OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

鬼平/ペンタックス

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思い出したように『鬼平犯科帳』(池波正太郎)など引っぱり出してきて読む。
全二十何巻の文庫を一揃え全部持っていて、一度は全部通読し、もう1回一から読み直そうとして途中でやめたはず。

『鬼平』は面白い。本当に面白い。
しかし、最初はけっこう世界に入るのに苦労をした。池波正太郎という人の文章は、これはこれで名文といっていいのだろうが、最初はひどく戸惑う。文節の切り方や不思議な括弧(   )[   ]の使い方、行替えの作法などが独特すぎて、すんなり没入できないのだ。
池澤夏樹もどこかで書いていた。あの文体の癖が気になって入れない、と。

ところがね、池澤さん、いったん入ってしまうと、たまらんのですよ。
これは大島弓子等の少女漫画にも言えることですね。男の読者にはあの絵柄が関所のようなもので、あれが許容できた者にはすばらしい眺望が拓けるが、あの絵柄につまづいてしまうと、もう駄目なのだ。

<久々の『鬼平』、今読むと、昔かなり気になった文章の癖が
(あれ、こんなもんだったかな)
と、その程度にしか思えなくなってい、ほんの少し手慰み程度に考えていた[鬼平]を、いつの間にか
(あっ)
と思うまもなく一巻読了していたものである。>


下手くそに池波文体を真似てみた。
似てないって? いやー、真似するとなると難しい(笑)
せっかく1卷読み終えたので、飽きるまで続けて読んでみよう。

・・・・・・

今日のカメラはペンタックスSPFにタクマー55/1.8。
その昔、古道具屋で2600円(!)で買ったものだ。
ちょっと今までと撮り方を変えてみようと思って、安直にまずカメラを替えてみた。
効果があるかどうかはもうしばらくたってのお楽しみということで。
  1. 2006/08/31(木) 01:16:19|
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残暑お見舞い申し上げます

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あんまり暑いと、余計に暑苦しいことしたくなりますね。
大きな画像でもどうぞ → http://fotologue.jp/kamauchi#/571707/1176185
というわけでFotologue最後のアップになります。みなさんお世話になりました。

・・・・・

今日は夜、仕事でヨドバシへ行って、職場に戻ろうと駅を下りた途端に嵐のような大雨。屋根のある下に立ってても飛沫で全身濡れるくらいのダダ降りでした。思わずライカ出して飛沫とか路面とか撮ってたんですが、カメラも濡れてきたので断念。
帰りの電車は、甲子園の駅から、中止になったプロ野球観戦集団がビタ濡れのまま大挙車内に押し寄せ、せっかく乾いた服がまたビシャビシャ。雨に降られるのは別にいいけど、他人の服とか髪からもらった水分で濡れるって、すげー不快(泣)
寄るな、貴様ら!

・・・・・・

さぁて、フォトログやめてどうするかなぁ、と雨宿りしながら考えてたんですが、水飛沫を観察しながら、ちょっと閃いたことがあります。
ふふふ。いいかもね。
皆さんにはまだ秘密です(笑)
とりあえず[OSAKASEVEN]http://www.slash-design.com/osakaseven/が終わってからね。
  1. 2006/08/29(火) 23:07:34|
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日々

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いつもの病院への行きがけに、あちこち足を止めながら写真を撮っていた。
もう1ヶ月くらい毎日同じ道を歩いているのでいいかげん撮るものも尽きてるはずなのだが、何回、何十回とシャッターを押してしまうものがある。電柱にもたれかかって日に日に枯れていく花とか。自転車にからまる草とか。撮ってどうするというものでもないのだが。

出勤途中の、いつも会う看護士さんに、いつのまにか追い越されていたらしい。
さっき何か撮ってましたね。
はぁ・・・ええまぁ。
うーん、説明しづらいんだ、こういうの(笑)つまんないもの撮るのが好きなんでー、とか。

みんなー、街で見かけても僕のことは無視するように。

・・・・・・

はーい、あと4名様まで、DM特典付きですよー。
応募はお早く。
[OSAKASEVEN]
www.slash-design.com/osakaseven/
  1. 2006/08/29(火) 00:39:51|
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M4復活/OSAKASEVENのDM送ります

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前々回のこの欄に書いたとおり、革ケースを付けたことで、落下の心配をせずにライカを持ち歩けるようになりました。
今まで[OSAKASEVEN]http://www.slash-design.com/osakaseven/の準備のためずっとニコンを持ち歩いていたのですが、ひとまず構想のものは撮れたし、F2は重いし(笑)、昨日あたりから持ち歩きカメラをライカに戻しています。
やっぱりライカはいいなぁ。僕にとってはライカって、なんといっても軽いし(ニコンやブロニカに比べて、だが)、ピント合わせに神経質にならなくていいし、シャッター音は静かだし、ビッグミニのように手軽に撮れる、理想の常備カメラです。
一眼レフだとここまで気楽に撮れません(気楽すぎて、つい今日駅のトイレで便器にしゃがんでいる自分を鏡ごしに撮ってしまったが・・・どこにアップするんだ、こんな写真。いや、アップしませんけどね 笑)

ただね、革ケースをつけたことで、ボディのサイズが一握り大きくなってしまったのが、ちょっと。ケースの革もまだ新しくて滑るし。まだ慣れませんね。
背面の親指がかかるあたりにゴムのシート買ってきて貼ろうか。卓球のラケットのラバーとかがいいんだけど、けっこう高いんだよな、あれ。うーん。

・・・・・・

[OSAKASEVEN]あと1ヶ月半です。9月に入ったらDMをお送りしようかと思ってます。
ご希望の方、メールを下さい。
前の渋谷『7』展やナダール『ポートレート展』に来て下さった方で、住所がわかっている方には「いらん」と言われてもお送りするつもりですが、住所を知らない人も多いですし、一応メールくださると助かります。
kamaneko@kpb.biglobe.ne.jp
早めにメール下さった方にはちょっと特典があるかも・・・(笑)
  1. 2006/08/27(日) 23:15:34|
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Book of Monochrome 02 アップしました

shureko.jpg


「Book of Monochrome 02」メインサイトのギャラリーにアップしました。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kamauchinet/

vol.03まででまとめるつもりです。あと1回ですね。
気長にお待ち下さい。
  1. 2006/08/25(金) 00:32:24|
  2. 写真
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ライカの革ケース

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ライカの吊り用金具が削れて今にも擦り切れてしまいそうだったので、このままだとまたストラップが外れて第二の落下事件を起こしてしまう(「第一の」落下事件についてはメインサイトの「text」内「ライカ落下日記1~3」http://www7a.biglobe.ne.jp/~kamauchinet/page01.htmlを参照のこと)と思ったので、不本意ながら革ケースを買いました。
このケースを使えば、ケースにストラップを付けるようになっているので、金具の擦り切れ → 落下の心配はありません。ケースはカメラ底部の三脚穴にネジ止めする方式なので、このネジをしっかり締めておかないと落ちますが(笑)

不本意ながら、というのは、やっぱりライカってのはデザイン的に完成してしまっているので、どう考えてもこの革ケースというのは見た目の格好良さを削ぎます。ない方がいいに決まっている。
あと、フィルム交換のたびにケースを外さなければならないというのは、相当うっとーしい。
それから、おそらくライカM4をデザインした人が死ぬほどこだわったであろうグッタペルカ(ボディに貼られた滑り止めの人工皮革)の握り心地が楽しめないということ。
うーん。いずれにせよ無粋だ。無粋きわまりない。
でもね、もう一回落としたら、次はもう修理代出せないよ。前回いくらかかったって? 上記「ライカ落下日記1~3」をご覧下さい。涙なしには読めませんから。

無粋だー、うっとーしいー、などと文句を言っても、それでもこれで落下の恐怖から解放されて思う存分ライカを振り回せるのですから、いいとしましょう。ストラップ大丈夫かな、なんて気持ちの片隅で気にしながらだとやっぱり没入できないですよ、写真に。

それにしてもこんなケースが13000円+税。高ぇ~。
シュレ子に売りつけたEOS-1nのお金を流用。カメラを売ってケースを買う。なんか妙。
ちなみにシュレ子、僕からEOS買った途端に落下させてたが(笑)、大丈夫かな。
  1. 2006/08/24(木) 22:26:57|
  2. カメラ
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"Book of monochrome 02" 編集中

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先日メインサイトhttp://www7a.biglobe.ne.jp/~kamauchinet/のギャラリーにアップした「Book of Monochrome 01」の続き(当然次は「02」です。全3回予定)を編集中。
1年間にわたってFotologueにアップしてきた写真を、ある程度数を絞ってタイトに編集するつもりが、ひとつひとつデータを探す時点で、そのときはボツにした写真が急に良く思えたりで、減ったり増えたり・・・(笑)

その名の通り「フォト + ログ」ですから、当然いろんな来訪者とのやりとりがこれらの写真の裏には交わされていたわけです。その会話部分を全部カットして写真を並べてみたらどんな感じになるのか。
一枚一枚で立ち止まって交わす会話がなくなるわけですから、それぞれの写真の重さは減るけれども、逆にそのスピード感とか(Fotologueは重かったからねぇ)、新しく付与できる部分もあるわけです。

photoshopのファイルブラウザを使って順番を調整しながら何度も見ているんですが、それにしても思うのは、なんとまぁ濃い一年だったんだろう、ということ(笑)
写真を撮る人って、やっぱり不思議な人種ですよね。自分の写真群を見ながらしみじみ思うのですが、1年にわたって克明に記録された自分の精神の、というのが大げさならば、自分の「気分」の記録。我ながらものすごい労力を費やして、何に血道をあげとるのか、なんてちょっと素に戻ってみたり。

まだ編集途中ですが、我ながらものすごく面白い。
もうしばらくお待ち下さい。
  1. 2006/08/23(水) 02:17:35|
  2. 写真
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嘘は真剣に/小説家の雑文

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嘘をつくなら真剣に嘘をつけよTBS。ちゃんと欺すのが礼儀ってもんだ。
もちろん亀田弟の試合のことを言ってるのだが。

いつからこんな茶番になったんだろうな。昔、片岡鶴太郎がセコンドで鬼塚ナントカがタイトルマッチして、誰が見てもボロ負けの判定試合を「勝ち」にねじ曲げたことがあったが(あれもTBSらしいよ)、鶴太郎がダダ泣きしてみっともなく大喜びしているのに当の鬼塚はリング上で「なんで俺?」みたいな顔をしていたのが印象的だった。
ところが翌日のTVに出演した鬼塚は、昨日の「なんで俺?」顔はどこへやら、すっかり「俺がチャンピオンだ恐れ入ったか」顔になっていて、一晩のうちに誰からどういう説得を受けたのかと勘ぐったものだ。

やっぱり具志堅用高が好きだったな。小学生の頃だが、当時15Rの世界戦、いつも壮絶な打ち合いになって瞼を腫らしまくって勝っていた。

いちいち腹たてるなら見るなよ、って?
僕は喧嘩なんかカラキシのひ弱な中年だが、中学生の頃からずっと『がんばれ元気』の愛読者だったし、邦画で一番好きなのは未だに赤井さんの『どついたるねん』だし、なぜか昔からボクシング好きなのだった。だからTVで放送していると、つい見てしまう。
前の亀田兄のタイトルマッチでTBSに抗議の電話が殺到したのは、世間の人がまだ「ボクシングはスポーツだ」とかろうじて思ってくれているからだろうが、しかし今回の弟の「試合」(試合か? あれ)は、みんなが思っていた「かろうじて」の堰を、もうブッ壊してしまったのではないか? いや、もう駄目でしょう。

・・・・・

よしもとばなな『バナタイム』読了。薄~いエッセイ集。

小説は面白いのにエッセイは全然駄目な人がいる。たとえば江國香織。面白い小説書ける人って当然人間も面白そうなのに、この人の雑文は本当につまらない。
逆に本業の小説より雑文系の方が断然面白い人もいる。池澤夏樹とか。池澤夏樹の小説って、まぁ好きなんだけど、凝りすぎというか、たまに疲れるときがある。でも雑文系はいつも絶品。特に昔のサイエンス系のエッセイが好きだな。
文豪クラスになると、坂口安吾とかね。小説下手くそだったもんな~。エッセイはすさまじく面白いのに。

よしもとばななは・・・・まぁ、ものすごく面白くも、全然つまらなくもなかった。2~3篇、面白い文章もあった。奈良さんの話とか、感動さえした。

でも、小説書いてた方がいいね(笑)
  1. 2006/08/21(月) 02:00:37|
  2. 読書狂
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期限切れフィルム、口内炎、タイガース、Flickr

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●口内炎は治らない。痛ぇ~。
チョコラBB、何しとんねん、効かんかい!

●1年くらい期限切れのprovia100を3本使って夜景を撮り歩いた。室温で置いてたしヤバいかなーと思いつつつも使用。現像してみたらやはり相当感度低下起こしていた。どどアンダー連発。せめて昼間使えばよかった・・・・フィルムは期限内に使った方がやはりよろしいようで。

●しかしNewマミヤ6のレンズ、50ミリも75ミリも、惚れ惚れするくらい素晴らしいレンズですね。味はないけど、文句あるかーの高性能。
アンダーなポジをルーペで見ながらしみじみ。
もう1段明るけりゃ文句ないんだが(特に50ミリ)。

●珍しくテレビで阪神戦なんか観ていた(昨日)。江草、ウィリアムス四球連発でみっともない負け方。テレビ越しに聞こえる怒号。
でもみんな忘れてないか? タイガースって、ずっとこんなだったじゃない(笑)ここ数年がおかしかったんだってば。

●Flickrのセット分けを変えました。カラー写真は内容問わずに「colour works」に入れてたので、あまりにいい加減すぎるかな、と。
ま、夜写真と昼写真に分けただけですがね(笑)
http://www.flickr.com/photos/kamauchi/
  1. 2006/08/20(日) 00:44:32|
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最近

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最近、口内炎が痛い。左下の歯茎。栄養足りてないのか? 何が足りないんだっけ。

・・・・・

最近、カメラを持って夜道をよく歩きます。7キロも8キロも。足が痛くなるので、歩きやすいいい靴が欲しい。ホーキンスのトレッキング・ブーツが歩きやすくて好きなんだけど、今の季節、ちと暑苦しい。ショートで安くていい靴ないかな。

・・・・・

最近、怒りっぽい。やっぱり何か栄養足りてないんだな。

・・・・・

最近、涙腺も弱い。よしもとばなな読んでメチャ泣きしてたし(笑)
でもまぁ、あの『ひな菊の人生』は仕方ない。大傑作だわ。

・・・・・

最近のこのブログのアクセス解析。サーチワードダントツの1位は「アルゼンチンババァ」(笑)。映画化の影響か。
「蜷川実花 ブサイク」って何だよ。誰がこんな単語でgoogleするんだ?
「森脇 男前」も笑ったな。

  1. 2006/08/17(木) 01:04:28|
  2. 日々
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Book of Monochrome

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メインサイトのギャラリーに「Book of Monochrome 01」をアップしました。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kamauchinet/

昨年6月から続けてきたFotologueですが、[OSAKASEVEN]が終了したら退会することにします。
Fotologueの一番オイシイ時代に、たくさんの素晴らしいweb写真家と出会い、交流を持てたことは僕の宝です。皆様に感謝。うーちょっとマトモすぎるコメント、自分で恥ずかしい。すんません。

で、退会準備として、「Book of Monochrome」と題してフォトログにアップしてきたモノクロ写真を、メインサイトのギャラリーに移していきます。少し数を絞って無駄を落として行こうと思いますので、フォトログ時代よりタイトな、いいギャラリーになるのではないかと。
自分で言うな。はい。

1年ちょっとのFotologue生活で学んだこと。まず、「写真には多少なりともエンターテインメントの要素が必要だ」ということ。
それまで独りよがりに、ただ自分のために、ただ自己満足的に撮ってきた写真を、ヒトサマの評を乞う場に晒すというのは、本当に初めての経験でした。
なにも人にウケる写真を撮りたいのではないけれど、他人の興味も惹かない写真では、良いも悪いも、まず俎板の上にも載せてもらえない。表現、己を晒すこと、自分の視点を世に提示すること、世界観を開示すること、いろいろ偉そうなことを言っても、誰の目にもとまらない写真を撮っていてはだめなわけで、まずは見てもらえる写真を撮らなければならない。
繰り返しますが、ウケる写真を撮りたいわけじゃない。
「エンターテインメントの要素」というとちょっと違うかもしれませんが、自分の世界へ相手を引っ張り込むための裂け目というか、入り口のようなものを写し込まなければならないのだと気がついたんです。

あと、写真って別に人と競いあうものではないと思っていたのですが、眷恋や市川さんやTommyさんや、他にもたくさんあそこに集ったツワモノどもの写真を見て、まさに「シノギを削る」という経験もしました。もちろんランキングのことを言ってるんじゃないですよ、念のため。
眷恋の切先の鋭さに目の前で火花が散ったこともあり、jozeeやtapiの才能に心の底から嫉妬したこともあり。他人の「世界の見え方」に驚き、嫉妬し、あらためて自分の目を疑い、世界を見直す。他人の写真を見た後に、本当に世界の見方が一変することがある・・・本当に素晴らしい経験をしたと思っています。

・・・・・・・

Flickr!http://flickr.com/photos/kamauchi/は続けますので、引き続きご贔屓に(笑)よろしく。



  1. 2006/08/15(火) 00:36:54|
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ひな菊の人生

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よしもとばななにやられっぱなし。
『ひな菊の人生』。まずタイトルにやられますよね。『アルゼンチンババァ』同様、奈良美智の挿画とコラボです。
 この奈良さんの挿絵が、ピンポイントで効くこと効くこと! 少ないパンチ数で的確にボディブローを突いてきます。無論ばななさんの小説自体素晴らしいのですが、奈良さんの絵がそれを「それ以上の何か」に押し上げている。
 一回読み終わって、すぐさま冒頭に戻って再読を開始するという、滅多にない没入ぶり。
 文庫で買ったんですけど、これはオリジナルを手に入れるべきでしょうね、奈良さんの絵のためにも。
 
 正直に言いましょう。最後読み終えて、ばななさんと奈良さんのあとがき読み終わった時点で、僕、ボロボロ泣きました(笑)
  1. 2006/08/11(金) 02:24:15|
  2. 読書狂
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ものは相談ですが

FotologueをやめてFlickr1本に絞るにあたって、今日はじめて気がついた問題。
僕はプロアカウントじゃなくて一般ユーザーなので、セットの数とか表示できる写真の容量に一定の規制があるのです。これはちと困るわけです。
じゃあプロアカウントをとればいいじゃないかと。
ところがですね、手続きにクレジットカードが必要なんですが、僕はずっとカードは持たない主義でして、今まで作ったことがない。これからも作るつもりはない。

で、誰か僕にプロアカウントをプレゼントしてください。
嘘(笑)。ただで、じゃありません。規定の料金と手数料はもちろん払います。要するに手続きを代行して下さい、ってことです。
しかもプレゼント付き!
Flickr!にアップしている僕の写真の中で、どれでもお好きなものを1点、バイテンサイズ(裏打ちもします)でプリントして差し上げます。
どうでしょう、この条件で。

メール先着1名様で。
kamaneko@kpb.biglobe.ne.jp
・・・・でも誰も応募してくれなかったらヘコむな。応募、ないかもな。ブツブツ。2点に増やすか・・・増やして応募なかったらもっとヘコむな・・・悶々。
  1. 2006/08/10(木) 12:56:38|
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アルゼンチンババァと黒猫/Fotologue休止

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 よしもとばなな『アルゼンチンババァ』読了。短いが端正で美しい小説。
 いきなり冒頭の母の死のシーンで心わし掴み。

< お母さんの体からお母さんの魂がいなくなった時、私はその冷たい体を見て何回も思ったものだ。
「ああ、お母さんはこれに乗って旅をしていたんだ」>

 美しくて、怜悧で、根に刺さる言葉。
 僕は近しい人の死の瞬間に立ち会ったことがない。ここ数年で立て続けに祖父母を亡くしたが、その死の瞬間に居合わせたわけではない。日本語で「亡骸」とはよく言ったもので、通夜で対面した祖母も祖父も、彼らが乗っていた(よしもとばなな言うところの)「乗り物」は、すでに「カラ」だった。乗り捨てられたあとだった。

 冒頭の写真は去年、僕がその死に立ち会った猫だ。
 見たところ怪我らしい怪我もなく、きれいな毛並みのままビルの玄関に横たわっていたが、あきらかに目から輝きが失せかけていて、呼吸で上下する腹の動きがどんどん小さくなっていった。
 生まれ変わりとか、来世とか、そういうことを僕は信じない。体が乗り物だとして、その乗り物を離れたら命は命でなくなるし、その猫はその猫でなくなる。その猫は終わる。
 そう思いながらも、その猫の腹に手を当てて、か細くなっていく脈動がとうとうとぎれたとき、この猫は今、この体を離れてどこかへ行ったんだと思った。この体を乗り捨てて。
 拍動が消えた途端に目の表面を覆っていた水分が途切れてだらしなく曇っていった。

・・・・・・

 とある場所で、ある写真家の友人に対して批難めいたことを書き、非常に礼を失する結果になってしまった。内容を見ていない人には何のことやらわからないだろうけど、説明は省略させていただいて、反省をこめてFotologue上の活動を休止します。
 ただし、今までいただいた膨大なコメントを削除するのはしのびないので、退会はせずに今までの写真は残します。ちょっと勝手だけど、ご了承のほど。

 (ちなみに「とある場所」っていうのはmixiなんですが、また誰かに対して失礼な言動をやらかしてしまうかもしれないし、なんだか最近自分の自制力に自信が持てないので、あそこも退会することにしました。)
  1. 2006/08/08(火) 23:13:57|
  2. 読書狂
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