ』はプリントへの評判が悪かったので(何度も言い訳するが、あれは短期決戦のスピード感を出すためにあえてRCペーパーで乱暴に焼いたんだよ、諸兄)、今回は渾身のプリントで! ・・・と思いつつ、あまりの暑さに気を失いそうになる。
手元に置いたコーラのペットボトルは、水分補給というより気付け薬だ。

結局予定していたカット数の半分しか焼けず。
このペースだとあと2回は暗室に入らなければならない。

次はアイスノン3個で行くか。
首の後ろと脇の下、かな。

・・・・・・

ところで、30度超の水温で水洗してますが、非硬膜定着液、大丈夫ですかね?
どなたか詳しい方、教えて下さい。


『沈降速度』web site こちら




  1. 2008/08/15(金) 01:04:39|
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『ガチンコ』に向けて撮影&プリント中!

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ちょっとまごさんにプレッシャーかけてみようかな、なんて(笑
プリント第一陣。
干し場がないので今日はこれで終わり。

今回はちょっといつもと違うこと尽くしです。いつもと違うカメラ、いつもと違うフィルム、いつもと違う印画紙。
撮り方も変えてます。意外とベタなカットが多いです。ベタ、というか何というか、撮る前に色々理屈を考えるのはやめようと思って、とにかく自分の指がシャッターを押したくなる勢い、というか、そういうのを重視しているんです。なのでなんともベタで俗っぽい写真も撮れたりします。

ふだん抑制しているけれど、ちょっと枷のかけかたを変えると、俺ってこういうベタベタな写真を撮るんだなぁと。まぁ、なんて凡庸な男なんでしょう(笑
しかし、そのベタさ加減が自分で面白かったりもして。
そんなことを面白がっていていいのかカマウチ。
一体どうなるんだろう、この展示。

最終30枚くらい選ぼうと思っているので、とにかくガンガン焼いてみようかな。

久々にRCペーパーに焼いてますが、う~ん、なんて楽チンなんだ w
今回はプリントの質感とか、そういうのじゃなくて、プリント作業自体にも「勢い」ってやつを持ち込んでみたくて、あえてRCペーパーの単号紙を使ってます。フィルターの種類で悩んだり、今回はそういう時間も省略してしまう。2号で焼けない画は焼かない、って感じの乱暴さで、このまま行ってみようと思います。

あ、かなり手の内明かしちゃったかな。

・・・・・・

ギャラリーmaggot 『le modele』5/18まで(開催中)

ギャラリーmaggot 『ガチンコ』5/20 - 5/31

・・・・・・

(注)『ガチンコ』の会期が5/31までに延長になりました。


  1. 2008/05/10(土) 01:12:31|
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ちょいと天使が

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多分遠からず、銀塩は滅ぶ。
いや、あたしらの生きてるうちはきっと大丈夫ですよ、と某GギャラリーのマネージャーK氏は言うが、これから煙草以上の曲線を描いて値段は上昇するに違いない。

金持ちの趣味としてしか感材を買えない、ということになれば、もう金持ちではない僕にしたら滅んだも同然だ。
35mmフィルムが1本5000円になっても、あなたはフィルムを買えますか?
僕には無理。そうなったらライカもブロニカも処分してデジタルに行きますよ。ええ。

そういう銀塩の終りがけに、八切暗箱という途方もなく面白いものを手に入れてしまったんだけれども。

8×10のTXPはとりあえず販売続行されるようだが、まぁもう何年も保つまい。
ローライR3フィルム(現像液によって感度が自由に可変)で8×10が出ないかなぁ、とは前述K氏の言。たしかに。感度可変なら便利だなぁ。

フィルムの先行きは不安でも、それでも終わりに間に合ったことには感謝しなければいけない。僕は写真の神様にちゃんと愛されている。

神様、まで言うと大袈裟かもしれないが、今日はちょっと「天使」程度の僥倖があった。

先日、上記のような会話をしながら、某Gギャラリーの暗室で、マネージャーK氏を暗箱で撮らせてもらった。例の一発勝負写真の、最後のモデルさん。
で、現像はその晩のうちに済ませてあったのだが、まだプリントはしていなかった。
最近仕事が忙しく、今日なんかも家に帰り着いたのが11時半をまわっていた。ここ数日、ろくにヒナコの顔も見てない。体もクタクタ。
はやくひっくり返って寝たい、とは思いつつ、K氏の写真もプリントしたい。

悩んだけど、結局焼いてみることにした。
四切バットを適当に並べ、液を張る。蛇口から適当に湯と水を出すと水温は25度になった。イルフォードの現像液を1:9(かなり適当)に割ってバットに注ぐ。ま、バットで冷めて22~23度くらいになってるだろう。
オリエンタルの大四切・多階調バライタを二つに切る。箱の中に前に使った残りのテスト用切れ端が1枚だけ入っていたので、それを使ってテスト露光をする。
伸ばし機には前に何か焼いたときから付けっぱなしの80mmレンズが付いている。
フィルターボックスに何番のフィルターが入っているのかも未確認。
絞りがいくつかも確認せずに、時間もきわめて適当に10秒。
現像液に沈める。

1分過ぎたあたりの濃度で、お、適当に放り込んだ割にはいい線かも、と思う。
2分浸けて、停止液に移す。30秒口で数えて定着に移し、すぐに電気を付ける。

うわお! ドンピシャ!

なんとそこには、ほぼ完璧な、思い通りの濃度の印画紙片が!
美しいトーンのマネージャーK氏が定着液の中に。

液温もいい加減、フィルターも未確認(あとで見たら2号だった)、絞りも未確認(あとで見たらF8だった)、時間はとりあえず切りよく10秒。
何もかも「テキトー」にやったテストピースが、なぜかほぼ完璧な濃度でそこにあった。

もうこれでいいんじゃないの?
そのまま、さっき切った印画紙を、2枚続けて10秒づつ露光し、順に現像液に2分づつ。あとは機械的に次の液に送っていくだけ。
二枚目を定着液に沈めた時に、電気をつけて一応確認する。
やっぱり問題なし。焼き込み・覆い焼きもまったく不要。

水洗バットの中には印画紙2枚とテストピース1片だけ。他にゴミも出ない(笑)。
予備水洗5分、QW10分、水洗5分の、計20分の水洗時間を入れても、なんと40分くらいでプリントができてしまった。
最初にバットを出して並べた時からの時間で、である。
QWに浸けてるあいだにバットを洗い、片づけも完了。
こんなスピードでプリント終わったことなんか、本当に初めてだ。

これを天使と呼ばずして、って感じですよ。

いやー、いい写真出来ましたよ、Kさん。期待して下さいね!

・・・・・・

というわけで、皆様、この写真も含めて、大判一発勝負写真、ギャラリーmaggotの『le modele』に見に来てください。
最初密着プリントをスキャンして大きくインクジェットで、と思ってたんですが、せっかくの銀塩感が削げそうなので、やっぱり密着プリントで展示しようかな、と今は考えてます。
5/7(水)~5/18(日)ですからね。皆さんお忘れなく!


  1. 2008/04/28(月) 01:34:16|
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イルフォード、ひとまず安心?

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確定情報ではないけれど、イルフォードBW製品の輸入はサイバーグラフィックス社(倒産したオリエンタル写真工業を引き継いだ会社です)に移るようですね。まずは一安心でしょうか。

僕はむしろオリエンタル・ブランドの印画紙が心配だなぁ。イルフォードがあるからもういいか、なんて販売中止されたりしないよねぇ。それは困るよ。

中外写真薬品が製造委託されていた薬品系は向こうからの直輸入になるので値上げが心配ですが、皆さん本気で憂慮しているのはハイパムフィクサーだけなんじゃないかと(笑)
酸性迅速・非硬膜定着液はオリエンタルからも、エヌ・エヌ・シーからも発売されてますので、そっちを買いましょう。

・・・・・・

非硬膜の定着液って、一度使うとやめられませんね。
定着時間はバライタ印画紙でも1分。水洗時間は予備5分、水洗促進剤10分、最終水洗5分。
今までのフジの定着液だと30~40分は水洗しないと安心できなかったのに、貧乏所帯には水道代の面で本当に助かります。

フィルム現像のときは20℃に調整した水をタンク容量の10倍ほど作っておいて、注いで攪拌して捨てる、注いで攪拌して捨てる、を10回繰り返せば水洗OK。
水道代もそうですが、何より水温を安定させられるのが一番の安心です。冬場の水洗って、水温低いので、どれだけ時間延長すれば大丈夫なのか不安なんですよね。
(グレイスの兒嶋さんに聞いたら冬場は通常の3倍くらい水洗時間が必要、とのこと。QW使っても20分くらい水洗しなくちゃいけないってことですね)

・・・・・・

とりあえず、ハイパムフクサーが、少なくとも当分の間手に入らなくなるので(実際ヨドバシ梅田はすでに在庫なし)、エヌ・エヌ・シーの定着液を20リットル分確保しました。
水洗促進剤はイルフォードのがヨドバシに4つだけ残っていたので買い占め。

(ところでイルフォードの水洗促進剤とフジのQWって、性能的に同じなんですかね? 色とか全然違うけど。どなたか御存知の方、教えて下さい)


・・・・・・

[追記]
お、サイバーグラフィックス社のイルフォードBW製品取り扱い、正式に出ましたね。
http://www.ilfordphoto.jp/press/press20080301.pdf






  1. 2008/03/07(金) 01:20:29|
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お願いします

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中外写真薬品がイルフォードのBW製品の販売を降りるそうだ。
http://www.chugai-photo.co.jp/

定着液をイルフォード・ハイパムフィクサーに替えてその便利さに唸ってからわずか数ヶ月。印画紙もニューシーガルからイルフォードに替えようかと思ってた矢先。
次の販売店は見つかるのか? ケンコーあたりがやってくれないだろうか。
ともかく、少なくとも当分の間、印画紙も薬品も手に入らないと考えた方が良さそうだ。

最近ポラロイドフィルムの販売終了がアナウンスされたばかり。まぁ、ポラロイドは僕はお世話になってないので個人的な痛手はないが、しかしこうやって銀塩写真文化の首が絞められていくのは、なんとも寒々しい思いである。

企業も慈善事業じゃないのだから、儲けのない商品をいつまでも作ってくれ、というのも無理な話。ナダールの橋本氏と話していて、「ポラ・フィルム存続のための署名を頼まれたんですが、それってポラロイド社の社員に首くくれって言ってるのと、もしかして同じなのかなぁと思って、簡単に署名できませんでした」
そうだよなぁ。

MACOがアグファの工場を買い取ったように、大日本印刷がコニカミノルタのフィルムを引き受けたように、ちょっと昔なら、オリムピック釣具がマミヤを倒産から救ったように。
どこか侠気のあるメーカーさん、白黒写真文化存続のために手助けをしてはくれまいか。

富士フイルムさん、頑張ってどんどん他業種で儲けてください。
で、ちょっぴりその利益の余剰を、白黒写真へ回してください。利益なくても、お願いですから銀塩感剤製造をやめないでください。
ついでに、非硬膜定着液作ってください(切実)。

もうどこでもいいよ。何の業種でもいいから儲けてる会社の取締役の皆さん。
侠気ってのはこういうときに使うもんだぜ!




  1. 2008/03/04(火) 15:38:14|
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で、プリントしてみた。

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すみません毎日この話題で(笑

ベタ焼きしかできないなんてもったいない。伸ばしてみたいなぁ。

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次は誰撮ろうかな w


  1. 2008/03/04(火) 02:01:58|
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撮ってみた。現像してみた。

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昨晩一時間かけて切ったフィルム、今日2枚だけ撮ってみました。
まずは小手調べで鏡越しに自分撮り。
で、ギャラリーmaggotにカメラ担ぎ込んでオーナー大木さんを1枚。

木製の暗箱って、正直あまり期待してなかったんですが、各部のロックもちゃんとしてるし、ホルダーの操作感もけっこうスムーズだし、ピントグラスもちゃんと見やすい。
これ、けっこういいカメラなんじゃないか?

夜、暗室で皿現像。
一枚づつやろうかと思ってたんだけど、職場の先輩が「複数枚でやった方がムラができにくい」と教えてくれたので、今回は2枚同時に入れて繰りながら連続攪拌しました。
TX320、この方法だとデータシートによれば1対1で20℃9分。下手くそが皿現像やると手の温度で液温がすぐ上がりそうなので、もう少し短く切り上げるべきか、とも思ったのですが、濃く出るなら濃く出る出方のデータもとってやれ、とそのまま9分。

ちなみに僕は暗室タイマーは使わずにリンゴ型のキッチンタイマーを使っているので、いったん全暗にしたら残り時間が見えません。
まず水で前浴させてから現像液のバットにフィルムを沈め、キッチンタイマーをオン。
ここでハタと気がついたのですが、キッチンタイマーを押し損ねるとか、トラブルでスタートしないとか、そんなことが起きたらどうするのか???

口で1、2,3,と数えるべきか? 九分間も? そりゃ無理だー。

幸いタイマーはきちんと作動しており、ピピピと鳴ってくれましたが、今後のために対策を考えないと。

で、写ってましたよ、ちゃんと。
やはり手の温度のせいか若干現像過多っぽいですが。

上の写真をフォトショップで反転して仕上がり予想図を↓。

yatsu2_080303.jpg


現像ムラ、というのは特に見あたりませんが、やっぱり手繰りが下手くそなんでしょう、擦傷はかなり付きました。
フィルムを押し切りカッターで切る、という乱暴なことをやってるので、もしかしたらそういう課程で傷が付いた可能性もなくはないですが、でもまぁおそらく現像液中での擦傷でしょう。
難しいなぁ。多少ムラが出ても1枚づつやった方が無難だろうか。

4×5の面積2.6倍というこのフィルム、ちゃんと撮れば相当な情報量を込められる。どこまで引き伸ばせるのか、やってみたい気もしますが、こんなフィルムが載る引伸し機は僕の家にはないので、ベタ焼きでプリントすることになります。
ベタ焼きすれば、文字通りそのまま八切のプリントになるわけですが、たかが八切のプリントで解像感とか、そういう方向の勝負をしても仕方ないわけで、そうなるとあとは250mmという焦点距離を生かした撮影を考えるべきでしょうね。
250mmが準広角って、いやー、未知の世界ですから。

・・・・・

大木さん、どうもありがとうございました。
一応ちゃんと写ってますよ。




  1. 2008/03/03(月) 01:43:11|
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