OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

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もう一回カメラを持つときに

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http://www.flickr.com/photos/kamauchi/3576374612/


金村修『漸進快楽写真家』(同友館)読む。
実のところ、金村修の写真の良さがちゃんとわからない。展示を観れば何か違うんだろうけど、プリントも見たことないし、写真集しか知らない。
で、よくわからない。
でもこの人の言葉は、なんか凄い。金村修に写真を見せてボロカスに叩かれるというワークショップがあって、人気なんだとか聞く。たしかに、ちょっと叩かれてみたい気がする。

いや、実際に本人に叩かれなくても、この本を読むだけで十分に打撃は食らうことが出来る。好き嫌いの話ではなくて、写真を撮る者すべて、みんな一回読んでみるべきかも。
たぶん、完膚無いまでにバラバラにされる。バラバラにされたあと、どういう言葉を吐いてもう一度カメラを持つか、それを試される気がする。
今は何を言っても言い訳っぽいけど、なんか答える言葉を持たなくちゃ、と思った。

・・・・・・

あと3~4日でこのブログのご来場者数、30万カウントを越えそうです。
300000カウントを踏んだ方はご申告下さい。お好きなプリントをプレゼントいたします。
そんなもんいらんわい、という人は注意深く避けて通ってください。


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  1. 2009/05/30(土) 01:45:48|
  2. 写真
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5月22日

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しつこいと思われるかもしれませんが、あれから二週間以上経つのに、まだ清志郎ばっかり聴いてるのです。
誰かに貸して返ってこなかった『タイマーズ』、テープでしか持ってなかった『COVERS』、引っ越しで行方不明になった『シングル・マン』等をCDで買い直しました。

CO2を出さないエコな発電、なんてヌカしてる野郎どもに「サマータイム・ブルース」や「LONG TIME AGO」を聴かせてやりたいです。
これだけ直截な歌詞で「嫌なものは嫌だ!」と歌っているのに説教臭くもならず、偽善臭も帯びず、ただメッセージがまっすぐに飛んでくる、こんな人、他にいない。
とあるニュース番組のコメンテーターが「おかしいものはおかしい、間違ってる、と声を上げて世に問うていくのは我々言論人の仕事のはずです。でもいろんなしがらみや怠惰や何やらで、言えなくなってしまっている、そんなだらしない我々の代わりに彼は歌ってくれてたんです。私たちは反省しなくちゃいけない」

白眉はやっぱりジョン・レノンの「イマジン」のカバー。
最後にバックコーラスで歌われる「僕らは薄着で笑っちゃう」という歌詞がとても好きで、好きな女の子とはじめて夜を明かした次の朝に、おたがい照れて笑ってしまう、という他愛もない平和を歌った昔の曲(「窓の外は雪」)のフレーズを、唐突に挿入してしまうのですが、「夢かもしれない でもその夢を見てるのは 君一人じゃない」と歌うその「夢」は、こういう他愛もない平和、それだけのことなのに、という切実さが、このバックコーラスだけで倍加する。こういうところ、本当に清志郎の天才を感じます。

職場の若い女子社員が清志郎を知らなかった。
「どんな感じの人ですか? 今で言ったら誰ですか?」と聞かれたので、ちょっと考えてみたが、やっぱり答えは「今、あんな人いない」だった。
若い人たち、清志郎は聴いといた方がいいよ。

『あっちこっちマーチ』や『ド!ド!ド! ドラゴン』もいいけど、ヒナコよ、早いうちからキヨシローを聴いておけ、とタイマーズを聴かせてみたら、いつのまにかスヤスヤ寝ておりました。前にも『COVERS』流してたら寝たので、清志郎の声には何か幼児にとって催眠作用があるのかしらん。

・・・・・・

山田風太郎『あと千回の晩飯』(朝日文庫)。
ゆるゆるの老境エッセイ。山田風太郎が好きな人にしか楽しめない。おすすめはしません。まぁ、面白くなくはないけど。

・・・・・・

修理ネタ3ツ。
電池が古くなって液漏れして配線が腐食、動かなくなってしまっていた家の柱時計(古い柱時計のフリをした電池駆動の偽物)を、修理する。
ステンレスの薄いシートを買ってきて、腐った部品の形にくりぬき、どうしても再現できない細かい部分は古い部品の無事な部分をハンダ付けして復活させる。無事時計は動き出した。

この修理の達成感と勢いで、カカトの破損したサイドゴア・ブーツも補修する。崩壊寸前のカカト部分の内側にゴムシートを入れ、裏側から水回り用のシリコン充填剤を注入して穴を塞ぐ。現在乾き待ち。ちゃんとまた履けるだろうか。

今日はそんなことばっかりしていて、職場の同僚から3000円で買ったキヤノンEOS-1(NでもVでも、もちろんDでもないやつ)の、サブ電子ダイヤルの接触がおかしくて、オート時の露出補正や、マニュアル時の絞り操作などに支障を来していたのを、綿棒とアルコールで接点という接点を磨き倒して復活させる。
成功、気分良し。

忌野清志郎『イマジン』(live)
タイマーズ、例の『夜のヒットスタジオ』生放送事件





  1. 2009/05/22(金) 23:54:38|
  2. 日々
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CREATOR'S BANK

cb090520.jpg

こういうのに登録してみました。
CREATOR'S BANK

おなじみの写真ばっかりなんですが。
フォーマットを変えて見たらちょっと新鮮かな、なんて。

  1. 2009/05/21(木) 00:31:37|
  2. 写真
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ピロピロ・フリッカー

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以前ここでちょっと紹介させていただいた鬼才・ノモト ピロピロ氏が、いつのまにかフリッカーに参加しておられました。
ざわざわ・ゾクゾク青世界をご堪能あれ。
http://www.flickr.com/photos/36238015@N04/



  1. 2009/05/19(火) 13:21:14|
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ソクラテス

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http://www.flickr.com/photos/kamauchi/3518948136/

以前ここで書いた井上先生の話で、プラトン『ソクラテスの弁明』を読んでソクラテスはアテネ市民に何を訴えたかったのかを考えなさい、というレポートで誉められた、という話を書いた。
あれからずっとそのレポートがどこかに残ってないか探していて、実は発見したんだけれど、今読み返すと、内容はさておき文体がすごく若書きで青臭くて、とてもここに再録できない(笑)。
当時僕は18歳、そんな若造が書く文章であるから青臭くて当たり前だけど、当時よく読んでいたシモーヌ・ヴェイユ(しかも田川建三のバイアスがかかりまくった)のエピソードなんかを得意げに引いて(しかもさほど効果的とも思えない引用の仕方で)文体もどうにも借り物くさい。自分の身から絞り出した文章ではない感じ。
というわけなので掲載しません。あしからず。

しかし、ソクラテスの「無知の知」という考えは、はじめて読んだときに大いに感銘を受けたし、今でもものを考える際の根幹にしなければならないと思っている。

「私は世界を知らない。この世界のことをすべて知ることは不可能である。自分は無知である。ただ、私は自分が無知であることを知っている。その意味において、自分の無知を自覚しないあなたよりも上にいる」

これを噛み砕いて翻訳すると、前にも引用した「自分の博識、公正無私、正義を無謬の前提にしてものを考えている者のことを、私たちは『バカ』と呼んでいいことになっている。」(内田樹)ということになるわけだが。

ソクラテスが毒杯をあおる前に言い放つセリフはやはり感動的だ。
「死は恐ろしいものだと誰が決めた。誰も体験したことのないものを何故恐ろしいと感じるのか。素晴らしい世界かもしれないではないか」
アテネ市民に見せたかったのは、この最後まで真理に挑む姿勢である、というのが、まぁレポートの要旨である。

・・・・・・

井伏鱒二『ジョン万次郎漂流記』了。
『さざなみ軍記』には感動したが、こっちはちょっと、よくわからない。小説というより史伝? 史伝風を装った小説、という狙い?
ジョン万次郎の生涯自体はもちろん面白いし魅力的な人物だが、この「小説」が直木賞、というのは、正直ちょっと理解しにくいなぁ。
井伏鱒二が紹介するまでジョン万次郎はあまり有名な人物じゃなかったってことなんだろうか。

  1. 2009/05/17(日) 06:55:20|
  2. 読書狂
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『さざなみ軍記』/ディスタンス

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http://www.flickr.com/photos/kamauchi/3518137489/

井伏鱒二『さざなみ軍記』了。
木曾義仲に都を追われ西に敗走する平家の若い公達の日記、の現代語訳、という形をとる中編小説。

六波羅の公達言葉と庶民の言葉、西海の豪族たち、島の住民の言葉、というのは、現代の「方言」レベルでは到底片付けられないほどの差違があったはずで、普通の意思の疎通すら難しかったはず。もちろんそれを話し言葉として再現することなど不可能だが、井伏鱒二はあえてすべての言葉を翻訳風の現代語訳に揃えてしまうことで、かえってその差違を際だたせる。

この小説には他にも仕掛けがあって、主人公の青年の成長を表現するためにわざと9年という年月をかけて断続的に書き足し、遡って訂正を加えることを全くしなかった、とか。

これ以上はネタバレのような感じになるので詳しくは書かないが、日記形式であるということ自体が、物語の最後に劇的な効果を及ぼす。
遠からずもう一度読み直すと思う。とても面白かった。

・・・・・・

ギャラリー・アビィで開催中の『books展vol.3』。
今回出展している大崎テツアーノさんの「ディスタンス」というbookが凄かったです。
タイトル通り、テーマは人との距離。
皮膚にヒリヒリと来ます。強烈な緊張感。
そうだよ、写真って、このヒリヒリ感なんだよなぁ。



  1. 2009/05/13(水) 17:09:29|
  2. 読書狂
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読書記(09.05.11)

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http://www.flickr.com/photos/kamauchi/3518948252/

『野呂邦暢作品集』(文藝春秋)のうち、エッセイ部分と小説「鳥たちの河口」を読了。あとは以前に読んだことある短・中篇の小説ばかり。

野呂邦暢『戦争文学試論』(芙蓉書房出版)をセブン&ワイに注文。注文してから、半額くらいで古書ネットで買えることを思い出しキャンセルをかけるも受け付けてもらえず。こういうとこ融通が効かないよなぁ。

野呂邦暢が誉めていた井伏鱒二『さざなみ軍記』を新潮文庫で買い、今読んでいる。
井伏鱒二ってビッグネームだけど、そういえば読むの初めてだ(「山椒魚」くらいは読んだか)。ものすごく面白い!

まだまだ知らない作家がいっぱい。
死ぬまでにどれだけ読めるんだろか。

・・・・・・

最近写真のこと書いてない。
でも撮ってますよ。
9月の二人展をお楽しみに!



  1. 2009/05/11(月) 01:40:44|
  2. 読書狂
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ひとことの力

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その1。
出会い頭に道行く人を殺傷すれば殺人罪に問われるが、戦争で敵兵を殺傷すれば褒美がもらえる。
してみれば、「人を殺しちゃいけない」という当たり前と思ってたことすら「絶対に正しいこと」ではないのだと気づく。
この世に「絶対正しいこと」なんてあるんだろうか? いや、そんなものはない。

・・・・というような話を、高校のどこかの部室で(たくさん文化部を掛け持ちしてたので、どこでだったかは忘れた)何人かとしていて、これは気がついてしまえば、けっこうキツイ結論なわけだ。
「絶対に正しいことなんて、この世にはない」。

○○は正しい、という基準なしには、僕らは倫理というものを組みようがない。しかしそんな絶対の座標軸なんてどこにもない、ということに、話が行き着いてしまった。
もっと言うならば「絶対に正しいことは、絶対に正しいことなんてないということだけだ」という複雑な話になる。

勝手に話がゴールに着いてしまって、みんながなんだか暗澹たる気分になったとき、誰かが言った。
「絶対に正しいことなんてこの世にはない、というのは、ちょっと体に悪い考え方だ」
「うん、だから?」
「だからこう言い直そう。"正しいことは無数にある"って」

おお、と声が上がりましたね(笑)。
言ってる意味は同じなんだけど、ずいぶんと健康的に感じる言い方である。

「正しいことは無数にある」
まさに魔法の一言なのだった。

・・・・・・

その2。
大学時代に某市の女性団体でアルバイトをしていたので、そこのリーダーからフェミニズムの基本、みたいなことは一通り教わっている。理念としてフェミニズムは正しいと思う。一応。
だから本来結婚しても別姓であるべきだろうし、洗剤や掃除機のCMで家事をしているのは女性だけ、というのは良くない(P&Gの洗剤ボールドのCMはその点素晴らしいね)。
世の既婚女性が配偶者のことを「主人」と呼ぶことに嫌悪を覚え、なんで世の男どもは根拠もなく威張りくさっておるのか、と哀れに感じる。

まぁこの程度の男女平等意識くらいはちゃんと持ち合わせているのだが、もっと議論がつき詰まってくると、ちょっと理解しがたい部分も多少出てくる。

基本的に彼女たちの言うことは論として正しい、とは思うのだが「男女の生まれつきの資質の差というのは、筋力とか、そういう身体機能以外にはなく、他の部分は浅薄な根拠の男らしさ・女らしさを教育された結果が出ているに過ぎない。生まれつきの男性性、女性性というのはないのだ」ということを語る人に、なんかちょっと違和感を感じた。本当にそうだろうか。
やっぱり根本のところで、性差に由来するメンタリティの違いってあると思うし、それを全部「教育・環境のせいだ」と言い切るのにはちょっと無理があると思うのだが、それを言うとその人は「あんたはまだそんなことを言ってるんか」と怒るのである。

というようなことでやりこめられた、と大学の友人K氏にこぼすと、彼は一言でこの問題を断裁した。
「190cmの身長の男と150cmの身長の男がいたとして、同じ世界を見てると思う方が間違ってる。身長の差だけでも世界の見え方は違う。体の仕組みが違ったら精神性にも違いが出て当然だろ」

うーん、鮮やか。いいなぁ、即座にこういう頭の切れる回答が出来る人。
そうそう、感じた違和感って、そういうことだったんだよね。

・・・・・・

おまけ。
山崎浩一だったかなぁ(うろ覚え)、誰かの本を読んでいて、男女平等に関して、当たり前のことをあまりにさらりと書いてくれているのに、目から鱗が落ちた覚えが。
正確に引用できないのでうろ覚えのまま要旨を記すと、
「家事の分担大いにけっこう。男性の育児参加もちろん賛成。しかし男が稼いで女が家を守るのだ、という昔ながらの考えの夫婦がいてももちろんいい。こうあるべき、ではなく、いろんな夫婦があっていいのだ」

当たり前すぎて、書いてて自分で肩透かしだったが(笑)、肩透かしなほど当たり前な、こういう結論が、全然実現できてなかったりするのが問題なんよね。
昔ながらの考えの人も男女平等を通す人の考えを認め、男女平等を通す人も昔ながらの考えの人を認める。
「いろんな夫婦があっていいのだ」という一見軽い結論は、そういう気高い、そして難しい理想を射程に入れないと語れないのだ。





  1. 2009/05/07(木) 00:20:38|
  2. 日々
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ヤンソン揃った/『詩写真(仮)』

追悼のつもりでYou Tubeで過去の清志郎の映像を色々見た。坂本龍一とやったときのビデオクリップ、当時は話題になったけど、今見たらなんかグダグダ(笑)。全然かっこよくないなぁ。

最近の、年を食ってからの清志郎は本当にいい顔してますね。
僕は清志郎が好きだ! と言ってる割にはCDは3~4枚くらいしか持ってなくて、そう言う意味での熱心なファン、というわけではなかったけれど、彼の語り方、表情、声、そういうのが全部好きだった。
ジョン・レノンの『イマジン』を日本語歌詞で歌ったりしてたけど、そういう曲をアザトくもなく、空々しくもなく切々と歌える度量って、彼くらいにしかない。

いろいろ聴いてないのもあるので、CD揃えたりもしよう。
いつまでもじめじめしてても仕方がない。
清志郎は死んだけど、音楽は不滅だ。


・・・・・・

ということで明るい話題でも。
前に書いたトーベ・ヤンソン・コレクション全8冊、各所より届きました。思ったより安く揃えられて嬉し嬉し。

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『少女ソフィアの夏』がなぜか2冊あるけど、どういう経緯か忘れてしまった。まぁ、よくあるんですけどね。同じ本がなぜか2冊、って。
うっかり買っちゃう場合もあるし、相方と別々に買っててあとから気づく、って場合もある。

ムーミン・シリーズは文庫で揃えてたんですが、挿絵が小さいことが不満で単行本で買い直しました。

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ヤンソンは挿絵も最高だし、文章もいいし、ほんとに好きな作家です。

・・・・・・

ギャラリー・マゴットで開催中の『詩写真(仮)』(詩 : 高田文月/写真 : 大木一範)、良かったです。7日(木)までなので、まだの方、ぜひに。

高田さんの詩がスマッシュヒットです。ロードムービーのような風景描写の連なりに立ち上がってくる「景色」と、大木さんの写真が絶妙に重なり、また絶妙にズレて生じる不思議なダイナミズム。
言葉と写真の双方からちゃんと手が差し伸べられて、でも固くは握手しないという、奇妙な信頼関係が見えます。
この文章はもっとじっくり咀嚼したいなぁと思っていたら、8月頃を目標に今回の二人組で出版しちゃおう、という話になってました。賛成です。本の形でじっくり堪能したい。
予価3500円。買いだと思いますよ。
とりあえず展示を見て、気に入ったら予約を入れましょう。
ギャラリー・マゴット






  1. 2009/05/05(火) 00:33:22|
  2. 読書狂
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清志郎の言うとおりだった

I Love You !
http://www.flickr.com/photos/kamauchi/3497464802/


ほんとにお金がなくて、バイトだけで食ってて、所属していた劇団が解散して芝居を辞めて、先のことが何も考えられなくて、不安でいじいじと腐っていた頃、RCサクセションの「金もうけのために生まれたんじゃないぜ」を部屋で聴いていたら、びっくりするくらい涙が出た。

金もうけのために生まれたんじゃないぜ
金なんかなくたって幸せになれるさ


本当にしんどいときって、こういう直球の歌が効く。助けてくれる。

清志郎が死んだというニュースを聞いたときの自分の衝撃の深さに、自分で驚いた。
そこにいて当たり前な人が、唐突にいなくなる。
死ぬって、本当に無慈悲なことだ。
当たり前の、中学生の作文みたいなことを書いてるなぁ僕。

あのとき「金もうけのために生まれたんじゃないぜ」で出た涙と同じくらい、昨日も我慢する暇もなく涙が出た。
そんなに好きだったのか忌野清志郎。死なれて初めて、あいた穴の大きさにびっくりした。

『十年ゴム消し』と『エリーゼのために』を引っ張り出してきた。
今晩はこれ読もう。

清志郎様、今までありがとうございました。安らかに。




  1. 2009/05/03(日) 23:44:16|
  2. 音楽
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清志郎が!

090502kiyoshiro.jpg

死んでしもた!
嘘ぉ!



  1. 2009/05/02(土) 23:52:34|
  2. 日々
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本を読む人

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http://www.flickr.com/photos/kamauchi/3489089184/

その人は高校の同じクラスの女子で、クラスの誰とも必要以上に仲良くせず、かといって疎まれも嫌われもせず、休み時間はいつもモームだのチェーホフだのフォークナーだのといった外国作家の文庫本を熱心に読んでいた。
彼女は文庫本にカバーをかけないので、毎日何を読んでいるかわかるんだけど(国外の作家であるという以外に傾向も特になく乱読系)、ほぼ毎日本が変わるので相当なペースで読んでいることがわかった。

本が好きなのは僕も同じだから、当然彼女のことを好感を持って見ていたわけだが、だからといって本好き同士仲良くしようというわけにもいかない。だって彼女の読書の邪魔をすることになるから。
本好きの端くれとして、読書の最中に人から声をかけられて中断を強いられることほど不快なことはない、ということは知っているのだ。
それくらい彼女はいつも無心に読んでいた。

彼女は理由は知らないがとある英語教師を嫌っていて、授業中、絶対にその教師の方を見ない。質問されても、教科書を読むように指されても絶対に応じず、無言を貫く。最初はその英語教師もムキになって彼女の授業拒否を責め、なかば脅すような感じで彼女を授業に参加させようとしたが、彼女は徹底的に無視の構えを崩さないので、とうとう教師の方が根負けして何も言わなくなった。
理由はついにわからなかったが、なんか、その徹底ぶりが格好良かった。

彼女がサリンジャーを読んでいたときに、何かのハズミにちょっとだけ話をして「ライ麦畑ってなんか好きじゃない。ナインストーリーズは好きだけど」という意見の一致を得て嬉しかったけれど、やっぱり彼女の読書の邪魔をしてはいけない、という遠慮が勝ってしまって、それ以上仲良くはならなかった。
もったいない。もっと話したかったな。今から思えば。

・・・ということを、新潮文庫の『月と六ペンス』の表紙を見て唐突に思い出した。
彼女が休み時間に読んでいたのと、今でも同じ表紙で売っているのだ。

Aさん、元気だろか。

・・・・・・

森山大道『犬の記憶 終章』(河出文庫)読む。
森山大道って文章うまいなぁ。彼の文章って、まぁ言ってしまえばいつも同じテーマの変奏みたいなものなんだけど、何冊読んでも飽きないところはさすがの深度というか分厚さというか。
深瀬昌久に関する章が切ない。




  1. 2009/05/02(土) 01:33:12|
  2. 読書狂
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キヤノン7

ライカの吊り金具が擦り切れそうで困っただの、だからイヤイヤ使いにくいボディーケースを付けてるけどフィルム交換のたびに外さなきゃいけないのが面倒くさいだの、そんなこんなでライカを思いっきり使い倒せないフラストレーション。
アイレット補強修理計画もちょっと頓挫中。なかなかうまい部品が見つからない。

なんでそんなイライラしてまでライカ使わなきゃいかんのか。
半分忘れかけてたけど、僕はちゃんとこんなカメラを持っていたのだった。

090501canon7b.jpg


キヤノン7。
デザインが不格好なのでいまいち好きになれん、とか、青臭いこと言ってたなぁ。使ってみたら今は全く気にならない。
ファインダー倍率、0.9倍近くあるんじゃないか。見やすい。
シャッターも静か。
このノクトンが使えるのなら、別にカメラは何でもいい。

ここ数日、ライカを放り出してキヤノン7にノクトンを付けて撮っている。
なんか、これで十分な感じ。

ライカ、もう使わないかもしれないな。
誰か10万円で買う?(笑

・・・・・・

フジフイルムが5000人削減というニュース。
フィルム、大丈夫か?
DNPもフィルムやめちゃうし、コダックも頼りないし、頼れるのはフジだけだと思っていたんだが。

プレストだけでもいいから作って! やめないで! いやほんと。切実。








  1. 2009/05/01(金) 01:49:31|
  2. カメラ
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