OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

借り物ですが

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バイテ~ン!



  1. 2011/01/30(日) 00:08:29|
  2. カメラ
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ライムライト・イン・トーキョー 凱旋展

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本日より開催いたします。

「ライムライト・イン・トーキョー凱旋展」

http://gallerylimelight.web.fc2.com/limelightintokyo.htm
2011年1月23日(日)~2月5日(土)ギャラリー・ライムライト(大阪・帝塚山)
12:00-19:00 [水曜休廊/最終日は18:00まで]

勝山信子・カマウチヒデキ・川本亜矢・サイトーシン・鈴木郁子・辻まゆみ・蓮実伸郎・矢口清貴・谷部敏幸・吉田ヤスヤ・兒嶌秀憲

先だってお知らせ致しましたとおり、カマウチの展示は東京のときと全く違う写真です。東京展を見て下さった方も、ぜひにぜひに、もう一度お越し下さい。
今回のテーマは・・・そうだな、無理矢理言葉にするとすれば、「循環しない循環」って感じでしょうか。もしくは「齟齬」。噛み合わないこと、がテーマ。
いや、言ってみただけかもしれないし、本当にそうかもしれない。

正直、他にも替えてくる人がいると思ってたんですが・・・みなさん律儀ですね(笑)。他の方々はトーテムポール・フォトギャラリーの時と同じだと聞いております。
なんせ、僕は東京の展示を見ておりませんので、ほかの方々の展示も楽しみで仕方ありません。


  1. 2011/01/23(日) 01:36:24|
  2. 展示
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MURMURATION/RINKO KAWAUCHI

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イギリスの出版社photoWORKSから出た川内倫子の写真集『MURMURATION』を、N氏のご尽力でついに入手。以前「吐き気がするほど欲しい~」と僕が騒いでいたら購入手続きを代行して下さったのだった。人に迷惑かけるばかりなので、そろそろ意地を張らずにカードを持つべきか(クレジットカードの1枚もない43歳ってのもなかなか稀少だとは思うのだが)。
Flickrのプロアカウントも失効してかなり経つしなぁ(更新料金が、これまたクレジットオンリー)。

さて「吐き気がするほど」欲しかった『MURMURATION』である。
思ったより小型の判型で、まずパラっとめくってみたところが、印刷の質はまぁそこそこ、という感じ。
しかし、1頁目から順に辿っていくと・・・あああ、凄い。判型の小ささが気にならないほど密度の高い世界が、まさに(自分でも陳腐な比喩だとわかってて言うのだが)飛び立つ。
川内倫子が、murmurationと呼ばれる数万羽の鳥が群れをなして飛ぶ現象に惹かれ、イギリス・ブライトンに滞在して撮った写真。写真集前半はこの鳥たちの群舞を、後半はブライトンの町と人々を撮った写真である。
自らを移動する鳥になぞらえてのことなのか、後半の町の写真は徹底的に「移動」の視点で撮られている。地上から移動する鳥の群れを追った前半と、自らが町を移動・通過しながら撮った後半の対比が鮮やか。
前半の群舞の写真は、あの深瀬昌久の『鴉』をちょっと連想させる。もちろんあんなに陰惨な写真ではないけれど、鳥の数が数だけに、かなり圧力の感じられる写真である。

・・・・・・

昨日見た『花泥棒』と、そのタントテンポで見たパトリック・タベルナの写真集と、そしてこの倫子さん。凄いものを3つですでに頭が飽和寸前。
入れるばっかりじゃ駄目だ。食ったら出す! 
撮るよっ!







  1. 2011/01/20(木) 01:11:10|
  2. 写真
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凱旋展もうすぐ/花泥棒

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今年に入って「読書狂」タグが4本。全然写真のことを書いていないカマウチです。
と、写真のことなんか忘れちゃったんだろう的なフリをして、実はもうすぐ展示があります。

「ライムライト・イン・トーキョー凱旋展」
http://gallerylimelight.web.fc2.com/limelightintokyo.htm
2011年1月23日(日)~2月5日(土)ギャラリー・ライムライト(大阪・帝塚山)

勝山信子・カマウチヒデキ・川本亜矢・サイトーシン・鈴木郁子・辻まゆみ・蓮実伸郎・矢口清貴・谷部敏幸・吉田ヤスヤ・兒嶌秀憲

凱旋展といいながら、トーテムポール・フォトギャラリーでの東京展とは違う写真を出してしまうヤクザな野郎ですすみません。トーテムポール・フォトギャラリーに出していた4点は個展『BC』(3月20日(日)~26日(土)/ギャラリー・ライムライト)で再登場しますので、そちらをご覧いただきたく。平に。

・・・・

タントテンポ(神戸・元町)の細江英公写真展『花泥棒』へ。
http://tantotempo.jp/newsite/exhibition.html
鴨居羊子の作った人形を日本各地に連れ回して撮った、1966年のシリーズ。写真集は先に購入していたので写真の凄さはわかっていたけれど、印刷の素晴らしさから予測は出来ていたものの、オリジナルのプリントの美しさは予想以上だった。
おまけ? で2点展示されている鴨居羊子のポートレートも最高!(2点とも売れてました・・・僕だってお金あるなら欲しいよ!)
鴨居羊子も年末に著作を読んでベタ惚れしちゃってたので思い入れもあり、本当に素晴らしい展示でした。会期中、絶対もう一回行く!

1966年って、僕の生まれる1年前。そんな時代の写真には、まったく思えない。鴨居羊子の人形も、細江英公の写真も。タントテンポの山田さんがチュニックに鴨居羊子の人形の現物が残ってないか問い合わせたところ、ないとの返事だったと。
しかし、細江英公の写真の中に、たぶん鴨居羊子と細江英公二人分の、魂、のようなもの、と一緒にきっちりと残った。写真って凄い、とあらためて思ったのでした。

  1. 2011/01/19(水) 07:13:08|
  2. 写真
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兎の眼

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灰谷健次郎『兎の眼』(角川文庫)を読む。
この年になるまで彼の著作を読んだことがなかった。前回の『はせがわくんきらいや』の記事でリンクした上野瞭の文章を読んで気になったので読んでみたのだった。
いろいろ欠点もある小説であるけれど、その欠点も含めて魅力に満ちていた。
小説としての出来として、また教育論的な視点からも後半部分がよく批判されるというが、たしかに前半の緊密度に比べどうしても粗雑感はぬぐえない。PTA総会の決議をハンストでくつがえす、なんて部分は時代が時代ではあるが、全体から見て浮いて見える部分ではある(今読むとね)。せっしゃのおじさん、なんてキャラが唐突に出てきて消化しきれずもてあました感があるし(足立先生のキャラを拡張してに全部任せたらよかったのに、なんて思う)いろんな意味でバランスが悪くなってくる。
でも、この話はこれでいいんだと思う。
最後にバラ ンスを逸する結果になっていても、それを含めて、ものすごくズンときた。小谷先生にも、足立先生にも処理場の子供たちにも。これを教育論、みたいな視点でしか読めないのは不幸だ。鉄三は最高だし、みな子ちゃんを「かわいくなった」と書いた淳一も素晴らしい。なにより小谷先生の苦闘と成長の軌跡が中心の柱として描かれていて胸を打たれる。
ひさしぶりに心躍る読書をしたなぁ。最後にバランスを逸して完成度を下げてしまったことで、余計に灰谷健次郎に興味がわいた。こういう「不完全さ」にも、だからこその魅力があるのだと知った。


  1. 2011/01/17(月) 07:07:59|
  2. 読書狂
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はせがわくんきらいや

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長谷川集平『はせがわくんきらいや』(復刊ドットコム)がアマゾンより届く。
「無い本は無い」を目指すというマルゼン&ジュンク堂になかったのでアマゾンに頼んだのである。よりによってこの本が無かったことに対して、マルゼン&ジュンク堂は深く反省をすべきだと思う。

感動した!
森永ヒ素ミルク事件の被害に遭った「はせがわくん」(著者自身)のことを書いているが、そうでなくても、障害者一般のことに置き換えて読んでもいいのだと思う。
「きらいや」と悪罵を浴びせ、時には殴り、無能をなじり、それでも気にかけずにはいられない「ぼく」の、「きらいや、きらいや」と言いながらはせがわくんを背負って歩くラストシーン。しれっと挟まる「だいじょうぶか」の言葉。
泣かずに読めるかっ!(泣いたわっ!)

この本を復刊させた復刊ドットコムに深く敬意を表する。素晴らしい本!

http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=12755133

上野瞭による評
http://www.hico.jp/sakuhinn/7ma/ma03.htm



  1. 2011/01/14(金) 01:19:27|
  2. 読書狂
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丸善&ジュンク

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梅田ロフト横に突如出現した(突如、って、僕が情報知らなかっただけだが)日本最大級の書店「丸善&ジュンク堂」。
地下1階地上7階の8フロアの巨大書店が、阪急梅田駅を降りて5分のところに出来るなんてなんて幸せなの。
開店以来もう数回通ってますが、今まで5F芸術書階の写真コーナーだけを見た感じでは「洋書が少ない! アセンス並の棚数を想像してた! 日本の写真集も小林伸一郎が二冊あるのに丸田祥三が一冊とは何ごとか! むむ、しかし安村崇の写真集の実物を見たのは初めてかも・・・」と、微妙な感想でしたが、7F児童書・絵本階に行って度肝を抜かれた。絵本系の在庫数は、少なくとも今まで僕がどの書店でも見たことがない規模だった。これは凄い。
ぜひにぜひに、写真コーナーの拡張を希望。絵本くらいどかーんと写真関係本を!

写真関連ではないけれど、茂田井武のパリ画帳『トン・パリ』(講談社)に鼻血が出そうなくらい感動。古い画帳の風合いをも再現しようとした、すばらしい造本&印刷技術。そしてもちろん茂田井さんの絵が最高!
何が紙の本がなくなる、だ。なくなるわけがない。だって「本」って、こんなにカッコイイんだぜ!





  1. 2011/01/08(土) 00:33:17|
  2. 読書狂
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今年もよろしくお願いいたします

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最近読んだ本を全然メモしてなかった。■大和田良『「ノーツ オン フォトグラフィー」(リブロアルテ)。興味深かったが、僕がやりたい写真の話ではない。■倉石信乃『スナップショット 写真の輝き』(大修館書店)。書いていることは理解できる。ただ、ありもしないゼロ地点を無理矢理想定してすべてをそこへ引き戻して差分を裁くという、こういう批評はもういいんじゃないか、とも思った。ちょっと辟易。なので今のところ中途で休んでいる。■吉村昭『日本医家伝』(講談社文庫)。一人一人のページ数が少ないのが難。江戸時代から明治中期までの日本の医家たち12人の列伝。これをベースにのちに長編化されたものもいくつかあり、詳しくはそちらを読め、ということか。資料集として面白い。■後藤繁雄『くろい読書の手帖』(アートビート・パブリッシャーズ)。多少くせのある気取り方に慣れさえすれば、非常に面白い人。なんだかんだ言って読んでしまう。書評集。ちょっとネタバレ多し。気をつけて読まねばならない。■後藤繁雄『新しい星へ旅をするために』(リトルモア)。どんだけの人にインタビューしてるねん、と、それがひたすらうらやましい。■他にも何か読んでそうだけど覚えてない。すぐにメモらないと忘れるなぁ。■というわけで年が明けました。今年もよろしくお願いいたします。

(上の写真は家のトイレ。17個の顔に見下ろされながら用を足すとはなんと落ち着かないトイレでしょう。掃除してたらナダールでの2回のポートレート展の写真が出てきたので、トイレの両壁に架けてみたのです)





  1. 2011/01/01(土) 00:04:58|
  2. 読書狂
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