OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

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『第3回6-motion展』終了しました

img379.jpg
http://www.flickr.com/photos/kamauchi/3392456668/


ギャラリー☆ライムライト『第3回6-motion展』終了しました。
たくさんの方々、ご来場ありがとうございました。

次は中村浩之氏との二人展を、同じくギャラリー☆ライムライトで9月頃の予定で計画しております。
よろしくお願いいたします。


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  1. 2009/03/29(日) 00:31:47|
  2. 展示
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あと18年/デジタル一眼/アナログ・カラープリント

090327WILD.jpg

仕事からの帰り、ライカで夜道を撮りながら歩いているとき、唐突に決心した。
「とりあえず、60歳まで写真を撮ろう」
別に60歳で写真をやめる、というわけではないのだが、あと18年ちょい、60歳まで写真を撮り続ければ、何かちゃんと残せるんじゃないかと思った。別に根拠はないんだけど、なんとなく。

銀塩は滅んでいるかもしれない。別にデジタルでも何でも良い。
60歳以降のことは、そのときに考える。
60歳の自分がどんな写真を撮っているのか、考えるのは楽しい。わくわくする。

・・・・・・

職場の先輩と、今デジタル一眼を買うなら何か、という話をする。
とっさには出てこないが、ずいぶん考えた末に、二人とも
「ニコンD700かなぁ」
という答えに落ち着く。なんか積極的な選択というわけではなく、消去法、といった感じ。
フルサイズ(以上)の撮像素子で、シャッターが即座に落ちること。馬鹿みたいな値段ではないこと。たったこれだけの要求を満たすカメラが、ニコンD700しかないというのは、一体どういうことなのか?
馬鹿みたいな値段ではない、といっても最高級機の70~80万円に比べれば、というだけの話であって、20万円台後半という値段はやっぱり僕にとってはクレイジーだ。
後継機が出た後の型落ちでも15万とかするんだろうなぁ。全然現実的じゃないなぁ。

・・・・・・

カメラ物欲系名物ブログ『感染ルンです。。。』の銀治さんから、彼の自家カラープリントが届く。
お互いに欲しいプリントがあったので、じゃぁ交換しましょう、という話になって、僕からは『35℃』の中の自転車お姉ちゃんの写真(これ)を送り、僕は銀治さんの『威嚇中』というタイトルの猫の写真をリクエスト。その写真が届いたのだった。

うーん、素晴らしい!
カラープリントはもう顔料インクジェットで十分、アナログプリントなんて僕には必要ない、と思っていたが、そんな考えがいきなり揺らいだ。
カラーの自家プリント、今まで考えたこともなかったけど、この品位あるプリントを見せられると、むむむ。むむむ。むむむむ。

いやぁ、だって、保存性のことを考えても、どう考えたってこれからは顔料インクジェットでしょ。銀治さん。いやぁ、もう、困っちゃうなぁ。アナログのカラープリントなんて、そんな、ははは、ちょっと、どうしましょ。

いや、ほんと困りますよ銀治さん。
このプリントかっこ良すぎ! 

(↑上の写真ね)





  1. 2009/03/28(土) 00:51:13|
  2. 写真
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兒嶌秀憲写真展『BALAL 混沌との狭間』

090324peace.jpg
http://www.flickr.com/photos/kamauchi/3372133467/


思いもかけないところからファンタジーを引っこ抜くというか、目をこらせばそこここに口を開けている異界への入り口を探し当てることが「写真」の仕事だと、常々思っています。
自分にそれができているかどうかは別として、の話だけれど。

・・・・・・

プリンツの扉を開けて1Fギャラリーに降り、最初の一列目にある大きな男性のポートレートを見た途端、いきなり「向こう側」へ手を引き込まれるような、持って行かれるような力を感じる。
ペンタックス67で撮られた横位置全紙の写真が100枚近く。縦三列にずらりと壁を取り囲む。
街の風景あり、人物あり、動物あり、続々と目に飛び込んでくる写真群には、要所要所に兒嶌さんの埋めた地雷があって、一撃を食らっては弛緩し、するりと流れてはまた殴られる。
前回のライムライトでの個展のときは「外見に似合わず(失礼)とってもとっても優しい写真を撮る人です。」なんてこのブログに書いてましたが、今回のは優しいとか、そういう写真じゃないなぁ。

何度も見ているうちにじんわりと良さが染みてくる写真と、最初の一撃に感動が収斂する写真と、同じ「素晴らしい写真」でも二種類あると思うんです。
兒嶌さんの今回の展示は後者だと、見ている最中に思いました。
最初にズンと胸に来る。もう一度じっくり見ても、いい写真はいい写真なんだろうけど、でもこの最初の一撃を受け損ねたら、きっと後悔する。
そう思うと、見る方も手を抜けなくなります。

見ている者が必ず地雷を踏むように、周到に計算された配置。地雷を踏んだ途端に、次の地雷を待ち構える自分がいる。
気を抜いて見たら、地雷の真ん中を踏み損ねる。踏むならばきちんと真ん中を踏み抜きたいわけです、見る側としても。
見る側に、こんな緊張を強いる展示は初めてかもしれない。100枚、見進むうちに、何回も何回も胸を射抜かれます。これじゃ最後まで持たないと思ったので、途中で一回止まって息を入れました、正直な話。

100枚見終わった時点で、もうこっちはボッコボコに打たれまくったボクサーのようです。
僕は(根拠もないくせに)変に自信家なので、どんな展示を見ても普通はここまで打ちのめされません。

ああ。でも今回は殴られたなぁ。
兒嶌さん凄いわ。
まぁ凄いのは前から知ってたけど、想像を絶して、今回の展示には参りました。

と同時に、やっぱり写真って面白くってやめられん! という思いが、ふつふつ湧いてくるのです。
兒嶌さんが掘り出した金塊を、僕もカメラで掘ってやる、という闘志も湧いてきました。

・・・・・・

本当に凄い写真展でした。

兒嶌秀憲写真展
『BALAL 混沌との狭間』
2月24日(火)ー3月29日(日)

PRINZ
京都府京都市左京区田中高原町5
TEL:075-712-3900
FAX:075-712-3903

http://www.prinz.jp/


・・・・・・

ちょっと前のブログで「モノクロ写真の意味は?」なんてブツクサ悩んでましたが、兒嶌さんの展示を見て、そんなのフッ飛びました。
だって、あんな圧倒的なモノクロプリント見せられて、「意味は?」もクソもないでしょう。

ああ、もう一回言っとこ。
兒嶌さん、感動しました!


Kojima Hidenori Web Photo Gallery




  1. 2009/03/24(火) 00:13:28|
  2. 写真
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第3回『6-motion展』はじまります

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http://www7a.biglobe.ne.jp/~kamauchinet/bbwp/0000.html


『第3回☆6-motion展/正方形写真家たちによる正方形な写真展』
はじまります。

3月15日(日)~28日(土) Gallery☆LimeLight(大阪・帝塚山)
12:00-19:00 *18日(水)25日(水)は定休日

[出展者] 荒竹加奈子/石橋恵/今村徹/遠藤慎二/勝山信子/カマウチヒデキ/鈴木郁子/堤俊英/中村浩之/三島佳子/谷部敏幸/吉田康哉

天王寺(あべの橋)から路面電車・阪堺線に乗って「帝塚山三丁目」で下車。
道路の対面に渡り数分南下したところにあるお好み焼き屋「にしき」の角を曲がってすぐです。
路面電車、楽しいですよ。ぜひこのルートでお越しいただきたい。

[地図]

第1回がギャラリー・グレイス、第2回がフォトピアで行われた「6-motion展」。
第3回の今回も、前2回に負けず劣らず、クオリティ高いです。
(まだ搬入完了していない方もおられたので何名かの写真は見ていませんが)

今回、ひさしぶりに自家製本写真集たちも連れて行ってます。
(『35℃』『kamauchi hideki』『ブロニカ日和』『続いていくもの』他)
新しいのはなくて、毎度おなじみのものばかりですが、展示写真とあわせて見てやってくださいませ。

民家を改造したギャラリーで、1階と2階に分かれて展示スペースがあり、僕の展示は2階の床の間(笑)です。なんか落ち着きますよ。写真は、ちょっと落ち着けない感じのばかりですが。

みなさまよろしくお願いいたします。


・・・・・・

ギャラリー☆ライムライト
大阪市住吉区帝塚山中4-1-4
tel & fax : 06-6625-9162
http://gallerylimelight.web.fc2.com/index.html


  1. 2009/03/14(土) 23:46:35|
  2. 展示
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『LES AMERICAINS』

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他のロバート・フランクの写真集は4~5冊持っているのに、代表作であり、もはやアメリカ写真史の古典ともいうべき『The Americans』を、僕は所有していなかった。
『BLACK WHITE AND THINGS』でロバート・フランクに出会い、『Lines of my hand』に打ちのめされたあとで、いくら代表作だと言われても『The Americans』はなんか緩い感じがしたのだった。

アメリカで大規模な写真展が巡回している関係で、雑誌の特集があったり新しい写真集が刊行されたり、映像作品が上映されたり、ロバート・フランクは今ちょっとしたブームである。
こういう雰囲気は最大限利用しなければならない。

心斎橋アセンスでフランス版(『LES AMERICAINS』)が1万円で出ていたので、出費は痛いが、えいやっ、と遂に入手。
緩いなんて言わずに、じっくり見てみようと思う。


  1. 2009/03/09(月) 01:23:18|
  2. 写真
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まだうだうだと悩ましい問題

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http://www.flickr.com/photos/kamauchi/3293247262/


モノクロ写真を撮る意味は、みたいなことをいまだに悩んでいる。
手仕事である、ということはその写真の価値においてどれだけ重要なことなのか。
エプソンの顔料プリンターが吐き出す絵と銀塩プリントには絶対的な価値の差があるのか。
保存性という美術館的価値感からモノクロ写真が「優遇」されてきた歴史は、今や顔料インクの耐候性の前にどういう釈明をするのだろう。
もしカラー写真が先に発明されていたら、写真家はちゃんとモノクロームを「発明」できただろうか。
等々々。

尾仲浩二がカラー写真を撮り始めたときに「アコースティックギターをエレキギターに持ち替えたような感じ」と書いていたので、楽器になぞらえて考えてみれば、モノクロームであることは、例えばギターの弾き語りという一つの様式であると考えることが出来る。
ギター1本で歌っているときの奥田民生をはたして「ギターなんてありふれた楽器を使っている」という点で「価値なし」なんて断ずることができるだろうか? 奥田民生は新しく楽器から発明しなければならないのだろうか(あ、別に奥田民生じゃなくてもいいので、誰か好きなミュージシャンの名前を当てはめてください)。

そもそも写真であること、の定義は何か? 
レンズを使って結像させた画像をなんらかの形で定着させたもの? レンズを使わないピンホール写真や、フィルムの上で電気をスパークさせる杉本博司もいるし、歴史を遡れば印画紙の上に直接物体を置いて露光したりすることが流行ったこともある。
光を使って描く絵である、というところまで還元できるのか。
そんなこと言うとネガフィルムに打撃や圧迫を加えて圧力カブリによる画像を製作する人が出てきたりして。

つまらんといえばつまらんことで悩んでいるのである。
どうやら僕は「白黒写真を撮る人」である、というところに自分を押し込めたくはないと思っているらしく、しかしウダウダ言ってるのは、結局自分が「というところに自分を押し込めたくはない」なんて言うほどには独創的な人間でもない、という根本的な問題にちゃんと気がついているからである。

「あらゆるものの価値が崩れ、私たちをふいに自由が襲った。 私は用心深く、この自由をのりきるために、形式を必要とした」と言って寺山修司は五七五七七に言葉を乗せた。
彼の中に渦巻く巨大な情念にとにかく形を与えるために彼には五七五七七の枷が必要だった。
お前が白黒写真を撮るのは、身中にのたうつ何ものかが、あえて色を抜いてしまわないと抑えられないくらいに凶暴だからか? と、僕の中のイヤミな人格が語りかけてくるのである。
ああ、ほんとにイヤミなんだから。

写真とは何か、という答えを探すために写真を撮るのだ、と粋がってみても、その設問よりももっと狭い「白黒である必要性は?」みたいなところで堂々巡りしてるんだから頼りない話である。
『フォトグラフィカ』の前号、杉本博司特集のインタビュー記事をもう一度熟読してみたりする。
結局は圧倒的な物質感、というあたりの結論に着地している。が、まぁ杉本博司レベルまで行けばそういうことも言えるだろうが、僕程度の者の答えにはならない。

銀塩をまったく知らない世代(これからどんどん出てくる)だったら、こんなこと気にせず写真に没入できるのかな。
ダゲレオタイプやサイアノタイプを知らなくても僕らが銀塩写真に夢中になれたように。

まだまだ悩みます ( ≒ モノクロで写真、まだまだ撮るんだもんね。)




  1. 2009/03/07(土) 21:04:55|
  2. 写真
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料理撮影

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道頓堀の知り合いの飲食店にメニュー写真の撮影に行く。
以前にもこの人の依頼でメニューを撮ったことがあり、今回彼女が別の新しい店に移ったのでまた依頼してくれたのだ。嬉しい話である。

仕事の撮影ではないので職場から機材を借りるわけにはいかない。が、家にあるデジタルカメラはEOS-kissDXとGRD2。GRD2じゃ料理は撮れないしなぁ。
必然的にEOS-kissDXの登板が決定。

いつもはヒナコ専用カメラであるEOS-kissDXをこういう本格的な撮影に使うのは初めてだ。
キスデジ、なんてナメるなかれ。キヤノンEOS-kissDigitalX、これは大変よく写るカメラである。画質的には全く問題はない。十分プロ仕事に耐える画質を持っている。
それでもなおかつ一抹の不安が過ぎるのは、こんなによく写るくせに、やっぱり「キスデジ」だもん、というところに尽きる。プロ用ではないのである。親が子を撮るカメラなのである。

何が違うか? 
耐久性、ただこれだけの話。
キスデジのシャッター耐久性は3万回であると言われている。
ヒナコが生まれて2年と3ヶ月。3万ショットくらいはとっくに撮っている気がする。
つまり、このキスデジは「いつ壊れてもおかしくはないカメラ」なのだ。今のところその兆候はツユともないにせよ、だ。

不安なので、ギャラリー・マゴットに寄ってEOS-20Dを借りる。大木さんの酷使にあちこち地金が出まくっている、デジカメらしくない勇者の顔をした20D。
彼のカメラって、GRDもそうだけど「戦場カメラマンのニコンかよ」というくらいに使い倒されて、それはそれはいい顔をしているのだ(今度マゴットに行ったら見せてもらってください)。

それはまぁさておき、とにかく、予備のカメラを用意して店に機材を運ぶ。
800Wのプロペットのストロボ(中古)に脚、背景に使う紙を4種と、レフ板兼トレペの支持体になる白ボード3枚。
仕事でブツ撮りなどをしたことがある人はわかってもらえると思うが、カメラマンの仕事とは、半分以上が「運搬」なのだ。
800Wとはいえ大型ストロボのジェネレーターとヘッド、それを立てる脚が入っている。持ち上げるときには「せーのっ!」と思わず声が出る。
ちなみに僕は免許は持っているが車は持っていない。
尼崎の自宅から道頓堀の店まで、電車と歩き、である。
どんな荷物だったかお目にかけたかったくらいである(しかも今日は雨。傘さして移動。微笑)

ともかく、現場に簡易ブツ撮りセットを組み、800Wストロボをポンポン焚きながら(傘バウンス+トレペ2枚透過、両サイド白レフ)2時間半で30品以上を撮りまくる。
キスデジ、壊れず。
よく働いた。誉めてつかわす。
(予備のマゴデジ、助かりました。まごさんありがとうございました。)

帰りに、全部の荷物をまとめて担ぎ上げた僕を見て、店のマネージャーさんが「な、なんちゅう荷物。写真って大変ですなぁ」と呆れていたが、まさか彼は僕が今から歩きと電車で(しかも予備カメラを返却するためにマゴットに寄って)帰るとは思っていなかっただろう。





  1. 2009/03/04(水) 00:18:20|
  2. 写真
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