OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

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最近あまり読んでないけど

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http://www.flickr.com/photos/kamauchi/4724782118/

最近読んだ本。吉村昭『海馬』(新潮文庫)、杉山邦博+小林照幸『土俵の真実』(文春文庫)、小俣和一郎『異常とは何か』(講談社現代新書)など。
『海馬』は吉村昭にしては凡作だった。しかしあれだけの多作で、やっと凡作に出会った、というのも凄い話である。たまには凡作を著す権利くらいあるだろう。
『土俵の真実』は、大相撲協会の糞マヌケな不祥事に「ざまぁみろ」と思いつつ(僕は朝青龍の相撲が好きだったので、彼を追い出した「品格なき」大相撲協会が大嫌いなのである)、しかし若・貴・曙・武蔵丸の時代の、脇役陣も含めた威容ぶりを思い出し、つい感傷的になって手に取った本である。面白かった部分もあるが、やはり朝青龍批難派の人なので感情移入しきれず。途中から退屈な読書になった。
『異常とは何か』。精神疾患は「病い」なのか? そもそも異常・正常とは何か、「正常の過剰態」こそが「異常」なのではないのか等々、帯文によれば「人間精神の歴史をたどり、精神医学を根底から問い直す」本である。面白かったけれども、僕が二十数年前によく読んでいた岸田秀あたりの書くことと、ほとんど同じことが書いてある感じで目新しさはない。が、発達障害や鬱病などを「薬で」「治療」するのが当たり前とされる時代に、こういうことをもう一度問い直すことは必要。とてもわかりやすい本です。


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  1. 2010/06/27(日) 23:55:20|
  2. 読書狂
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松本ひろし+池上夏生ふたり展 at NOMA

NOMA6.jpg

[松本ひろし+池上夏生ふたり展]
2010.6.13-19 NOMA(宝塚・雲雀丘)

もう終わっちゃってますが、素晴らしいふたり展でした。
もっと早く紹介すればよかったんですが、すみません。写真プリントしてたら、会期が・・・嗚呼。
フリッカー・セットに写真をupしてます。
Flickr set「2010.6.14.NOMA」
・・・・・・





[参照]
夏生さん家の猫(カマウチヒデキ)
夏生さん家の猫2(カマウチヒデキ)








  1. 2010/06/21(月) 01:27:36|
  2. 写真
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Lepidoptera

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最近よく死んだ蝶を見る。ここ数日連続で。なんかの兆しなのか?

単にそういう季節なのだ、というだけである。深い意味をこじつけてはいけない。

フリッカーにセットを作りました。
「鱗翅目 Lepidoptera」
http://www.flickr.com/photos/kamauchi/sets/72157624182495629/detail/
スライドショーはこちらから
http://www.flickr.com/photos/kamauchi/sets/72157624182495629/show/

(登場する蝶・蛾のほとんどは死んでます。そういうの苦手な人は見ないで下さい。)



  1. 2010/06/21(月) 00:11:57|
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青臭いよ。

100619aokusai.jpg

安友志乃が「美術史年表を買ってこい。で、今自分がこの年表のどこに立っているのかを考えろ」(大意)と書いていたのに、最初はいたく感動したものだが、最近「美術史」で括るのはどうなんだろう、とちょっと疑問に思っている。
シャーロット・コットン『現代写真論 コンテンポラリーアートとしての写真のゆくえ』(晶文社)を読んだのだが、そもそもこのコンテンポラリー・アートというやつに「写真」はどこまで歩調を合わせなければいけないのだろう。
まずコンセプトありき、は昨今の流行りみたいなもので、ああいう数量を一気にまとめて紹介する本なので当たり前かもしれないけれど、言葉で語られるコンセプト云々のつまらなさに、要約とはいえ少々唖然とする。みんながみんなそんなわかりやすいことをわかりやすくするために写真撮ってるわけではあるまい。もっと、得体の知れない、言葉で説明できない何かを撮りたくて撮ってるんじゃないのかな。
言葉で表現できることは言葉で語ればいいのでは、と思うのは古いのだろうか? 僕は写真も言葉も好きだから、半端にごっちゃにされると、双方に失礼な気がして嫌なのである。もちろん有意義な融合というのはあるし、うまくいってさえいれば感動は倍加するのだけれど。なんだか「現代アート」の列に加えてもらうために、そんなにまで無理して理屈をこねなくてはいけないのだろうか。僕は「写真」が自らを恥じて卑下して「いえいえ、写真と申しましてもわたくしは・・・」と百千万語の言い訳をかましているようにしか思えない。何を恥じているのだろう?

なんらかの思想を語るために写真を使う。思想を目に見えるものにするために写真にする。それは「新しい」写真の人たちが馬鹿にする「マグナム的ドキュメント写真」と同じではないか、と思ってしまう。「何か」を説明するために写真を使う、という意味で。
写真は写真としてしか語れないものを撮りたい。そうとしか思えない僕は青臭いのかしら。青臭くてけっこうだが。ええ、青臭いよ僕は。
  1. 2010/06/20(日) 00:33:49|
  2. 写真
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今頃何を、という話/ライムライトの二人展

100618romen.jpg

もう17~18年写真を撮っているけれど、もともと完全に独学な上に、あまり技法的なことは人と話したりしないので、今頃になって勘違い・間違いが発覚することがある。
以前ナダールの暗室教室を隅から見学させてもらったことがあり、他の人がプリントする姿というのを見る希少な機会を得たのだが、「現像液に印画紙をすべらせるように入れ、端を軽く持ち上げて揺らす(現像ムラを作らないために)」という、どの本にも載っている記述を、見事に勘違いしていることに気がついた。講師のYさんはバットの端っこを軽く持ち上げて液を揺らしている。な、なるほど! 僕はいつも竹ピンで印画紙の四隅を順に押して揺らしていたが、あれはバットを持ち上げて揺らす、という意味だったのか・・・。
あと、引き伸ばし機用タイマーにセーフライトを連動させる接点がついている意味がわからなかったのだが、Yさんは露光中にセーフライトが消えるようにしているのを見て、やっと合点がいった。あ、露光中はセーフライト消すんだ・・・・(みんなそうしてるの?)。僕の暗室は天井近くにセーフライトを壁バウンスで使っているので、実際ものすごく暗い。だから付けっぱなしでも全然問題はないのだけれど。逆にYさんが引き伸ばしのわりと間近で使うセーフライトの明るさにびっくりしたり。
最近判明した無知は、フィルム現像に関して。アクロスの135を現像していて、無惨な気泡痕がでたため、フィルムが古いせいでカビが生えたのか?? と某所で騒いでいたら、「アクロスは気泡が出やすい。ちゃんと気泡抜きをしてもフィルム表面から気泡が発生するようだ」と教えてくださった方があり、そのやりとりの中で僕のフィルム現像の攪拌方法が問題になった。最初に液を注入したあと、リールやフィルム表面についた気泡を飛ばすために、タンクをシンクの角など固い場所に コツコツぶつけるのだが、僕は液注入直後に一回だけそれをやり、あとの1分ごとの攪拌時にはタンクを八の字に回転させるだけだった。が、G治さんから「毎回気泡抜きをやるのは当たり前です!」と指摘され、十何年も間違った方法で現像していたことを知った。独学って怖いなぁ。
しかしまぁ、夜中に暗室で1分ごとにガンガン音が鳴るのも何なので、ゴムハンマーで定期的に叩くとか、いろいろ試してみようと思う。
そういえば杉本博司は海シリーズのシートフィルム現像をするのに微振動攪拌機というのを業者に発注して作らせたとか書いていた。さすが。

・・・・・・

ギャラリー・ライムライト、勝山信子・矢口清貴二人展。
http://Limelight6.exblog.jp/12797930/
まず、1階の勝山さんのモノクロプリント、素晴らしい。狙い撃ちされました。少なくとも6発、僕の体内に弾丸が入っています。くっそー覚えてやがれ。あ、怒ってるんじゃないですよ、妬んでるんですよ。ええ。
次は2階の矢口清貴展。おおお。八重山の写真、一点一点が濃密すぎて、完成度高すぎて、スキがなさ過ぎて、正直しんどい(笑)。もっと広い場所で、一点一点離して、風通しよく配置すれば素晴らしいでしょう。過剰なまでにパーフェクト。なんかケナしてるみたいに聞こえますか? いや、凄いんですけど、許容量オーバーに凄いもので、しんどいという・・・みなさんも見に行ってください。意味がわかると思います。「しんどいくらい凄い」というのを体験しに、ぜひ。クラクラしますよ。
26日(土)までです(23日水曜は休み)。



  1. 2010/06/18(金) 07:42:35|
  2. 写真
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あらためて勉強

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43歳になりました。
写真の勉強を、一からちょっと真剣にやり直そうかと思います。知らなければならないことはまだまだたくさん。

しっかし、写真って面白いですねぇ。
写真以外にも面白いことはたくさんあるのに、自分の中で、写真はずっとコンスタントに面白い。たぶん、死ぬまで面白い。

もう写真なんか飽き飽きだ。見たくもない。そのネガの山、ハードディスクの山、全部廃品回収に出してしまえ!
なーんて言ってしまうくらい、写真に溺れてみたい。

・・・・・・

レンズを通った光が、銀を塗布したシートや受光素子が一千数百万個集まった板に結像して目の前の光の擬似景が記録される。なんでこれだけのことが面白いのかよくわからない。
わからないから、今年もあちこちにレンズを向けながら、目の前の野良猫に、道の空き缶に、轟々と流れる雨の後の武庫川に、ゴミをあさる鴉に、暗室のシンクに浮き出た錆に、いつも写ってくれるあなたやあなたに、問うていこうと思います。OK、ダーリン。だから写真って何なのよ。




  1. 2010/06/13(日) 00:20:38|
  2. 写真
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揚羽

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http://www.flickr.com/photos/kamauchi/4671391763/


  1. 2010/06/10(木) 04:28:38|
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夜の自転車

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http://www.flickr.com/photos/kamauchi/4666660224/


  1. 2010/06/04(金) 00:31:42|
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ライカが壊れても

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写真は続く。

http://www.flickr.com/photos/kamauchi/4662839257/





  1. 2010/06/02(水) 23:43:03|
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ライカ引退

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ライカ死んだ。
正確には「怪我」くらいなんだけど。幕速の不揃いか、画面の左右で明るさがパキッと分かれるコマが頻出。前から1本に1~2コマ出ることがあったが、今回の2本は全体の3~4割がやられてる。
修理出したらどうせ4~5万円請求される。このまま引退していただこう。棚の飾りとして余生を過ごせ。ご苦労、M4君。

不思議とショックはない。ライカを使うたびに、愛憎入り乱れて、なんだか純粋に写真機として薄情には使えなかった。よくできたカメラであるという尊敬の念と、「出来過ぎた」カメラであるという部分の鬱陶しさと。
ここまでシャッターは静かでなくてもよい。ここまで距離計は見やすくなくてもよい。ここまでフィルムの装填が楽しくなくてもよい。そしてこのカメラはここまで高価でなくともよく、ステータス扱いされなくてもよい。
カメラとして尊敬できるものを使いたい、と渡部さとるが書いていたが、たしかに尊敬できるカメラだった。色々学んだ。世話になった。落として泣き、修理して復活して心から喜んだ。良い写真を僕にもたらしてくれたし、精神も鍛えてくれた。寄れないカメラで、見えない被写界深度で、どう写真を撮るか。露出計のないカメラで、どう光を読むか。M4に教えられたことは多い。

でも、もう役割は終わり。今後よほど潤沢な金額を手にするような幸運が訪れれば話は別だが、このまま引退してもらう。Lマウントのキヤノン7とMマウントのベッサがあればノクトンもウルトロンも使える。さようなら同い年のM4君。42歳にして引退。
足折っただけで安楽死、という競走馬の悲哀のようなものを、ちょっと感じる。でも、修理に他のカメラ1台分の金額なんて出せない(すでに一度、10万円払ってるが)。
「ライカは鬱陶しい。出来過ぎ感がうざい。身に纏っている諸々が重い。歴史とか、精密感とか。写真に、実はそんなものはいらない。」という境地に連れてきてくれたのは他ならぬM4君の功績だ。素直にありがとうと言います。
もう修理しない、なんて言ってるやつが言うのも何だが、でも、まだ使ったことない人は、ぜひ買って使ってみて、と言いたい。これだけ批難めいたこと書くくせに、でもやっぱり多大な恩恵を受けたので。
素晴らしさが嫌みなほどに素晴らしいカメラであった、といえばわかってもらえるだろうか。


・・・・・・

http://www.kanamarushin.co.jp/hotnews-tsuruhashi.html
大阪鶴橋「金丸真」一畳ギャラリー、今月はカマウチヒデキです。
お近くに出かけられる際はお立ち寄りください。昔の『35℃』あたりの写真4点です。







  1. 2010/06/01(火) 00:51:38|
  2. カメラ
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