OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

カンテ・マガジン展もうすぐ

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カンテ・マガジン展、もうすぐ始まります。

大阪・中津にあるカンテ・グランデ。大阪にお住まいの方はたいてい御存知ですよね。なんと言えばいいんでしょう、まぁエスニック・カフェ、かな。
今は似たような店が増えましたが、チャイ(インド風の煮込みミルクティ)を最初にメニューにとりいれ、広く広めたのは、このカンテ・グランデと、今は亡き山田泥庵氏の「伽奈泥庵」(谷町8丁目)が最初です。
山田さんとカンテの井上さんによってもたらされたチャイは、その後ウルフルズ(メンバーの大半がこのカンテ出身)によって全国的に知られるようになり、似たような「チャイ屋」があちこちに増殖することになります。

僕は大学在籍中の二十歳から、大学を辞め、今の写真館で働くようになるまでの6年間、この中津カンテ・グランデでアルバイトをしていました。トータス松本氏にチャイを学び、ジョンBと一緒にカレーを仕込んでいたのです(笑)。

ウルフルズを育てた(?)店、としての功績もさることながら、もう一つ忘れてはならないのが、天才少年イラストレーターJunichi。彼を発掘し、世に出したのも、カンテ・グランデであるといっても良いでしょう。Junichi君の初の個展はカンテの企画広報を一手に引き受ける神原氏のプロデュースによって中津カンテ・ギャラリーで開催されました。

僕はカンテ時代に写真を始めたのですが、その時に買うカメラを選んでくれたり、独学するにあたって本を紹介してくれたりしたのが、この神原氏でした。
当時すでにキヤノンEOSの快適・快速AFが当たり前になっていた時代。しかし彼は「EOSなんか買ったらいつまでたっても基礎を覚えへんぞ」とニコンFEを僕に勧め、結局彼の言うことに素直に従った僕は、そののち写真を仕事にするようになって今にいたるのです。いうなれば大恩人ですね。あのときEOSを買っていたら、多分写真の職には就いていないでしょう。

彼には技術的なことは何も教わってはいませんが、一つだけ、今でも覚えている彼の言葉があります。
「シワだらけの爺さんの写真撮って、タイトル『年輪』とかな。ああいう勘違いだけはするなよ」
ああ、なんと簡潔にして正鵠、見事な教えなんでしょう!
この言葉ひとつで「師」と仰ぐ価値がありますね(笑)

『カンテ・マガジン』は、その神原氏が「勝手に作っている」カンテ・グランデのHPです。http://www.mmjp.or.jp/cante/
今回の『カンテ・マガジン展vol.3ー写真展ー』は、そのHPに集まる人々によって作られたカンテ・マガジン「写真部」の、まぁグループ展のようなものです。
「まぁグループ展のようなもの」、と歯切れが悪いのは、ボスである神原氏が応募されてきた数十名の部員の写真たちを好き勝手にセレクトし、レタッチをし、好きなようにプリントしているという、不思議な部分があるからです。というか、みんなのグループ展というよりは、レタッチ屋・神原氏が、部員から材料を集めて作った「カンバラ氏の展覧会」みたいなものと考えて下さい(笑)。僕もよくわからん。

一応僕はお客様待遇(?)らしく、僕のプリントは全部自分で製作しました。いままでwebで既発表のものばかりですが、8点出す予定です。
展示プリント以外にもiPhotoのスライドショーや、今まで展示会場に置いていた写真集なんかもあります。

お時間ある方は中津カンテにチャイ飲みがてらお越し下さい。
神原氏は「別にギャラリーだけ見て帰る人がいてもOK」とおっしゃってますが、まぁ、せっかくですから、チャイくらい飲んで帰ってくださいね。一応カフェ内ギャラリーですので。


「カンテ・マガジン展」概要 http://www.mmjp.or.jp/cante/kokuchi.html
中津カンテへの行き方 http://www.mmjp.or.jp/cante/Map_Nakatsu.html


  1. 2006/10/31(火) 15:44:42|
  2. 写真
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『美の巨人たち』

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『美の巨人たち』の植田正治、見ましたか?
特に目新しい情報があったわけじゃないけれど、やっぱり植田正治はいいなぁ、と目頭熱くして見てました。
すごいなぁ。ずるいよなぁ。

・・・・・・・・

フォトログ、フリッカーで[OSAKASEVEN]会場写真、続行中です。未現像があと2本くらいあるので、もう一回くらいアップできそう。

Fotologue http://fotologue.jp/kamauchi/
Flickr http://flickr.com/photos/kamauchi/
  1. 2006/10/29(日) 07:35:55|
  2. 写真
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[OSAKASEVEN]出展作をweb公開

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フォトログとフリッカーに[OSAKASEVEN]に出展していた写真を全9点一挙公開。
Fotologue http://fotologue.jp/kamauchi/
Flickr http://flickr.com/photos/kamauchi/

不幸にしてフジハラビルに来れなかった方。見に来てくれたけどもう一回見たいぞ、という方。じっくりお楽しみ下さい。
  1. 2006/10/26(木) 23:48:02|
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オーサカセブン終了!/次はカンテ・マガジン展

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福島から長崎から大垣から東京から広島から静岡から神奈川から福岡から千葉から埼玉から、そしてもちろん地元関西からも、日本全国から皆様、ご来場ありがとうございました!
オーサカセブン、閉幕しました。
そんな遠くから旅費かけて来ていただいた甲斐のあるものを、ちゃんとお見せできたでしょうか。
素晴らしい8日間でした。本当に楽しい8日間でした。
一生続けばいいのに、と思いました。

・・・・

が、まぁそうも言ってられないので、次行きましょう。次。

カンテ・マガジン展
http://www.mmjp.or.jp/cante/kokuchi.html

僕の古巣、大阪・中津のカンテ・グランデで11/3(金)-11/12(日)まで総勢五十数名参加の写真イベントをやります。なんか僕は主催者・神原氏のご厚意で壁ひとつ1コーナーいただけるみたいなので、今までwebで発表してきた中から7-8枚出品するつもりです。
オーサカセブンの興奮が冷めぬうちに、勢いでプリントしてしまおう。
ワイワイガヤガヤ、なんだか愉快なイベントになりそうなので、皆様ぜひ、こちらにも足をお運びください。
  1. 2006/10/23(月) 17:43:18|
  2. 展示
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飲む男

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会場で飲み、終わってから飲み、1年分の酒量を1週間でクリアしてしまいそうな勢いのカマウチです。今日もありま秀丞さんと飲みました。
本当は僕はそんなに酒飲みじゃないんですが、フジハラビルの居心地の良さがそうさせてしまうのでしょう(言い訳)。
やっぱり展示は楽しいね。長らく会えなかった人と会えたりね。
あと二日です。まだの人も、何度か来てくれた人も、何回でも来てねー。
  1. 2006/10/21(土) 01:18:21|
  2. 展示
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[OSAKASEVEN] 19日(木)終日在廊します

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フォトログに順次[OSAKASEVEN]会場での写真をアップ中。
http://fotologue.jp/kamauchi/
誰だ、フォトログやめるって言ってたのは(笑)
君子は日に三転す。カマウチもすぐに気が変わるのだ(そういう意味じゃないって w)

19日木曜、ずっと会場にいるつもりです。みなさんよろしくお願いいたします。
[OSAKASEVEN] http://www.slash-design.com/osakaseven/
  1. 2006/10/19(木) 03:01:55|
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[OSAKASEVEN]開催中!

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なんたってフジハラビル! 見に来て損はしない!
写真はどうでもいいのかって? いやいや。こういうのは自分で言っちゃいけないのだが、7人の力とかオーラとかが伯仲していて、いい意味の緊張感に溢れた、素晴らしい展示です。火花散ってます。そのつばぜり合いをフジハラビルの雰囲気がいい具合に丸め込んでくれているというか。
ぜひ見に来ていただきたい。

会場の様子をフォトログにアップしていきます。古い方の「カマウチヒデキ」名義の方へ。
http://fotologue.jp/kamauchi/

新しい方、そろそろ白状しておきましょう。「+吉野」という名前で別フォトログ持っています。
http://fotologue.jp/yoshino/
こちらの方もよろしく。

「+吉野」って? 「+」は敬愛するフォトロガー+mocoさんに押しかけ弟子入りしたので(笑) 吉野はもちろん、ブロニカ作った吉野善三郎からです。
  1. 2006/10/18(水) 01:02:59|
  2. 展示
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[OSAKASEVEN] はじまります!

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とうとう明日15日から [OSAKASEVEN] 始まります。
http://www.slash-design.com/osakaseven/
出展者の在廊予定は公式ブログをご覧下さい。
http://osakaseven.exblog.jp/

フジハラビルへの道順はこちら
http://www7a.biglobe.ne.jp/~kamauchinet/O7mokuji.html

みなさまお誘い合わせの上、ぜひぜひご来場下さい。

・・・・・

写真~は関係ない。本文と関係ない♪
(グループ展が始まるというのにうなだれた写真ですんません。意味はありません)
  1. 2006/10/14(土) 01:49:27|
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オープニングパーティ/タイトルかぶった!

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[OSAKASEVEN] 初日(10月15日・日曜日)18時より会場にてオープニングのパーティがあります。
http://osakaseven.exblog.jp/
入場無料、持ち込み歓迎。僕は泡盛好きです。古酒じゃなくて安い方(透明の瓶)の「菊の露」がいいな。え? あ、独り言です。手ぶらでもいいですよ(笑)

僕はその日仕事があるので、会場入りはパーティ開始に間に合うかどうか、くらいなのですが、必ず行きますので、ぜひカマウチと飲みたいぜ、みたいな方はこの日にお越しくださればよろしいのではないかと。

・・・・・・

会場置き用のBook、早くから準備して、この前製本したのですが、製本してから気がついたことには、最新の『カメラ日和』の川内倫子インタビューの中に、僕の本のタイトルと同じ文言が! あちゃー。
うわぁ、真似したんじゃないぞー。
川内倫子好きだけど。
好きなだけに。
むむむ。
製本しちゃったよー、バラせないよー(涙)

「続いていくもの」というタイトルにしたんですよ。
今回の写真展のテーマが「myself」なもんで、僕としては「自分と自分以外のものを隔てるものは何か」というテーマを真ん中に据えて今回の展示(Bookを含む)を作りました。
よしもとばななの近作に流れる死生観とか、中島らもの「死にゆく先は、自分が母親の子宮の中で受精する以前の世界と同じく理解の外にあるのだ」というつぶやきとか、最近よく考えていた「自分と自分でないものを隔てるものなんて、実はないんじゃないか」というようなこととか、そういうことを常に頭の隅に置きながらシャッターを押した写真たちです。
タイトルは、Flickrのセット名にもしている「What goes on」(ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの名曲より借用)を訳して「続いていくもの」。
ヴェルヴェッツの曲は「目の前をよぎっていく何か」みたいなニュアンスですが、字義通りに解釈して、連綿と続いていく何か、自分を含めたすべてのもの、みたいな感じを込めました。

うー。しかし、川内倫子。
はい、そうですよ。川内倫子好きですよ。なんで好きなのかを考えたら、そりゃもう彼女の写真に流れる、まさに「死生観」や「続いていく感じ」が好きなわけで、タイトルがカブることは不思議でも何でもない。
僕の写真が彼女と同じ高みに達しているとか、そういう傲慢なことは考えてません、念のため。
無論、足元にも及びません・・・でも同じものを目指してるのかな。

今回の画風(?)が全く似ていないことが救いです。

  1. 2006/10/10(火) 13:42:33|
  2. 展示
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英語わからん(笑)・・・でも、こんなのが。[追記あり]

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外国人向けの日本情報サイト"seekjapan.jp"で
[OSAKASEVEN]が紹介されました。

http://www.seekjapan.jp/article-1/777/Seven+Stars

根気のある人、読んで下さい(笑)


・・・・・

上の写真は去年の夏に借り物のスーパーワイドヘリアーで撮った写真。ずっとネガが行方不明で、なぜかスキャンデータもなくしていたのが、ひょっこり出てきた。ああよかった。この写真気に入ってたんですよ。
これを去年Fotologueに出したら、ブルースさんにいきなり「なんばパークスの裏やな」と場所を当てられてビビりました。
あの人、道路の手すりを見て「堺筋やな」とか、僕の肩にかかっているカバンのストラップだけ見て「アルティザン&アーティストやろ」と見抜いたり、写真に写っていない部分を当ててしまう・・・何者???
  1. 2006/10/08(日) 09:44:01|
  2. 写真
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[OSAKASEVEN] 在廊予定

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[OSAKASEVEN] 出展者の在廊予定(暫定)が出ました。
http://osakaseven.exblog.jp/
僕は今のところ16日(月)と19日(木)が全日在廊予定。土日は仕事の都合上夜からになります。
皆様よろしくお願いいたします。

[OSAKASEVEN]公式HPこちら
http://www.slash-design.com/osakaseven/
  1. 2006/10/07(土) 02:31:32|
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尼崎

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出産間近の女性という、普段はあまり接点のない層の人と、少しだけ会話する機会があった。
他愛もない世間話だったのだが、子供が産まれて大きくなったら今のマンションも手狭だし引っ越しを考えなきゃ、みたいな話になって、
「でも西宮って家賃高いから・・・」
「尼崎とか安いですよ」と、僕。
「尼崎!(笑)えー、尼崎はだめですよ」
彼女は僕が尼崎に住んでいることを知らない。
「なんでだめなんですか?」
「だって・・・」
と、彼女が説明するには、とにかくガラが悪すぎる。駅が臭い。子供の頃から親に「尼崎で電車を降りてはいけない」と言われて育った。
もちろん子供は私学に通わせたいが、もし無理だったときのことを考えて、西宮でも○○の校区あたりじゃないとね。同じ西宮でも□□地区は校区内にパチンコ屋が堂々と建ってるんですよ、信じられないでしょう? 等々、等々。

この安いドラマの脚本家が5分で考えたような会話は、信じたくはないが安いドラマのセリフなどではなく、現実に僕の目の前で明るくハキハキとした見るからに健康そうな人の良い妊婦がホガラカに言ってのけたコトバたちである。

まぁ、たまたま居合わせた他人であるし、身重だし、「ははは、その尼崎に僕は住んでるんですがね」と言って困らせてやろうかとチラとは思いつつも、結局何も言わずに別れた。言ってやっても良かったんだけどね、別に。ま、どっちでもいいよね、そんな人。

関西圏以外に住んでいる人にはピンと来ないだろうから一応説明しておくと、別に尼崎ってそんなひどい街じゃありませんよ。何をもって「ひどい街」なのかはわかりませんけど。
まぁ、ヤクザくらいはいます。水商売のお姉さんというかオバサンが立派な御髪にジャージ姿で昼間の商店街を歩いていたりもします。八月はじめの貴布祢神社の祭礼にはイレズミ&パンチパーマのコワモテのオッサンたちがだんじりのぶつけ合いでウリャーとかオリャーとかエキサイトしたり、ま、その程度のことです。
古い町並みの方へ行けば夏は上半身裸のオッサンはまだしも、垂れ乳もアラワな婆さんが家の前に座っていたり、おそらく昨日の晩から寝たままの酔っぱらいが路地の真ん中で通行を妨げていたり。
夜は夜で、歩道でひっくり返っていた初老のオッサンに「大丈夫っすかー」と声をかけると、「あははー。こんな年寄りにしこたま酒飲ませやがってー。4万も5万もとって行きよったー。あの女ども、腹立つわー」などと寝転がったまま笑っていたり。

だからその程度の街なんだってば。大したことないんですよ尼崎なんて。

そういうところで子育てなんかできないとおっしゃるわけですよ、その明るい妊婦さんは。じゃあどういうところで子供を育てればOKなんだろう。
西宮の(これも一応補足説明させていただきますと、西宮は芦屋とならんで阪神間では高級な街とされています。尼崎の隣なのに)、校区内にピンサロはおろかパチンコ屋すらない(なぜパチンコ屋があってはだめなのかも理解に苦しむ)、住民もそういう条件を求めて集まってくるから似た考えの、似た階層の、そういう人たちばかりが暮らす街。そういうところじゃないとだめなのか。

僕は子供を育てたことがない。育てたこともないくせにこんなことを言うのも何なのだが、まぁタワゴトだと思って聞き捨ててください。
親が子供に教えなければいけない一番のこと、そして唯一のことは
「世の中にはいろんな人がいるんだよ」
それだけでいいじゃないかと思うのだが。

子供の頃に「尼崎の駅には降りてはいけない」と聞かされて育ったその妊婦さんはある意味不幸だが、「行っちゃいけない」と言われてとうとう行かなかったこと自体は彼女の責任である。そして同じ事を自分の子供にも教え、その子供は自分の祖父母の時代の尼崎像を修整する機会もなく、やはり一度も尼崎で下車することなく生きていくんだろうな。
  1. 2006/10/02(月) 18:08:20|
  2. 日々
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昔はカッコ良かった高橋幸宏

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相方がしばらく入院していたので、彼女の病室の退屈をまぎらわすのにiPodを買った。
僕は仕事でMacやフォトショップやデジタルカメラをヘビーに使っているくせに、家にはデジカメもないし、iPodも持ってなかったし、あまりこういう機器には飛びつくタイプではない。
相方が退院したのでそのiPod nanoは今僕が持ち出して使っているわけだが、いやいや、たしかに便利だねー。
昔使ってたアイワのヘッドホンステレオ(ソニーじゃないからウォークマンじゃないのね)の、一体何分の1の大きさだろう。これ以上小さくする必要もないくらい小さいくせに、千曲くらい音楽が入ってしまう。
今頃何に感心してるんだって? 置いてかれてるなー俺。

最近の流行(自分の)は高橋幸宏とムーンライダース。もう10年も20年も前に聴きこんでた音楽だ。
高橋幸宏『What, me worry?』、当時相当入れ込んで聴いていたのがわかる。各曲ほぼすべて、音符の隅々まで記憶に残っている。
ビートニクス『出口主義』、パーカッションの散らし具合まで全部先にたどれた。
昔はここまで深い聴き方をしていたんだなぁ。

貧乏学生には決して安くはないLPレコード(僕の大学生時代にLPからCDへの一斉転換が起こったのです)、月に何枚も買えるわけではなく、1枚買ったら相当入れ込んで聴いた。
だからハズレを買ってしまったときはそれだけ恨みも深い(笑)。高橋幸宏もこのアルバムのあと急速につまらなくなっていったので、忘却の彼方へ押しやられていたのだが、中古CD屋で『What, me worry?』のCDを見つけて懐かしく聴き直してみたら、このアルバムは今聴いても、やっぱり名作だと思う。
高橋幸宏と鈴木慶一がユニットを組んだビートニクスも、最初の『出口主義』は本当に傑作(ビートニクスにはもう一枚アルバムがあって、タイトルも忘れてしまったが、CDを叩き割りたくなるくらいの駄作! 笑)

音楽を、あのころみたいには没入して聴かなくなってしまったなぁ。
グールドの『ゴルトベルク』(1981)とかも、頭の中で全ての音符を再現できるくらい聴きこんでたんだけどなぁ。
忙しくなって、仕事しながらとか、写真のスキャンをしながらとか、HP更新しながらとか、そういう聴き方しかしなくなったのがいけないね。

iPodでビートニクスを聴きながら仕事帰りのバス道を歩いたら、手に持っていたカメラを一度も使うこともなく、久々に音楽に没入できた。いいなぁこれ。
今晩 jack or jive と TVパーソナリティーズ入れよう。
またヘビーな音楽の聴き方に戻ってみよう。

・・・・・・


前にこのブログでも紹介した『ナミィ』のサントラの「ラップ浪曲&ナミィの島唄mix」3曲もiPodに入っているのだが、これ聴いてまた電車の中で涙ポロリ。
思いっきり入ってしまう曲は人前で聴いてはいけませんね(苦笑)
  1. 2006/10/01(日) 02:01:17|
  2. 音楽
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