OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

煙草

小学生の頃、紙を筒状に丸め、その先にティッシュを丸めたものを詰め、そこに黒と赤の水性ペンでまだらの模様を描き、偽物の煙草を作った。
(こういうの↓)

tabako1.jpg

で、寒い冬にこれをくわえてると、息が白いので本当に煙草を吸ってるように見える(笑)
で、これをくわえて学校の先生の前を歩くわけです。
先生、本気でびっくりして、漫画みたいに「カ、カ、カマウチッ!」なんて泡を食らいます。そりゃそうか。

こんな感じ(↓)

tabako2.jpg

「偽物じゃ~」と先生に見せると、さっきまで泡を食っていた先生は
「う~ん、良くできてる!」
と感心しきり。
煙草の火を赤と黒の二色で表現しているところが天才的だ、と誉めてくれました。

なーんてことを、唐突に思い出したので作ってみたのでした。
30年ぶりに再現してみたけど、うん、たしかに小学生の発想としてはなかなかじゃない?

ま、それだけの話です。すんません。
実際のカマウチは煙草をやめて5~6年になります。





  1. 2009/01/29(木) 21:55:10|
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クーデルカ!/『でっかいことはいいことだ』

koudelka090126.jpg

マグナムの本は読み終わったが、もう一度クーデルカが出てくるあたりを読み返す。
で、前に須藤さんが薦めてくださったもう一冊『写真の真実』(フランク・ホーヴァット)のクーデルカの章も再読。
なんか鳩尾のあたりがゾワゾワしてきたので、クーデルカの写真集を持ってるもの全部(『Gypsies』『Exile』『Chaos』)を見直す。
余計に鳩尾がゾワゾワする。

グーグルでヨゼフ・クーデルカを引いてみる。
あ・・・・・・あわわわわわ!
新刊出てるやん! 『Invasion Prague 68』


こ、こ、興奮してキーボードまともに打たれへん(半分嘘)。いや、興奮してるのは本当。
即刻注文! 知らんかったー。

クーデルカの代表作をスライドショーで見られるサイトを発見。こちら


・・・・・・

『でっかいことはいいことだ』展
http://gallery.maggot-p.com/exhibitions/#ex0
1/27(火)-2/1(日)ギャラリー・マゴット(大阪・四ツ橋)

B1サイズ(1030 × 728 mm)に出力した写真が21人分、ギャラリー・マゴットの壁を埋めます。

川本亜矢 / カマウチヒデキ / 藤野全久 / 森脇順 / mist-y / まゆ / S101 / 吉田満利 / 29ch / 北角順一 / 蛇目 / Rei Niwa / 腐肉 狼 / co1 / @kaoring / ageha / shige / おすき / ポアトリン / 岡森正司 /大木一範

今日からです。出力おまかせなので僕もまだ見てません。
お近くにお出かけの方はぜひに。メンバーも豪華よ♪

なんば経済新聞








  1. 2009/01/27(火) 01:36:54|
  2. 写真
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気分だけは高揚

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ドーキさんに借りたDVD『≒森山大道』(2001)観る。有名な映像作品だけど、観たのは初めて。
うーん、戦闘意欲かきたてられますね。
後半のデジタルで遊ぶ部分が冗長でちょっとダレたけど、それ以外は面白かった。
暗室で覆い焼きをする姿が格好いい。
引き伸ばし機はあれ、うちと同じラッキーの斜め支柱だなぁ。なんか嬉しかったり。

マグナムの本、もうすぐ読み終わる。読み応えあった。
パーティ会場でドレスコードで刎ねられたクーデルカをカルティエ=ブレッソンが助ける話、なんか出来すぎな気が。本当だろうか?

ますます好きになるクーデルカ。
ユージン・スミスの展覧会図録も京都国立美術館へ注文。
森山大道にマグナム、気分は高揚するものの、風邪ひいて体調悪し。
生姜湯飲んで寝よ。

  1. 2009/01/25(日) 00:50:31|
  2. 写真
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無茶苦茶な写真家

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『楽園への歩み』という、森の中から明るい外へ、男女二人の幼児が背中を向けて出て行く有名な写真がある。撮ったのはユージン・スミス。
僕はこの『楽園への歩み』という写真が嫌いだった。

言ってしまえば、二人の幼児の後ろ姿、それ以上でもそれ以下でもない写真なのだから別に嫌う理由もないはずで、嫌いになったのは『楽園への歩み』というアザトいタイトルに責任があるのだろう。
名高い『ファミリー・オブ・ザ・マン』展のトリをつとめる写真だったというから、もしかしたらあのタイトルはスタイケンあたりがつけたのかもしれない。

とにかく、あの写真のせいで、僕の中ではユージン・スミスは「どうでもいい写真家」とラベリングされ、水俣の公害を告発する素晴らしいルポタージュを撮り、チッソの雇った暴力団に半死半生の目に遭わされたとか、そういう凄まじい話も知ってはいたが、あまり興味も持たずに今日まで来た。

しかし。
今『マグナム 報道写真 半世紀の証言』(ラッセル・ミラー/白水社)を読んでいるんだけど、ユージン・スミス、凄いなぁ。
なんか無茶苦茶。病的に無茶苦茶。ちょっと友達にはなれそうにない感じの無茶苦茶な人間(笑)。その無茶苦茶さに、逆に俄然興味津々。

たぶん『楽園への歩み』なんて、ユージン・スミスの中では例外中の例外に属するものなんだろう。
写真一枚で写真家を勝手にラベリングしてしまう怖さを知る。

マグナムなんて、報道写真とかそんなには興味なかったので、「好きなクーデルカも所属している報道写真家の団体」くらいの認識しかなかったし、創立者であるロバート・キャパにもまったく興味がなかった。
が、ちょっとこれ読み終わったら彩都メディア図書館へ行ってキャパからユージン・スミスから、片っ端からマグナムの写真を見てみようか、なんていう気になっている。

ユージン・スミス



  1. 2009/01/21(水) 01:28:23|
  2. 読書狂
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気がつけば

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『笑う写真展』が終わったことにすら気がついていませんでした。
展示最終日が僕らの職種にとっては一年の中で一、二を争う大忙しの日、成人の日の前日だったからです。準備で大忙し。搬出もしてない(すみません)。
撮影は終了しましたが、これからまた仕上げのラッシュ。気合い入れていこー。

・・・・・・

社外の特設会場での撮影担当だったので、スタジオの設営と撤収で手が擦り傷だらけ。
白黒の未現像がたまりにたまってるので今晩やろうと思ったのですが、薬液が手指のあちこちの傷に染みそうで、今日は断念。

・・・・・・

写真家・須藤秀澤さんが薦めてくれたマグナムの本を読み始める。
もしカラー写真が先に発明されていたら、誰も白黒なんか撮らなかっただろうに、写真家というのはなぜか白黒が大好きで凡人は理解に苦しむ、という著者のつぶやきに笑う。
本当にカラー写真が先に発明されていたら、やっぱり白黒フィルムは作られなかっただろうか。そうかもしれないなぁ。ていうか、誰か「白黒」を発見できただろうか。
白黒は写真家が発明したのではなく、「なぜかやめられない」だけなんだもの。

・・・・・・

職場の同僚からLマウントのトプコール50/2を借りたので、久々にM4を持ち出して使った。
長らく忘れていた感触。やっぱりライカっていいなぁ。

・・・・・・

3/15(日)-28(土)ギャラリー☆ライムライトの『第3回 6-motion展』に参加することにしました。真四角写真だけの展示です。以前第1回がギャラリー・グレイス、第2回がフォトピアで開催されて、おそろしく完成度の高い企画展になってました。
そのツワモノどもに切り込むぜ。押忍。
Gallery☆Limelight
  1. 2009/01/14(水) 01:42:44|
  2. 日々
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展示情報二つ

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明日、いや、もう今日か。今日から展示です。

モノクロ普及委員会プレゼンツ『笑う写真展』(大阪ナダール)

1月9日(金)-11日(日)の3日間のみ。
ナダールの告知ページには僕の名前がありませんが、なんか僕もよくわからんのですけど、僕はゲストなのです。
なんでも僕がふざけてブログにアップしていた写真を、モノクロ普及委員会委員長遠藤慎二先生がご覧になって、で、ブッと笑っちゃった、と。で、「次の正月は笑う写真でどないやっ!」と閃いた、と。そういうことらしいです。
というわけで、企画のきっかけになったので、僕はゲスト扱い(笑

わたくしは常日頃より写真芸術の神髄を究めんと、朝には沐浴してニエプス神、ダゲール神を伏し拝み、夕にはロバート・フランク様の居らせられます遙か東方に思いを馳せ、ふざけるなどとんでもない、至極真摯に写真道を邁進いたす身であれば、なにゆえわたくしの写真をご覧じて「笑う写真だっ!」などと思いつかれたか、いっかな見当もつきかねるのでございますが、まぁ、せっかくですから、そのきっかけとなった2点の写真を、一緒に展示させていただく運びとなりました。

3日しかありませんので、お見逃しのなきよう。

・・・・・・

敬愛する写真家であり、惜しくも閉鎖された小檜山貴裕氏の『こーかいコヒ山家』と並んで「写真関連ブログの二大傑作」と断言させていただきたい『偽り暗室日記』の管理人である、兒嶌秀憲氏。

彼がこのたび、大阪・帝塚山に新しい写真ギャラリーを旗揚げしました。
ギャラリーLimelight

その第一弾展示が、同じく今日から。
兒嶌秀憲写真展
『やわらかな時間の流れ vol.3 』
Gallery☆Limelight
1月9日(金)ー17日(土) 12:00-19:00 (14日水曜は休み)

090109kojima2.jpg


兒嶌さんの写真、いいですよー。
Kojima Hidenori Web PhotoGallery

外見に似合わず(失礼)とってもとっても優しい写真を撮る人です。
外見

この週末大阪に出る予定のある方は、心斎橋と帝塚山、ちょっと離れてますが(笑)、両方チェックね!



  1. 2009/01/09(金) 01:11:33|
  2. 展示
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森達也/大西暢夫

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■森達也『メメント』(実業之日本社2008)

オウム真理教の信者たちに取材した『A』などの映画監督・森達也のエッセイ集。
映画は観ていないけど、以前に『放送禁止歌』(光文社知恵の森文庫)を読んで面白かったので。

「特異点を作ってはならない。人は誰もが善性を持って生まれてくる。でもその善なる領域が、時としてとても残虐な行為への潤滑油となる。人は人を殺す。憎悪や私益で。妬みや欲望で。でも人は人を悪意では大量には殺せない。人はそれほどに強くはない。ところが善なる領域が宗教的な使命感や正義や大義や愛する人を守るとのセキュリティへと高揚したときに、人は人をとてもあっさりと殺す。それも大量に。しかも善意には摩擦も働かない。
 だからこそこれほどに高度化した文明を持ちながら、人類はいまだに戦争の歴史から離脱できずにいる。虐殺や戦争のメカニズムを残虐さや凶暴さの発露と見なすかぎり、この連鎖は永劫に続く。」(p.247)

後半に出てくる水頭症の仔犬・サラの話が凄絶に切なく美しい。


■大西暢夫『ひとりひとり・僕が撮った精神科病棟』(精神看護出版2004)

タイトル通りの写真文集。
撮ったのは『水になった村』の大西暢夫。
ちょっと、この患者さんたちの笑顔は、ほんと胸を抉る。
神々しい、とか言っちゃうと嘘っぽい。陳腐だな。でも、胸を抉られる笑顔。もう、どうしよう、って感じ。
素晴らしい写真集だと思います。ほんと、すごい笑顔たちです。
この笑顔に立ち向かえる言葉がない。


  1. 2009/01/07(水) 01:25:35|
  2. 読書狂
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あけましておめでとうございます

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今年も皆様よろしくお願いいたします。
新年最初の写真はパリちゃんで。

  1. 2009/01/02(金) 00:44:43|
  2. 写真
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