OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

ぷれんとり閉店!? / 筑摩書房、こらっ!

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西宮・武庫川すずかけ作業所のギャラリー&カフェ「ぷれんとり」が今月末で閉店。
作業所に通う人の絵画作品や、他にもいろんな展示をここで観た。
「君は手ぶらでやってきた」の『かた夜の脇道』(田口誠)という素晴らしい詩を知ったのもここで。
http://kamanekoblog.blog58.fc2.com/blog-entry-144.html

舛次崇のゾクゾクするようなカッコイイ絵も、僕はここで初めて観た。
こういう「外向け」の窓がなくなるのって、どうなの?
残念。というか、切に再開を乞う。

・・・・・

山田風太郎+森まゆみ『風々院風々風々居士』(ちくま文庫)読了。
ちくま文庫の『山田風太郎明治小説全集』全14巻を刊行するときに、編者森まゆみが山田風太郎に行ったインタビュー集である。

であるから、内容はいかに『山田風太郎明治小説全集』が面白いか、ということなのであって、ああ『幻燈辻馬車』面白そうだなぁ、とか、『地の果ての獄』は昔大河ドラマでやってた樺戸囚治監が舞台なのか、とか、さんざん興味を引いておいて・・・・肝心の『山田風太郎明治小説全集』が品切れ・重版予定なし、ってどういうこと???
インタビュー集(誘引剤)だけが現役って!

シェフの料理説明をさんざん聞いた挙げ句に、食べる直前で料理を全部下げられたかのような悔しさ。そりゃないよ筑摩書房。

ネットで古書店検索して、とりあえず『幻燈辻馬車』と『地の果ての獄』は入手。

あと、相方が『エドの舞踏会』を以前に買っていて家にあった。何だよ、いつのまに山田風太郎読んでたんだよ。先を越されてちょっと悔しいが、まぁ、おかげでちゃんと読めるんだから感謝である。

  1. 2008/03/28(金) 01:30:17|
  2. あとりえすずかけ
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天才PUUまたまた・・・

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(↑ photo by PUU / 無断転載。許せ、PUU太郎)

基本的にノスタルジーというのはアートには馴染まないものである、と思っております。
僕は正直ノスタルジックな写真は好きではありませんし、自分で撮ることはないでしょう。
しかし、何事にも例外というのは存在するのです。

天才PUUの手にかかれば、ノスタルジーもまた、こんな凄いものになってしまうのです。

PUU's Gallery No.115 『僕らの記憶』

みなさん勘違いしないように。
PUU氏は天才だから、こんなことが出来るんです。

畜生、撮れるかっ! こんなもん(悔!)



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ちなみにPUUさんはこんな人(右端)↑。後ろにいるのはジョゼ、タピ、シュレ子。(2006年1月)






  1. 2008/03/25(火) 12:32:57|
  2. 写真
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こんなコンパクトデジカメなら

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シグマDP1,あちこちで話題ですね。
良くも悪くも、って感じで。
写りは最高、でも動作が緩慢で・・・というのが総じての評価でしょうか。

別に高性能でなくてもいいから、そこそこ大きいイメージセンサーで、画素数もそこそこでよくて、俊敏、とまではいかなくてもあまりストレスを感じない程度の運動神経と、F2.8レベルの普通に写るレンズを搭載したコンデジを、どこか出してくれませんかね。あ、画角は換算35mm希望です。

と、早い話が、ビッグミニFくらいのカメラが欲しい、ってことです。
というわけでソニーさん、ビッグミニD、出しませんか?




  1. 2008/03/23(日) 00:29:01|
  2. カメラ
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山田風太郎になりたい!/未体験ゾーン

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山田風太郎『忍法忠臣蔵』(講談社文庫)読了。

巻末解説に馳星周が書いている。
「わたしは唐突に、そして真摯に思ったのだ。山田風太郎のようでありたい、と」

突然脈絡なくこんな一節だけ引かれても面食らうだろうが、別にみなさんに共感は求めません。
しかし山田風太郎に参った人なら誰でも、この馳星周みたいに思うのではないか。

ああ、山田風太郎のようでありたい。
いや、山田風太郎になりたい!

・・・・・・・

先日八切暗箱で撮ったPちゃん、プリントしてみた。
準広角だけど焦点距離は250mm。そんなレンズで、絞り開放(F4.5)で撮った人物写真。

す、すごい。未体験ゾーンです。

自分で言うのも何ですが、いや、なんてーのか、ほんとすっごいプリントが出来ちゃった。

定着が終わったプリントを、何度も水洗バットから持ち上げてアングリ見てしまいましたよ。
すごいわ、大判って。

早く見せたいなぁ、誰かに。
とりあえずPちゃん本人にプリント渡そうかな、と思ったんだけど、ここはグッと我慢して。

ギャラリーmaggotの『le modele』(5/07 - 5/18)に出展することにします。

カマウチの大判人物写真、ぜひぜひ見に来て下さいませ。



  1. 2008/03/20(木) 23:54:18|
  2. 読書狂
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甲賀忍法帖/他

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山田風太郎『甲賀忍法帖』(講談社文庫)読了。
続きが読みたくて矢も楯もたまらず、婚礼撮影の合間にアセンスに走って『忍法忠臣蔵』(講談社文庫)を買う。

山田風太郎、凄い。荒唐無稽もここまで来ると感動。
今日買った二冊目も、いきなり絶好調に面白い。何なんだこの才能は。
荒唐無稽、というと悪口みたいだけど、絶品の荒唐無稽とでも言うか、馬鹿馬鹿しいくらい無茶な設定なのに、グイグイ読ませる。
これは当分没入せねばなるまい。

・・・・・・

八切暗箱でPちゃん、Kさんの二人を撮影。
250mmが準広角って、ほんと凄い世界。ボケ量、半端ではない。
Pちゃんなんか室内で絞り開放で撮ったけど、ちゃんとピント来てた。ピクリとも動かなかった忍耐力に脱帽。ありがとう。
外で撮ったKさんの写真はf11半まで絞っても遠景はドロドロに溶けてる。
こんな被写界深度、楽しすぎます(笑

夜、例によって二枚同時で皿現像をする。
Kさんを撮ったフィルムに一部スジ状のカブリあり。光線引き、というより、なんか圧力カブリっぽい? もしかしてフィルム切った時になんかやらかしたのかも。
フィルム切るって、やっぱり無理があるのかなぁ。

大判で人撮るって、楽しいですよ、みなさん。

  1. 2008/03/18(火) 01:28:59|
  2. 読書狂
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調子悪い

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ところで、ずいぶん前からブログのタイトルを「OK,Darling. But What is Photograph?」に変えてるんですが、誰も突っ込まないですね(寂)。
いや、別にいいんですけど。

半月ぶりくらいに現像をしたんですが、「未現像フィルム入れ」にしているクッキー缶を開けると、tri-x1本とプレストが2本、35mmばかりたった3本しか入ってなかった。
2週間で3本、これは僕にしたら病的に少ない本数です。月に30本撮ってた時期もあるのに。
なんか調子悪い。

・・・・・・

最近見た展示
■森山大道+沢渡朔(アセンス美術 2/25-3/20)
こんな展示が無料で観られるなんて。贅沢。沢渡朔、よかった。いいなぁ。
大道さんは、まぁいつもの感じ。

■「境」今村徹(大阪ナダール  3/4~3/9 終了)
街中の植物を撮る。ものすごく親近感の湧くプリント。多分すごく視線が似ているんだと思う。

■大村由美子 (Galerie6C 苦楽園)
花と花屋のモノクローム。いい空間です。しばらく常設?
「Galerie 6C」
西宮市南越木岩町9‐5 パルレ苦楽園 3F
火~金 15時~20時  土・日 11時~18時  月曜休み


・・・・・・

最近読んでる本
■杉山登志郎『発達障害の子どもたち』(講談社現代新書)
■山田風太郎『甲賀忍法帖』(講談社文庫)

こんな二冊を並行読み出来る自分を、我ながら凄いと思う。

  1. 2008/03/15(土) 01:29:57|
  2. 日々
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4年前のネガ

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3~4年前に撮った写真をプリントする。
まだ自家現像を再開していなかった時期で、モノクロはイルフォードXP2を使ってラボ出ししていたのだが、最近そのあたりのネガを見てみたら、なんだかベースの色が1本ごとにバラバラなのが気になった。
昔はもっとグレーに近い印象だったのに、どんどん、しかも程度がバラバラに、マゼンタっぽくなっているのだ。
多階調印画紙のフィルター色とケンカしそうなほどに。

もしかして劣化が始まっているのか?
XP2はカラー現像でモノクロ画像を作る方式なので、最終的に残っている画像は銀ではなくて色素である。カラーネガと同じ。
カラーネガでも普通は5年、10年と(厳密なことを言わなければ)保つものだが、ベース色の不安定さはもしかすると処理がいい加減になされていたのでは、と不安になった。
出したのは一応「プロラボ」なんだけどなぁ。

で、そのXP2で撮ってた時代のネガを、できるだけプリントしておこうかな、と。
焼いてみる限り、ベース色は気になるけれど、画像はしっかりしている。
XP2の粒子って、色素だけに、フォーカススコープで覗いても粒立ちが見えないくらい滑らか。しかもブローニーなので、我ながらホレボレするようなトーンのプリントが出来てしまう。

・・・・・

昨日プリントしていたのは、メインサイトのギャラリーに『35℃』というタイトルでまとめているシリーズの中の写真数点。

『35℃』は2004年夏に、相当な集中力で撮った写真で、ニューマミヤ6にXP2を1日1本と決めて20日間、計20本撮った中から選んだものだ。1本12コマだから240コマ、その中から選んで最終的に37枚にした。
アビィでの『books展』にも出していたから御覧下さった方も多いと思けど、ある人に言わせれば僕が今まで撮った写真の中で「ダントツ一番に良い」シリーズなんだそうな。

確かに、自分でもそうかなと思う。あれだけの集中力で写真に向かったことって、後にも先にもない気がするし。

プリントしながら、嬉しい反面、今の自分はどうなんだよ、と多少自己嫌悪気味。
某まろ氏が言ってることは、たしかに当たっているのだ。


  1. 2008/03/13(木) 20:58:53|
  2. 写真
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スポッティング(ホコリ痕の修整)

とあるギャラリーで女性二人の写真展を観たのですが、二人とも共通のテーマで、見応えのある、すごく面白い試みでした。
が、今回はその内容については触れません。面白かったけど。

せっかく面白かったのに、僕には気になって気になって仕方のないことがありました。
二人ともモノクロの写真なんですが・・・・ホコリ。そう、ネガのホコリの処理を、まったくしていないのです。

一枚一枚で語るのではなく、量を要するテーマだったので展示点数が多く、内容そのものはすごく面白かったのですが、いや、面白かっただけに、ほったらかしのホコリの跡が気になって気になって仕方がない。いちいちホコリに目が止まって、写真の世界に没入できないのです。

量を作らなければならない、というのは、一枚一枚を粗製濫造してもいい、ということにはなりません。当然です。
筆と染料でスポッティングするのが面倒だと思うなら、ネガをブロアで丁寧に吹くくらいのことはせめてやってほしい。やってほしい、じゃなくて、やるのが当たり前でしょう。

ホコリの跡も修整せずに、白抜けだらけのプリントを展示する、という神経が、僕にはまったく理解できません。しかも一枚二枚じゃなくて、壁面一面、白抜けだらけのプリントを見せられるのです。気になる、を通り越して不快ですらありました。

・・・・・・

スポッティングなんかしたことない、という人のために、やり方を紹介します。

染料


使うのは「写真修整用染料」という液状の染料ですが、コダックやスポトーンの製品は次々と生産中止になってしまい、今は僕の知る限り近代インターナショナルが出しているものしかありません(左)。シートタイプの修整絵の具(右)も生産中止らしい。

でも、墨汁を薄めたり、アクリルガッシュやポスターカラー、製図用インク等、いくらでも代用品はあるでしょう。乗りにくいと思ったらホコリ痕の上を針の先で細かく傷つけて(軽~く点描する感じ)その傷に染みこませるとうまくいったりします。
コダックの写真用ニスを少量写真にすり込んでから、先を尖らせた鉛筆でなぞる、というのも有効。

濃度調整


僕は市販されている修整筆よりもちょっと太い、普通に画材屋で売ってる面相筆でやってます。先さえ尖れば、根本が太い方が使いやすいです。
梅皿にあらかじめ染料を少量塗っておいて、乾燥させておきます。
筆に少量の水を付けて乾燥した染料を梅皿の上で戻し、ティッシュで水分量を調整してから(かなり絞った方がいい)、印画紙上のホコリ痕の上に点描するように乗せていきます。

修整前


・・・・・・

これを面倒くさいと思うなら、プリント前に丁寧にネガ上のホコリを吹くことです。まぁ冬場はいくらブロアーかけても、どうしても乗ってしまうものですが。

・・・・・・

紹介したのは銀塩プリントの上に施す修整の仕方ですが、ネガをスキャンしてデジタル化する場合も、もちろんフォトショップのスタンプツールか修整ブラシツールでホコリ消しするのは当然ですよね。

口うるさい、小言爺みたいなこと言ってますか僕。
でも、思わずこんな記事書きたくなるくらい、あの展示のホコリ、気になったんですよ。
本当にもったいない!









  1. 2008/03/10(月) 01:15:59|
  2. 写真
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「赤毛のアン」の秘密

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読書の覚え書き。

■小倉千加子『「赤毛のアン」の秘密』(岩波書店)

いきなりプリンス・エドワード島の風景の悪口と、カナダ本土ではとっくの昔に『アン』は忘れ去られた存在である、ということから書き始める冒頭部分からして、まさに『アン』ファンに喧嘩を売りまくっている。まずはとっつきの非常によろしくない本である。
敵意むき出しのサカムケヒリヒリ感。

しかしこの暗い痛々しい導入をそのまま通奏低音にして、最終章のいささか大袈裟な(?)仕掛けへと持って行く展開はなかなかの迫力だった。
むかつき、納得し、感心し、疑い、無理があるだろうと難じ、没入し、そう来るかと驚き、惚れ惚れし、もういいだろ、と再びムカツく。
面白いけど、読む方の感情としては非常に忙しい。

以前にも別のところで書いたことがあるが、何を隠そう僕も『赤毛のアン』を愛する一人だ。フリークというほどではないけれど、一応村岡花子訳と掛川恭子訳の読み比べくらいはやってるし、新潮文庫の村岡訳が好き勝手にモンゴメリの原文を切り刻んでいる、という程度の知識は持っている。

しかし結局『アン』が好き、といいながら、実は僕は四作目の途中くらいまでしか読んでいない。いつも三作目くらいまでは我慢して読むのだが、そのへんで息切れしてしまうのだ。
『赤毛のアン』は第一作が圧倒的に面白く(五~六回は読んだ)、二作目まではなんとか興味深く読め(三回くらい読んだかな)、三つめあたりからは凡庸で退屈、そこで息切れ、だ。
その秘密も、この本を読めばわかる。

小倉千加子はフェミニズムの論客だが、この本の背表紙を見て、書店のレジに持って行こうとするのはフェミ本読者が半分とアン好き読者が半分だろう。
僕は二十歳前後のころ大阪某市の女性団体で事務のアルバイトをしていた時期があり、そこのリーダー(某市の市会議員でありフェミニズムの啓蒙家。故人)からいささか薫陶を受けているので、この条件に両方当てはまる。

しかしただのアン好き女性には、非常に不愉快な本だろうと思う。
じゃあ誰が読めばいいのか。
あ、僕か。

賛意と違和感が波状攻撃、という、非常にスリリングな本だった。
結果的に、小倉千加子、他にも読んでみよう、と思っている。思う壺ってやつである。


  1. 2008/03/09(日) 01:41:19|
  2. 読書狂
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BBSを作ってみました(試運転)

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いやー、なんかmixiも変なことになってるし、このブログはマニアなネタが多くて書き込みしづらい、という方もいらっしゃるだろうし、気楽に落書きできる場所を作ろうかと、掲示板を作ってみました。
仮設置、ということで。
続けるかもしれないし、やめちゃうかもしれませんが、とりあえず試運転してみます。
よろしければ何か書いてください。

http://kamauchi-bbs.4.bbs.fc2.com/

よろしくですー。
  1. 2008/03/07(金) 19:06:50|
  2. 日々
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イルフォード、ひとまず安心?

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確定情報ではないけれど、イルフォードBW製品の輸入はサイバーグラフィックス社(倒産したオリエンタル写真工業を引き継いだ会社です)に移るようですね。まずは一安心でしょうか。

僕はむしろオリエンタル・ブランドの印画紙が心配だなぁ。イルフォードがあるからもういいか、なんて販売中止されたりしないよねぇ。それは困るよ。

中外写真薬品が製造委託されていた薬品系は向こうからの直輸入になるので値上げが心配ですが、皆さん本気で憂慮しているのはハイパムフィクサーだけなんじゃないかと(笑)
酸性迅速・非硬膜定着液はオリエンタルからも、エヌ・エヌ・シーからも発売されてますので、そっちを買いましょう。

・・・・・・

非硬膜の定着液って、一度使うとやめられませんね。
定着時間はバライタ印画紙でも1分。水洗時間は予備5分、水洗促進剤10分、最終水洗5分。
今までのフジの定着液だと30~40分は水洗しないと安心できなかったのに、貧乏所帯には水道代の面で本当に助かります。

フィルム現像のときは20℃に調整した水をタンク容量の10倍ほど作っておいて、注いで攪拌して捨てる、注いで攪拌して捨てる、を10回繰り返せば水洗OK。
水道代もそうですが、何より水温を安定させられるのが一番の安心です。冬場の水洗って、水温低いので、どれだけ時間延長すれば大丈夫なのか不安なんですよね。
(グレイスの兒嶋さんに聞いたら冬場は通常の3倍くらい水洗時間が必要、とのこと。QW使っても20分くらい水洗しなくちゃいけないってことですね)

・・・・・・

とりあえず、ハイパムフクサーが、少なくとも当分の間手に入らなくなるので(実際ヨドバシ梅田はすでに在庫なし)、エヌ・エヌ・シーの定着液を20リットル分確保しました。
水洗促進剤はイルフォードのがヨドバシに4つだけ残っていたので買い占め。

(ところでイルフォードの水洗促進剤とフジのQWって、性能的に同じなんですかね? 色とか全然違うけど。どなたか御存知の方、教えて下さい)


・・・・・・

[追記]
お、サイバーグラフィックス社のイルフォードBW製品取り扱い、正式に出ましたね。
http://www.ilfordphoto.jp/press/press20080301.pdf






  1. 2008/03/07(金) 01:20:29|
  2. 暗室
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お願いします

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中外写真薬品がイルフォードのBW製品の販売を降りるそうだ。
http://www.chugai-photo.co.jp/

定着液をイルフォード・ハイパムフィクサーに替えてその便利さに唸ってからわずか数ヶ月。印画紙もニューシーガルからイルフォードに替えようかと思ってた矢先。
次の販売店は見つかるのか? ケンコーあたりがやってくれないだろうか。
ともかく、少なくとも当分の間、印画紙も薬品も手に入らないと考えた方が良さそうだ。

最近ポラロイドフィルムの販売終了がアナウンスされたばかり。まぁ、ポラロイドは僕はお世話になってないので個人的な痛手はないが、しかしこうやって銀塩写真文化の首が絞められていくのは、なんとも寒々しい思いである。

企業も慈善事業じゃないのだから、儲けのない商品をいつまでも作ってくれ、というのも無理な話。ナダールの橋本氏と話していて、「ポラ・フィルム存続のための署名を頼まれたんですが、それってポラロイド社の社員に首くくれって言ってるのと、もしかして同じなのかなぁと思って、簡単に署名できませんでした」
そうだよなぁ。

MACOがアグファの工場を買い取ったように、大日本印刷がコニカミノルタのフィルムを引き受けたように、ちょっと昔なら、オリムピック釣具がマミヤを倒産から救ったように。
どこか侠気のあるメーカーさん、白黒写真文化存続のために手助けをしてはくれまいか。

富士フイルムさん、頑張ってどんどん他業種で儲けてください。
で、ちょっぴりその利益の余剰を、白黒写真へ回してください。利益なくても、お願いですから銀塩感剤製造をやめないでください。
ついでに、非硬膜定着液作ってください(切実)。

もうどこでもいいよ。何の業種でもいいから儲けてる会社の取締役の皆さん。
侠気ってのはこういうときに使うもんだぜ!




  1. 2008/03/04(火) 15:38:14|
  2. 暗室
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で、プリントしてみた。

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すみません毎日この話題で(笑

ベタ焼きしかできないなんてもったいない。伸ばしてみたいなぁ。

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次は誰撮ろうかな w


  1. 2008/03/04(火) 02:01:58|
  2. 暗室
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撮ってみた。現像してみた。

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昨晩一時間かけて切ったフィルム、今日2枚だけ撮ってみました。
まずは小手調べで鏡越しに自分撮り。
で、ギャラリーmaggotにカメラ担ぎ込んでオーナー大木さんを1枚。

木製の暗箱って、正直あまり期待してなかったんですが、各部のロックもちゃんとしてるし、ホルダーの操作感もけっこうスムーズだし、ピントグラスもちゃんと見やすい。
これ、けっこういいカメラなんじゃないか?

夜、暗室で皿現像。
一枚づつやろうかと思ってたんだけど、職場の先輩が「複数枚でやった方がムラができにくい」と教えてくれたので、今回は2枚同時に入れて繰りながら連続攪拌しました。
TX320、この方法だとデータシートによれば1対1で20℃9分。下手くそが皿現像やると手の温度で液温がすぐ上がりそうなので、もう少し短く切り上げるべきか、とも思ったのですが、濃く出るなら濃く出る出方のデータもとってやれ、とそのまま9分。

ちなみに僕は暗室タイマーは使わずにリンゴ型のキッチンタイマーを使っているので、いったん全暗にしたら残り時間が見えません。
まず水で前浴させてから現像液のバットにフィルムを沈め、キッチンタイマーをオン。
ここでハタと気がついたのですが、キッチンタイマーを押し損ねるとか、トラブルでスタートしないとか、そんなことが起きたらどうするのか???

口で1、2,3,と数えるべきか? 九分間も? そりゃ無理だー。

幸いタイマーはきちんと作動しており、ピピピと鳴ってくれましたが、今後のために対策を考えないと。

で、写ってましたよ、ちゃんと。
やはり手の温度のせいか若干現像過多っぽいですが。

上の写真をフォトショップで反転して仕上がり予想図を↓。

yatsu2_080303.jpg


現像ムラ、というのは特に見あたりませんが、やっぱり手繰りが下手くそなんでしょう、擦傷はかなり付きました。
フィルムを押し切りカッターで切る、という乱暴なことをやってるので、もしかしたらそういう課程で傷が付いた可能性もなくはないですが、でもまぁおそらく現像液中での擦傷でしょう。
難しいなぁ。多少ムラが出ても1枚づつやった方が無難だろうか。

4×5の面積2.6倍というこのフィルム、ちゃんと撮れば相当な情報量を込められる。どこまで引き伸ばせるのか、やってみたい気もしますが、こんなフィルムが載る引伸し機は僕の家にはないので、ベタ焼きでプリントすることになります。
ベタ焼きすれば、文字通りそのまま八切のプリントになるわけですが、たかが八切のプリントで解像感とか、そういう方向の勝負をしても仕方ないわけで、そうなるとあとは250mmという焦点距離を生かした撮影を考えるべきでしょうね。
250mmが準広角って、いやー、未知の世界ですから。

・・・・・

大木さん、どうもありがとうございました。
一応ちゃんと写ってますよ。




  1. 2008/03/03(月) 01:43:11|
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八切フィルムを作る

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格闘1時間。
たった10枚の八切フィルムを作るために、ええ、頑張りましたとも。
8×10のトライX10枚入りを買ってきて、暗室で切って八切にしました。
押し切りカッター、昔4×5を半分に切っていたのとは、さすがに勝手が違います。
でかいものは、たとえ紙であっても切りにくい。
それを暗黒でやるのです。想像以上に難渋しました。
ふー。

フィルムの装填は、まぁ、4×5と似たようなもんですから、これはお茶の子サイサイでしたが。
お茶の子サイサイって、使うのいつ以来だろう、こんな言葉(笑)

昔、仕事で4×5を使っていた頃には、土日の婚礼ラッシュに備えて、金曜の晩に50枠(100枚)くらい装填してました。冷暖房のないフィルム用暗室に籠もって。
冬はいいけど、夏は地獄だったなぁ。

ところでこの八切ホルダー、木製なので、古くなって木くずとかたまってそうな気配。
そんなホコリが全部フィルム面に落下したら、あとのスポッティングが大変そう。
と、撮る前から心配することがいっぱい。

・・・・・・

読書メモ。
荻上チキ『ウェブ炎上』(ちくま新書)読了。
そのあと読みさしだった小谷野敦『日本売春史』(新潮選書)を続けて読んでいたのだが、大阪の仕事場に忘れて来てしまい、帰りの電車で激しく後悔。ノってきたところだったのに。
仕方なく、鞄に入っていた、ブックオフで100円で買った金井美恵子『遊興一匹 迷い猫あずかってます』(新潮文庫)を読む。
売春の歴史を読んでた頭で飼い猫エッセイ。ノれるわけなし。
しかたなくiPodに切り替える。
戸川純『玉姫様』のアレンジワークに感心。誰だっけ、細野晴臣かなぁ。

・・・・・・

金井美恵子といえば、その文庫と一緒に買った『快適生活研究』(朝日新聞社)は、見返しに金井美恵子のサインが入っていた。
誰か知らないが、サイン本売るなよー。

  1. 2008/03/02(日) 01:48:42|
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バイテンじゃないよアツシ君!

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さぁ、明日はヨドバシでフィルムを買うぞ!
と意気込んだものの、ちょっと待てよ、これって本当に8×10? と不安になったのです。

昨日の記事にアツシさんが「シノゴの倍ですかー 」とコメントをくれたので、「違う、4倍」と書き込んだものの、あれ? ほんとに4倍もあるかな、と不安になり、測ってみることにしました。

・・・・・あ。

ち、違う! バイテンじゃない!

8×10(エイト・バイ・テン)の単位はインチですから、フィルムサイズは2.54をかけて、約20×25センチになります。まさに、これが4×5(シノゴ)の4倍ですね。
しかし、ホルダーの中に入っていた古いフィルムを抜いて実測してみると、ちょっと8×10より小さいのです。
実測16.3cm×21.2cm。なんだとぉ~?

調べてみました。とっくの昔に廃れたフィルムサイズで、「八切」とか「四つ二分の一」と呼ばれていたもののようです。5×7と8×10の間にこんなのがあったんですね。

当然、今はそんなサイズ、売ってません。
せっかくカメラ借りたのに、フィルムがもうないなんて・・・・嗚呼。

・・・と、僕がヘコんでいるとでもお思い?

8×10より大きい、というならヘコみますが、小さいんですよ。
8×10を切ればいいわけだ。縦横、各3センチちょっとづつ。ノッチを残す方向に切れば、裏表を間違えることもありません。

昔、職場にまだ暗室があって証明写真のモノクロを全部シートフィルムの密着で作っていた時代(十数年前)、新人社員の僕は毎日暗室で押し切りカッターにガイドをつけて4×5フィルムを半分に切っていたのです。暗闇でカッター使ったこと、十数年前だけど、ちゃんと経験あるのです。

せっかく高い金出してフィルム買うのに、フル面積使えないなんて、ちょっと悔しいですが、まぁ対処方法があってよかった。
あとは、ちゃんとフィルム切れるかどうか、だけ(笑



  1. 2008/03/01(土) 01:00:17|
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