OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

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新年明けましておめでとうございます!(少々フライング)

071231saru.jpg


ちょっと早めに(一時間半前)ご挨拶。
新年明けましておめでとうございます。
いやー、紅白の中村美律子良かったですね。
当然九時からダウンタウン見てますが。
今年もよろしくお願い致します。
あ、まろさんにもね(笑
ハッピーニューイヤー!




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  1. 2007/12/31(月) 22:24:11|
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いい医者って?

usagi071227.jpg


小さく生まれたヒナコを5ヶ月の入院中ずっと診てくれたC病院小児科のY医師に、僕は全幅の信頼を寄せている。そういう態度はたぶん、顔にも表れるのだろうと思う。

ヒナコの足の治療(ヒナコは左足の先天性脛骨列部分欠損という珍しい症例なのだ)のため大阪のB病院に紹介状を書いてもらおうとY医師を訪れたとき、僕の「B病院のK先生って、すごく評判を聞きますけど、そんなに凄い先生なんですか」との質問に、Y先生は以下のように答えた。

・・・・・・

その医師が「ええ先生かどうか」っていう判断は、人によっていろいろあるでしょう。
たとえば僕(Y医師)はええ医師かどうか。僕は、患者さんからは気さくで話しやすいとか、そういう風に言われますけど、これは僕の師匠にあたる先生の影響をね、やっぱり受けるんですわ。僕の師匠がこういうタイプやったんです。知らんうちに話し方とか伝染するんやね。悪く言うたら、演じてるわけですよ。ざっくばらんな医者、ってやつを。

たとえば、こないだ定期検診に来てたヒナコちゃんを廊下で見て、「あ、今日は検診ですか。ヒナコちゃん大きぃなったなぁ」って声かけますよね、僕。それは、百人いる僕の患者を、僕が全部覚えてるから、っていうんじゃない。カマウチさんにとって僕はたった一人の主治医かもしれんけど、正直、ヒナコちゃんは、僕にとっては百人の患者のうちの一人です。今朝パソコンを見て、あ、今日は誰々が検診に来るねんな、って予習するから、『あ、ヒナコちゃん』って名前が出てくるだけです。冷たいようやけど、そんなもんです。

カマウチさんは僕をそれなりにええ医者やと思てるかもしれんけどね。ええ医者かどうかっていうのは、そういうところで判断するもんやないです。

じゃあB病院のK先生はええ医者かどうか、っていう話ね。
まず、K先生も僕も外科を勉強して来た医師です。でも僕は今ここで小児科の手配師(小児科の部長のことを自ら揶揄してこう言う)みたいなことやってますが、何も最初から小児科に来たかったわけやない。外科っていうのはものすごい広範な分野やからね。自分で何がしたい、って言うても、なかなか希望通りの道は歩かれへん。まぁいろんな事情が重なって、僕は流れ流れてここへ来たわけや。

でもK先生は、最初から小児整形の勉強をして、小児整形一本で来た人です。正直ね、小児科って、最近テレビでよくやってるから知ってるでしょうけど、誰も好んでやりたがらない分野です。産科と小児科はね、ほんまにしんどい仕事ですわ。
でもK先生は僕なんかと違って、はじめから小児整形をやるために勉強を積んで来られた方です。そんな人、なかなかおらへんね。

とにかく、見栄えとか、そういうことやなしにね、患者さん本人にとって、何が一番大事なことか、っていうのを考えな駄目でしょ、医者って。

たとえば手の親指のないお子さんが生まれたとして、やってみたらわかるけど、人間ってね、親指がなかったら物をつかめんのです。残り四本の指では力が入らんのです。
で、K先生はどうするか。肋骨の端っこの骨を少し削って親指のあるべき場所に移植して、ちょっとした突起を作った。
これでね、物をつかむ、っていうことがめちゃくちゃ楽になるんですわ。親指のあるべきところに、その突起があるかないかで。

そういう工夫をね、ずっと考えてるような先生です。整形の世界って、ほんま、そういったアイデアが出るかどうか、ってことなんです。

そういう意味で、K先生は非常に優秀な医師です。
答えになってますか?

・・・・・・

このY医師の言葉を聞いて、K医師が「ええ医者」だというのがよくわかった。
で、やっぱりY医師も「ええ医者」を演じてる、本当にええ先生なのだと、ばれちゃいまいたよ(笑)






  1. 2007/12/27(木) 07:03:43|
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にゃっ!

071224naha_cat.jpg


古いネガをプリント中。

これは12年前、那覇で撮った猫。このブログやフリッカーで僕のプロフィール写真に使われているのでお馴染みだと思います。
12年振りにプリントしてみたんですが、XP2だからか、ちょっと画像に力がなくなっている感じ。

イルフォードXP2はカラー現像のモノクロ・フィルムなので、粒子を構成するのは銀の粒ではなく色素です。やっぱり普通の銀のモノクロフィルムより劣化が早いのかな。
ハイライト側のトーンが、フォトショップのトーンジャンプのように段状になっているように感じる(焼き込んで誤魔化しましたが)。


もしXP2のせいだとしたら、このフィルムで撮ったものから優先してプリントしないと。
XP2のせいじゃなくて、たまたま、ということも考えられるんだけど・・・どなたか情報お持ちじゃないですか? 

昔はよく使っていたから、けっこうな本数ありそうだなぁ。

  1. 2007/12/24(月) 02:27:37|
  2. 写真
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12月19日

hinako071219.jpg


あれからなんと1年です。
たった752gで生まれたヒナコは十倍近い7000gになりました。
3ヶ月も早産だったので実際は9ヶ月相当の修正齢ですが、法律上は立派に1歳です。
千船病院の方々、本当にありがとう!
そのほか、いつも助けてくださる方々に感謝を!


  1. 2007/12/19(水) 00:18:46|
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ある家族の風景/山田風太郎/昔のネガ

earlyphoto071217.jpg


昨晩遅く阪急電車車内での4人親子。父、体格良し。ややトミーズ雅に似る。母、地味な友近、という感じ。二人姉妹、上が小五、下が小三くらいと見た。
食事帰りらしく、父、多少酔っている。
酔っているせいか、元々なのか、声でかい。

姉 父ちゃん、おかし食べたい。
母 電車の中でおかし食べたらあかん。
姉 いいやん、いいやん。
父 食え食え。なんぼでも食え。
母 もう、酔っぱらいー。
父 とんがりコーン、チーズ味。とんがりコーン、チーズ味(歌うように)
姉 とんがりコーン好きやー。
父 そうか、父ちゃんも好きや。形がな、父ちゃんの好きな巨乳っぽいやろ。巨乳、巨乳。
母 でかい声で何いうてんの。
父 巨乳はええで。お前ちゃうけど。
妹 ジャスミンティー。
父 (ペットボトルのジャスミン茶を渡す)ほい。
妹 ジャスミンティーとトンガリコーンは合うねん。
父 巨乳とジャスミンティーは合うんか。そうか。
母 えらい遅ぅなってしもたなー。
姉 帰って宿題すんのいややー。
父 いややったらせんかったらええ。
母 何言うてんの、あんた。
父 宿題せんかったからって世界が変わるんか。宿題せんかったからって不幸になるんか。
姉 先生に怒られるやん。
父 先生に怒られたらこう言え。「この宿題をしなかったからといって、私の人生になんぼほど悪影響が出るっちゅーんですか。これが何か私の人生の役に立つっていうんですか。たかが宿題じゃないですかー」ってな。言え。言うたれ。どーんと。
姉 言われへんわ。そんなこと。
父 宿題なんかくそくらえー。
妹 あージャスミンティーはおいしいなぁ。
父 お、もうすぐ神崎川や。父ちゃんはここで降りるからな(席を立つ)。
母 どこ行くのんな。
父 巨乳のとこに決まってるやろ。ミサキ、お前は園田、ミユ、お前は塚口で降りろ。母ちゃんは伊丹まで行ってまえー。
母 なんで別々にならなあかんの。
父 これからはみんなバラバラに生きて行くんや。
妹 ジャスミンティーはおいしいなぁ。
父 (電車が神崎川駅に着く)ほなら。さいなら(本当に降りてしまう)。
姉 ほんまに行ってもたー。
父 (別の扉から再び入ってくる)父ちゃん、家族愛に目覚めたわ。やっぱりお前らと一緒に帰ろ。
母 どっちでもええねんで別に。
妹 ジャスミンティーなくなってしもた。
父 ジャスミンティーくらいまた父ちゃんが買うたる。家族愛やからな。ふはは。
姉 ああ、宿題いややなー。
妹 ジャスミンティー。

そしてみんなで園田駅で降りていきましたとさ。

・・・・・・

山田風太郎『戦中派不戦日記』、なるほどこれは名著です。息つく暇なく読ませます。
今ちょうど佳境、終戦の日を過ぎました。玉音放送のシーンがすごい。
僕は『魔界転生』も『甲賀忍法帖』も、今まで1冊も山田風太郎を読んだことがなかったのですが、俄然興味がわきました。
終戦時点で400頁。残りまだ300頁もある幸せを噛みしめています。

・・・・・・

必要があって、昨晩遅く12年前と15年前のモノクロネガを探索。見つかったけど、ネガシートの圧着で化学変化を起こしたか、ムラっぽい汚れがあり、また傷やネガのヨレもある。
汚れはクリーニングしたらとれたけど、今後、古いネガの状態は悪くなる一方なのだから、これはと思うものは全部プリントしておかななくては。

写真を始めた頃の数年間のネガやベタ焼きを久しぶりに見た。青臭くて恥ずかしくなるようなコマも大量にあるけど、その中にたまーに、びっくりするような、我ながらかっこいいものもある。
新しく撮るよりも、昔のネガをプリントすることに熱中してしまいそうな気が(笑)。
いやほんと、「初期のカマウチヒデキ」なんつって、展示やりたいくらい。
・・・・そんなお金ないけどさ。





  1. 2007/12/17(月) 20:37:07|
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メモ書きのようでごめんなさい

truck071215.jpg


自分は幸福な家庭を見るとき、いつも胸の中で何者かが薄暗く首を垂れるのを感じる。そしてまたその首が薄暗くもちあがるのを感じる。その首がつぶやく。この不幸がやがておれの武器となる、と。ー
(山田風太郎『戦中派不戦日記』六月一日)

かっこいいと思ったので、備忘的引用。

・・・・・

首痛が治らない。接骨院に行ったのに治らない。慢性化してる。
ヤマナカさんにもらった和興白花油がもうなくなりかけ。首痛の一時凌ぎ用であって、根治にはならないんだけど、なくなったら辛い。
誰か台湾か香港行く人いない? 買ってきてー。

・・・・・

シュレ子(29歳)が
「最近年下(24歳)の男の子と話していて、『食指が動く』っていう言い方をしたら『意味わからん』て言われたんですよ。日常の会話で『食指が動く』ってのは変ですかねー」
と聞くので、まぁ使い方によるだろうなぁ、まったく使わない言い回しじゃないよなぁ、と考えてみる。
被写体として絶好の物体を見つけて「あたしこういうの見たら食指動くねん」みたいな使い方なわけで、言い換えてみれば「(被写体として)ソソる」ということである。

自分は普通に使うのに、他人の前で使うと「何それ」みたいな顔をされる言い回しって何かないだろうか。
「血道(ちみち)を上げる」って、よく使うんだけど、あまり理解されないみたい。「しょーもないことに血道上げとる場合やないで」、みたいな使い方。のぼせ上がるとか、夢中になるとか、そんな感じの意味。
大阪弁的慣用句? 大阪でも使う人少ないかも?

・・・・・

大阪弁的慣用句、で思い出したことをついでに。
僕は「ら抜き言葉」のことをうるさく言う人の気持ちがわからない。文体的に相当親近感を持っている文章家がみな「ら抜きは許せない」と書いているのに、そこだけにどうにも同意が出来ない。
何故だろうと不思議に思っていたら、何のことはない、大阪弁は「ら抜き」が当たり前なのだ。
「見れる」は僕らにとって「ら抜き」なんじゃなくて、単純に大阪弁だったのだ。
と、ごく最近気がついた。






  1. 2007/12/15(土) 21:33:42|
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忙殺

CS071213.jpg


多忙です。多忙です。多忙です。
まぁ今の時期に忙しくなかったらこの商売もう終わりなので忙しいのは仕方がない。でも疲れすぎて帰りの電車は本も読めず眠ってしまうのが辛い。
それでもぼちぼち読んでますが。

■長倉洋海『ぼくが見てきた戦争と平和』(バジリコ)

池澤夏樹に「マスードに思い入れるあまりジャーナリストとしての公正を欠いている」と批難されても、僕は長倉洋海、やっぱり好きだなぁ。
英雄マスードも綺麗事ではすまないダーティな側面はあっただろう。でも長倉洋海の描くマスードも、これはこれで貴重な記録。この距離からしか描けない歴史もあるのだ。

■山田風太郎『戦中派不戦日記』(講談社文庫)

山田風太郎『戦中派不戦日記』、読んでます。噂に違わず面白い! すさまじくブッとい本(700頁)で、まだ200頁くらいまでしか読んでないけど。
しかし、太すぎて読みにくいので、上下2冊に分けてほしかったなぁ。片手で持ちにくい・・・。

二ヶ月くらいかけてだらだら読んできた大岡昇平『成城だより』、とうとう終わってしまいました。続きを書いてください大岡さん。大岡昇平の霊界通信、なんてね。


  1. 2007/12/13(木) 07:08:25|
  2. 読書狂
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レンズに淫してしまったら

img801.jpg

[pentax67 / 105mmF2.4 / Acros]

レンズ描写だけでゾクゾクする、ってのがある。
ペンタックス67の105ミリF2.4。あのレンズは反則でしょ。凄い。
何撮ってもうっとりする写りなので、なんか物凄くいい写真を撮ってしまったかのような錯覚に陥るのだが、そう、それは単に「描写の美しい写真」が撮れたに過ぎない。そんなことはわかっているのである。
この錯覚が邪魔だ。
で、このレンズを使わなくなる。たまに持ち出す。また錯覚する。

こういう錯覚に陥ってしまったときには、冷静にPUU氏の「UNDOKAI」(PUU's Gallery No.105)を見に行く。
凄い写真というのはこういうのを言うのだカマウチ。

・・・わかってるよっ! ふん。



  1. 2007/12/07(金) 02:55:28|
  2. 写真
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わかっちゃいるんだが

071202nightcat.jpg


終わりに近づいた『成城だより』を例によって中断して、合間に一冊挟んだ。
犬伏雅一・森川潔・西尾俊一編『新世代写真術/世界を拓くフォトグラファー』(フィルムアート社)。学生向きっぽい本で、1700円もしたのに一日(=電車の往復、90分)で読めたぞ。なんか損した気分。
面白いところもあるけど、編者三人が三者三様好きなようにくっ喋ってる感じで、本としてのまとまり、なし。
批評系の本なのに安っぽい技術解説が同居していたり。「人の歩きや動きを止めるには1/125秒以上のシャッタースピードが必要です」なんて記事のある隣に「写真的記憶とは」みたいなのがあって、妙にカッコつけた作家論なんかも入り・・・なんでもかんでもゴッタ煮状態。
う~ん、「本」として失敗でしょう。巻末のブックリストのみ役に立つかも、立たないかも。

写真論アマタあれど、僕が自分に向けて発することのできる警告って、ただ一つだけなんだと思います。
「使い古された叙情にひたるな。」

ええ、もちろん、使い古された叙情にひたりがちだからですよ、僕自身が。
自分でわかってるからです。そういうのを激しく嫌悪する自分がいて、でもつい撮ってしまう自分もいる。
厳しい抑制をかいくぐって、それでも溢れ出てしまう叙情だけを秤にかけなくちゃいけない。

なかなかそうはいかんのですが。




  1. 2007/12/02(日) 01:11:14|
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