OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

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お騒がせなまま年を越す

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年の瀬も押し迫って、いきなりどえらいお騒がせでした。皆様の励ましのお言葉、ありがたかったです。相方も退院し、ヒナコも順調に頑張ってます。

今年はほんと、いろんなことがありました。
2006年、なんと関係した展示が5つ! 

1月の渋谷ルデコ『7』展。あれがまだ一年前だなんて信じられない。あれからケンレンタエコも母になり、カマウチヒデキまで父になりました(笑)。

2月に大阪ナダール『ポートレート展』。思えばあれが10月の『オーサカセブン』の端緒です。

同じ2月に静岡のプッシュピンギャラリーというところでも展示をしていただけました。

10月フジハラビル『オーサカセブン』。これは本当に楽しかったですねー。いい展示でした。こういうのは自分で言っちゃいけないのか? いいよね。だっていい展示だったもの。

11月『カンテ・マガジン展』。神原さん、大きな壁面を自由に使わせていただいて申し訳ない。楽しかったです。

さて、来年は年明け早々『撮られたら撮りかえせ!!』(ナダール)です。
ナダールに出入りする、素晴らしい写真家であり、マスコットキャラ?であり、ナダールの座敷わらしとまで呼ばれる三島佳子さん(ミッシイ)をモデルに11人が撮りまくり、お返しに三島さんが11人を撮りまくった、不思議な企画展です。1/5-7の三日間。お時間許せばぜひ。

あ、それから今年もナダール『ポートレート展』やるみたいです(3月)。今年も参加するつもり。
誰かモデルしませんか? 募集します。

というわけでお騒がせなまま2006年は暮れていきます。
来年もいい写真がとれたらいいな。で、いい展示もできたらいいな。

皆様来年もよろしく!


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  1. 2006/12/31(日) 02:30:55|
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カマウチ、デジ一眼を買うの巻。

EOS-KISS061227.jpg


子供の成長記録用にEOS-kiss Digital Xを買いました。
さてさて初めてのデジタル一眼です。
仕事ではコダックDCS14nやEOS-1DS Mark2やフジS3プロなんかを使ってますが、自分用のカメラとしてはデジ一眼は初めてです。
まぁ、相方が使うように買ったんですがね。

あんないきなりだったとはいえ、僕は出産当日から使っていたカメラはペンタックスSPFでした。初めて新生児集中治療室でヒナコと対面したときもこのカメラ。中身はトライXです。
数日後、相方が初めて我が子と対面したときも、僕の肩にはペンタックス。
ヒナコが生まれて一週間たちますが、はい、まだカラーで写真撮ってませんが何か?(笑)

ところが看護士さんが撮ってくれたデジカメ写真を見て、相方が喜んでるんですね。
「うわー、デジカメってすぐプリントできて、やっぱりいいなぁ」
「カラーやしな」
「・・・もしかしてモノクロ?」
「・・・うん。駄目?」
「・・・駄目やないけど・・・上田義彦もモノクロやし・・・」
「上田義彦じゃなくてフリードランダーと言ってくれ」
「じゃあデジカメ買おう。カラーは私が撮るわ」

そういうわけで、初のデジ一眼となったわけです。
とりあえずボディだけ買って家にあったシグマ28/1.8をつけたんですが、さすが古いレンズ(10年以上前のもの)でロムが合わないのか、ちゃんと動作しません。
仕方なくレンズも新調することになり、しばらくは集中治療室での撮影になるし、明るいレンズが必要なのでシグマ18-50/2.8を選びました。なかなか綺麗なレンズですよ。ズーム全域で20cmまで寄れるというのが驚異。

で、何枚か感度を変えてテストしてみました。ヒナコの写真も。
いやー、今更ながら、デジタル一眼って便利ですね。
現像しなくていいんだよ。
スキャンしなくていいんだよ。
・・・・

でもねー、やっぱり僕は当分銀塩だな。
新しいカメラやレンズを買ったのに、この高揚感のなさは何なんだろう。箱を開けるときに、こんなに平静で、わくわくしなかったことって、今までないなぁ。

試写の結果は想像以上に良い出来で、ISO800でもかなり綺麗。しかもスキャンする手間もいらない。
でも、なんか、お手軽すぎる。
写真って、こんなに簡単に写っちゃいけないんじゃないのか? 
・・・俺、相当古い人間みたい。

とにかく、僕は今こんな手軽に写真を撮っちゃ駄目だ。
フリードランダーの『Family』見て感動した人間が、デジカメ使っちゃ駄目だろう。
なんか、今はそう思えるのです。

古くて結構。ヒナコの写真は銀塩で、しかもモノクロで残します。
カラーは相方に任せた。

・・・・・・

この一週間のドタバタで正直忘れかけてましたが(笑)、夕方、ナダールに写真搬入してきました。出展は1枚だけですが、よろしければ皆様、年明け早々大阪ナダールへお越し下さい。

『撮られたら撮りかえせ!!』
http://nadar.jp/osaka/schedule/070105.html


  1. 2006/12/28(木) 00:44:46|
  2. 写真
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この一週間

061226ope.jpg


何が起きたか、ほとんどの方がわからないだろうと思います。
実は私、突然父親になりました。普通は父親というのは「突然」なるものではないですが、しかし文字通り「突然に」父親になったのです。

本当はずっと先に生まれるはずの子が12月19日、緊急手術で数ヶ月も早く帝王切開で取り上げられました。
生誕時の体重はいわゆる「低体重児」と呼ばれる指標の数字の、さらに半分以下だったので、正直もう「これは無理だ」と思いました。

緊急で転院したのが、阪神間では未熟児医療の設備が整っていることで有名なC病院。
前の産院で異変を告げられたのが19日の夕方5時過ぎ。そこからC病院へ搬送して帝王切開手術が始まったのが8時。赤ん坊は8時24分に出てきて、妻の後処置が終わったのが9時半過ぎくらいでした。この間わずか5時間弱。
このわずかな時間の間に経験した突然の地獄と、そこから救い上げられる感じ。これはもう言葉に言い表せません。

現在の未熟児医療の技術は本当に凄い。
当たり前でしょうが完全24時間体制で心血を注いでくれるNICUの先生方や看護師の皆さんには本当に頭が下がります。いくら感謝してもしたりないです。
出産から1週間がたち、最初の一番危険な時期を乗り越え、先生から「もう大丈夫。これから色々その時々に応じた問題というのは出てくるけど、それは一つ一つ対処していくだけです。とりあえず生命の危機は去りました」と自信に満ちた言葉を聞かされたとき、お礼を言う声も出せませんでした。
ああ、なんて神々しい仕事なんだろう。

まだまだ数ヶ月間、彼らの手助けなしには彼女(女の子でした)は生きられません。呼吸器に繋がれた様子は、正直まだ痛々しいです。
でもきっと大丈夫です。小さな体ながら必死に手を動かし、目を開けようとする姿に感動し、生命というものの不思議さに心打たれます。

これからヒナコ(彼女の名前です)と一緒に、誰かに何かを返していかなきゃいけないな。
何が返せるのかな。






  1. 2006/12/26(火) 18:44:34|
  2. 日々
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なんとか

よい方向へ向かいつつあるようです。
これなら明るい記事も書けそうかな、と思った矢先、家のiMacがクラッシュしました。
最低限の復旧だけ済ませましたがちゃんとチューンナップする暇と気力がありませんので、やっぱりもうしばらく休みます。
  1. 2006/12/24(日) 10:31:07|
  2. 日々
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12月19日(しばらく休みます)

img246.jpg


12月19日、午後5時から5時間のうちにくぐった地獄と天国。
今は、やっと足が地面についた。
でもまだまだこれから。
ここで良い報告ができますように。柄でもないけど祈ります。
神様。

・・・・・

しばらくこのブログを含め、web上の活動を休みます。
Fotologue[USED]の旧作写真のみアップする予定です。



  1. 2006/12/20(水) 01:18:39|
  2. 日々
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Fotologue新装開店 (USED)

20061218011302.jpg


Fotologue、リセットしました。
http://fotologue.jp/kamauchi/
結局今までの名作選置き場、ということに。
誰か突っ込んでいいんだよ。自分で「名作」とか言ってる、って。
傲慢ですか? ええ、僕けっこう傲慢です。すんません。

でも自分で撮った自分の好きな写真を自分で「名作」と言ってあげられないと、写真に申し訳ないでしょう?

もう一回言っちゃえ。
名作選です。

  1. 2006/12/18(月) 01:17:00|
  2. 写真
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難しいFotologueの使い方

061217np.jpg


皆さんもうお気づきでしょうが、ここ1~2ヶ月、僕のFlickrとfotologueはほぼ内容が同じです。
気分的にはFlickrがメインな感じで、fotologueは「ついで」なんですが、やめるやめるとかいいながら、結局だらだら続けているのは、やはりあの大画面を捨てきれないからなんですね。

でも、やっぱり今みたいにflickrの丸ままコピーみたいじゃ意味ないし。
これからは日々の写真をアップするのはFlickr、fotologueはその名作選みたいにしようかな、と。

そのうちfotologueをいったん全部削除して再構築しようと思います。今まで下さったコメントも一緒に消えることになりますが、ご容赦のほど。

Very Best of Kamauchi つーことで。
うん、いい考えだ。
  1. 2006/12/17(日) 01:31:58|
  2. 写真
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写真ショー

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京都・五条のギャラリーmizucaにて、中澤有基+小檜山貴裕「写真ショー」開催中!
http://www.noboka.net/

コヒさん、今回もすげー。圧倒されます。降参です。
中澤テンチョーのモノクロもパワフルでした。
19日(火)までですので、みなさんもぜひ。

今日は昼から京都に出て、三条六曜社でコーヒーとドーナツをいただき、BALジュンク、一乗寺恵文社と王道コースで本を狩り、それから京阪で五条まで乗って「写真ショー」を見ました。コヒさん達にも会えて良かった。
ポストカードも売ってたので10種購入しました。
プチ・コヒ山写真集になりますよ。

コヒさんの写真、どこか出版してくれないかなぁ。本城直季なんかよりはるかに面白いぞ。いやマジで。できるだけ大判の写真集にして出版して欲しい。

・・・・・

ヤン・シュヴァンクマイエルが挿画を描いた『不思議の国のアリス』が出てました。エスクァイア マガジン ジャパンから2500円で。安い! 5000円の価値はあります。
トーベ・ヤンソン画のアリスも良かったし。次はE.ゴーリーあたりで出ないかな。
あ、ゴーリーって亡くなったんだっけか。
じゃ、池上夏生でよろしく。

  1. 2006/12/15(金) 23:06:36|
  2. 展示
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煙草

061214tabacco.jpg


煙草をやめて4年になる。
18歳から吸い続けて17年間、増えもせず減りもせず、ほぼ綺麗にセブンスターを一日一箱吸ってたので計算は簡単だ。20×365×17=124100。12万本吸ったか。ちょっとびっくりするな。

煙草をやめたのは別に健康のためとか、そういう理由ではない。なんか自分をいじめてみたくなって、何でもいいから自分に我慢を強いるようなことをしてみたかったのだ。なんかそういうお年頃だったみたい。
那覇に遊びに行って十日滞在する初日にハイトーン(沖縄限定煙草)をワンカートン買い、毎日一箱消費して大阪に帰ってきたその空港から禁煙すると決めた。飛行機の中は禁煙だから、実際は那覇空港で最後の煙草を吸うことになる。ほぼ予定通りにハイトーンを消費し、夕方6時の飛行機搭乗前に計算通り最後の1本になった。
最後はセブンスターにするべきだったかな、と多少は後悔しつつ、最後のハイトーンを吸った。

で、結局、わりとあっさりと禁煙できた。最初の2~3日こそ煙草を吸いながら歩くオッサンのあとをつけて副流煙のおこぼれに預かっていたりしたが、すぐにそんなことしなくても平気になった。
結果的に月の煙草代8000円が浮いたわけで、それも嬉しくて、そのままやめてしまった。以来、一本も吸ってない。

まぁせっかくやめてしまえたから、というのと、経済的にも苦しいのとで禁煙を続けていられるわけだが、体を壊してやめたとか、そういう切実な理由ではないだけに、いつまた吸い出すかもしれない。まぁでも今から月に1万円近くの出費(高くなってるみたいだねー煙草)を捻出できるとは思えないから、吸わないとは思うけど。
煙草1箱がトライX1本と同じ値段なら、月に30本トライX買うわな、今は。

もしかして今までに吸った12万本が僕の体をどこか蝕んでいたとしても、今さら煙草に文句を言う筋合いではない。
でもやめたからといって健康になるわけでもないから、やめて実感できるメリットというのは、リアルに8000円分の出費が減ったということだけだ。

・・・・・

煙草は百害あって一利なしなどと言うが、そんなの嘘であることは吸った人なら誰でも知っている。
もちろん利があるから吸うのである。

煙草を吸っている間というのは、簡単に頭をスッカラカンにできた。「何も考えない」という状態を作れた。煙草をやめると、これがなかなか難しいのだ。何故だろう。

僕は一日マックの前に座ってるような仕事なので、1時間に1回、煙草を吸いに出ることが本当に「リセット」という感じで、かなり有効な休憩になっていた。
ところが、煙草をやめてから休憩が休憩にならない。コーヒー飲んだりもするんだけど、頭をスッカラカンの状態に持っていけないので、なんか暇を持て余してコーヒーも半ばに仕事に戻ってしまう。
僕らの仕事って、ハイシーズンは平気で一日13時間とか14時間とか働くわけですよ。その13時間の間に有効な休憩を挟めなくなってしまったもんだから、最初のうちは大変だった。気がつけばろくろく休憩もとらずにぶっ通しで仕事して、夜中の11時前に帰ろうと席を立ったら足腰ガクガクで立てなかった、なんてことがあった。
煙草なしで休憩をとる「コツ」がわからなかったのだ。17年間、煙草でオンとオフをスイッチしてきたわけだから、急に違う切り替えをしろと言われてもなかなかできない。

煙草をやめて変わったことの一つが、「喫茶店に行かなくなった」ということ。
カンテで長年働いていたわけだし、僕は紅茶屋、珈琲屋が大好きだった。カンテG、ガネーシュ、伽奈泥庵、チャイ工房等のチャイ屋、京都なら六曜社にはやし屋、と、出かければ一人ででも必ずどこかでお茶を飲んでいた。
でも煙草を吸わなくなってから、一人だと喫茶店には入らなくなった。
結局「ゆっくり煙草を吸うため」というのが喫茶店に入る一番大きな目的だったんだなぁ。

最近カンテマガジン展のために頻繁に中津カンテGに通ってたので、久々に一人でチャイ飲んだりして、なんかそれがとても懐かしいことのように思えた。
煙草なしでも一人でお茶飲めばいいんだけどね。なかなか「あえて」そういう時間を持たなくなったのが寂しいなぁと。
またカンテに行こう。

  1. 2006/12/14(木) 01:38:10|
  2. 日々
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フィルム整理/他人のカメラ

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9月末からこの11月末までの2ヶ月間のネガの整理をした。
ネガ/ポジ、カラー/モノクロ、35mm/ブローニー全部合わせて50本くらいが印画紙の箱に無造作につっこんであるのを、とりあえず月別に分けて番号を付ける。
何月に撮ったかだけでも現像した端から書いておけば簡単に整理できるのに、それをせずに乾きたてホヤホヤをスキャンして後はほったらかしにするからもうワケがわからない。
iMacの画面にスキャンデータのコンタクトシートを出して、その日付から撮影月を割り出していく。なんか順番が逆だろう、とか思いながら。
結局2時間かかってしまった。

昔は全部ベタ焼きをとっていたのに、最近はスキャナーのプレビューを見ながらセレクトしてしまうから、そこで選ばれなかったコマは次になかなか日の目を見なくなる。これってデジカメで不要なコマを削除していくのとほとんど同じなのでは、と気づく。まぁ、ネガは消滅はしないけど、簡単に見返せないというのは意味としてほとんど同じだ。
やっぱりベタ焼きとらないと。来年暗室を復活させたらまずはベタとりまくろうか。その印画紙代で破産しそうだが。

・・・・

渡部さとるのブログに藤代冥砂が使っているカメラの話が。
http://www2.diary.ne.jp/user/178978/#1165395298
今はほとんどペンタックスSPと55/1.8だけ、という話を読んで、俄然自分のペンタックスSPF(レンズも同じ55/1.8)が可愛く思えてくるから調子のいいヤローである。
そんなに興味のある写真家じゃなかったけど、例の奥さんを写した写真集でいきなりFAV度アップしたからなぁ(けっこうベタなものに影響されるカマウチ)。

ちょっと前は沢渡朔の記事を読んでいて、彼がペンタックスのLXやら6×7なんかを使っている様がどうにもカッコ良く、ああ、LXと、あのフニクさんも使ってる短めの標準レンズが欲しいなぁ・・・などと思っていたところだった。
で、実際中古屋にLX見に行ったりしたんだけど・・・・高いのね、LXって。
ため息をつきながら、写真はカメラじゃないやい、などとじっと手を見る。

でも何やかんや言いながら、人の使ってる機材が格好良く見えるって、あるんだよな。
眠っていたマミヤ6Nをまた使い出したのは野口理佳がこれを使ってると聞いたからだった気がするし、ニッコールの50/1.2なんかブルース氏のフォトログを見てからクラクラ欲しくなったし。EXA-1なんか、まんま+mocoさんの真似(笑)。
カメラなんか何を使っても一緒だよ、というのは本当だが、一緒ならば、じゃぁ人が使ってて格好良かったカメラを選ぼう、という屁理屈も成り立つわけだ。
川内倫子に憧れてローライを買ったあなたも、安心して使えばよろしい(笑)

・・・・・

[今読んでる本]
遠藤ケイ『熊を殺すと雨が降るー失われゆく山の民俗ー』(ちくま文庫)
[昨日買った雑誌]
『ミュージック・マガジン』矢野顕子特集。
『STUDIO VOICE』写真集の現在、総集編。
ちなみに昨日これらの雑誌を買った伊丹の中規模書店の店員は二人とも『STUDIO VOICE』を知らなかった。嘘だろ?

  1. 2006/12/09(土) 15:27:24|
  2. カメラ
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写真と音楽の比喩

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一番有名なのはアンセル・アダムスの「ネガは楽譜、プリントは演奏」ですかね。
アンセル・アダムスが指揮者のように両手をヒラヒラさせて焼き込みや覆い焼きをしている姿を思わず思い浮かべてしまいますが、そういう意味ではないので念のため。

最近ナダールで展示してた尾仲浩二さん。正直、尾仲さんのカラー写真は僕にはよくわからなかったけれど、彼の「モノクロはアコースティック・ギターで、カラーを撮るというのはエレキ・ギターに持ち替えたくらいに世界が変わった」(大意)という言葉に妙に感心した。うまいこと言うなぁ。

エレキギターだからって極彩色絢爛豪華な世界を弾かなくてもいいわけで、ギャヴァン・ブライヤーズの『エレクトリックギター協奏曲』みたいな、シンプルな音を置いていくようなカラー写真もアリだろうし。ZO-3ギター(古いか?)のチープさを古いカメラで狙って見るも良し。スリーコードで遮二無二走る写真があってもいいだろうし。

僕みたいな雑な性格の人間にとって、カラー写真って本当に難しい。いろんなものが写り込んでしまうしね。シンプルに、シンプルに、と念じて撮るんだけど、結局いつもごちゃごちゃ(笑)

中途半端な演奏家が、オカズというか手癖というか、ついついつけてしまう装飾的な弾き方あるでしょ。ギタリストでもピアニストでも。一音一音に何もこもってなくて、ただ手癖で弾かれる空疎な音。
ああいう写真は撮っちゃ駄目だと思うんです。
こういう風に写したらいい写真ぽい、みたいなね。
どういう写真のこと言ってるか、わかるよね?

スリリングな対位法の上に蠢く音の大伽藍をおっ建てるバッハのような写真、とか。
テクも何も二の次に、歌と呻きが迸るTVパーソナリティーズみたいな写真、とか。

凄い音楽も凄い写真も、言えることは、本当の高みまで行ってしまうと、言葉なんてまったく不要の、論理の外に連れて行ってくれる、ということです。
そういう写真、撮りたいなぁ。



  1. 2006/12/05(火) 21:28:25|
  2. 写真
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技術について、その他

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仕事、激務。目と背中と腰と首が辛い。
なにより写真撮る暇がない。
週に1~2度、大阪の式場に行く行き帰りにだけ慌ただしく撮っている。

電車の中で『りんこ日記2』、帰ってきたら『Photo GRAPHICA 05』などを読んでいる。
倫子さん「ガネーシュでチャイを飲む」なんて記事を見つけて、え~僕だってけっこうガネーシュ行くのに、などと悔しがる。会ったらどうするんだ俺。ファンです、とか言うのか?(笑)一澤帆布にサイン下さい、とか。

『Photo GRAPHICA 05』のホンマタカシのインタビューがすごく面白く、あちこちで感銘を受ける。すごく丁寧な写真を撮る人だとは思っていたが、やっぱり技術の蓄積ってモノを言うよな、と改めて肝に。

写真の基礎。僕はまだまだ知らないこと多いな。
モノクロはプリントまで一通りは知ってるけど、まだまだ胸張って「焼けます」と言えるようなレベルじゃない。カラーの暗室は全く経験なし。
カメラは4×5まで仕事で使っていたが、最近はほとんどデジタルだし、使用頻度激減。年に1~2回。
仕事以外で使ってみたいと思いつつ、なかなか機会に巡り会わず。
『りんこ日記2』でも宝石撮る仕事でさらっと4×5を持ち出す倫子さんがかっこいい。4×5か。何が出来るかな。

デジタルなんかこれからいくらでも出来るんだから、フィルムが健在なうちにフィルムでやれることどんどんやっておきたいなぁ。
さしあたって、来年から銀塩のモノクロプリント復活します。暗室作るぞ。

・・・・・

先週ナダールで個展だった中島勉さんがmixiの日記に「写真に忠誠を、すべてに愛を込めて」なんて書いてて、彼らしい大げさな言葉遣いがかっこいいなと思う。
中島さんの個展、今回も最高でした。個人的に、前回の彼の個展はその年のナダールのすべての展示の中でナンバーワンだと思っていたので、今回も楽しみにしていたんですが、期待に違わず素晴らしかったです。

写真に忠誠を。うーん。何度も言うが、かっこいいなぁ(笑)

  1. 2006/12/04(月) 21:59:21|
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カマウチ・カメラ(14) ーコンタックスG2/プラナー45mm F2ー

061203G2.jpg


[コニカ業務用400ネガ]
コンタックスG2/プラナー45mm F2

カマウチ・カメラ最終回でーす。
RTのところに書いた「車運転しながら撮る」の写真を。カメラはRTじゃなくてコンタックスG2で。

このカメラ、僕はどうやら相性が悪いみたいです。MFからAFに戻し忘れてピンボケ連発したりドライブモードのダイヤルが勝手に動いていたり。なんかうっかりやってしまうことが多い。
レンズは評判ですが、そしてたしかに良い写りなのですが、なんていうか、不思議とときめきません。28mmも45mmも。なんでだろう。

とにもかくにもAFですし、マニュアルもAEも可能だし、いいカメラのはずなんですが。まぁ、「相性が良くないみたい」というひとことですね。

・・・・・

はい。14回にわたって連載して参りましたカマウチ・カメラ、今回で終了です。
好きでもないカメラで最後しめるなよって? そうですね。


  1. 2006/12/03(日) 01:50:57|
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カマウチ・カメラ(13) ーニコンF2/ニッコール50mm F1.2ー

061202nikon.jpg

[Kodak E100VS]
ニコンF2、Aiニッコール50mm F1.2s。

普段僕が一番使うレンズは標準50mmで、35mm一眼レフはEOS、ニコン、ペンタックスがあるから、当然50mmも各社用に持っている(ペンタックスは55mmだが)。あと、ライカ用にノクトン50も。

50mmという画角が好きなので、いろいろ試してみたけれど、今まで使ってみた50mmの中で一番好きな写り方をするのはオリンパス・ズイコー50mmF1.4だった。色乗りは地味だが、トーンといいボケ方といい文句なし。
みんなツァイスがいいというけれど、僕はなんか、いまひとつ好きになれない。京セラコンタックス一眼のプラナーも、Gシリーズ用の45mm F2も。欠点はないのだけれど、なんか面白くない。

ズイコー50/1.4が一番好きな50mmだ、といいながら、僕はオリンパスのカメラも、当のズイコー50/1.4も所有していない。OM-1のいいやつがあったら欲しいんだけどな。小さくていいよね。
ただ、借りて使った印象を言えば、ファインダースクリーンの出来が、ちょっとキツい。マット面でのピント合わせは相当難しいんじゃないか。
そこが未だに躊躇する理由。
コシナがニコンFマウント用ズイコー50/1.4を出してくれないかな(笑)

ニコンの50mmは、長らく50/1.4を使ってきたけれど、言っちゃ何だが、あのレンズは酷すぎる。あれが天下のニコンの標準レンズ??? 潰れる暗部、浅薄なハイライト、ブザマな二線ボケ。いいところなしである。

ところがニコンには50/1.2という、なぜかあまり目立たないもう一つの標準レンズがあったのだ。正直、最近まで気にもとめてなかった。
ナダール「ポートレート展」の前にweb写真戦友のブルースさんがこのレンズを購入し、作品をフォトログ等にアップしていたのを見て、ちょっとびっくり。

なんだニコン、こんな面白いレンズ出してるのかよ。

50/1,4のニッコールも手放してしまったし、とりあえずニコンに付ける標準レンズが欲しかったので、まずは噂のFマウント・プラナーを候補に挙げてたんだけど、ブルースさんの写真を見て俄然この50/1.2が欲しくなってしまった。

が、まぁいつものようにいつものごとく、先立つものがないもので、さぁ何を売ろうか。たいてい売ってしまったあとで元手になりそうなものが何もない。
と、悶々としているところへ、このレンズをプレゼントしてあげようという、奇特を通り越して物好き・・・いやいや、何を言うか。そんな人が現れた。
誰だって? いや、まぁ名前は伏せますが某ありま秀丞さん。
某ありまさん、なんでまたこんなゴロツキ写真家ごときにこんな御厚志を・・・(涙)
せめてものお礼にとベッサR2をお送りしましたが、新品の50/1.2と使い倒したベッサじゃ、天秤にもかかりゃしない。
南無ありま仏。合掌。

「オーサカセブン」の出展作はほとんど全部(9点中8点)、ニコンF2とこの50/1.2で撮ったものです(1点だけEOS-5にEF50/1.4というのがありました)。
使用したフィルムはブルースさんからプレゼントされたE100VS。
もらいもんばっかりでグループ展をやっちゃう罰当たりなカマウチです。
いやー、みなさん、本当にありがとうございます(大涙)。
  1. 2006/12/02(土) 22:43:48|
  2. カメラ
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カマウチ・カメラ(12) ーキヤノンEOS-RT/シグマ20mm F1.8-

EOS061202.jpg

[tri-X/D-76]

最近カメラの趣味がどんどん先祖返りして、使うカメラのほとんどが機械式のものになった。というのは僕は内蔵の露出計というのがどうにもこうにも嫌いで、画面が白が多いからプラスに補正しなきゃ、とか、暗い色の服だから絞っとくか、とか、そういう露出の補正を考えるのが面倒くさいのだ。
晴れたらいくら、曇ったら2段絞る、夕方いくら、室内いくら・・・と、僕の露出はいつも「勘」である。

露出をマニュアルで使えるカメラならば露出計の値を無視すればいいわけだが(目障りだけど)、AEのみのカメラは本当に困る。友人からリコーGR1を借りて使ったことがあるけど、写りはすごく好きだったが、絞り優先AEしか使えないというところで馴染めなかった。

そんな僕が、唯一使っているAF一眼レフが、このキヤノンEOS-RT。
このカメラもAE専用機といっていいだろう。初期のEOSは露出のマニュアル操作など全く考えていない感じで、出来なくはないのだが、やりにくいことこの上ない。
こういうカメラは逆に「何も考えない」方がいい。
EOS-RTを使うときはいつも露出はプログラムにして、感度を1段下げて使う。つまり、「常に+1補正」状態で、あとは何も考えないようにするのだ。

ペリクルミラー固定の、ミラーが上下しない一眼レフで、シャッターのタイムラグが感動的に短い。AFも初期とはいえ天下のキヤノンEOSだ。快適である。
このカメラにはいつもシグマの20mm F1.8か28mm F1.8をつけている。
自転車に乗りながら、とか、人の車の助手席から、とか、とにかく移動しながら使うと気持ちがいい。昔は自分で車を運転しながら片手で、とかやってたけど、さすがに危ないからやめた(笑)
ま、自転車くらいにしとこ。

片手で扱える、持ちやすいグリップもすばらしい。
まだこの頃まではEOSもシャープでかっこいいデザインだったのだ。


  1. 2006/12/02(土) 07:45:48|
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