OK,Darling. But What is Photograph?

だから写真って何なのよ/カマウチヒデキ

『16×2』Variations

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あるボリュームの写真群を展示するとき、その1枚1枚の写真そのものの持つ写真の力と、一つ一つの写真が全体の中で果たす役割と、1枚の写真はその両方を担わなくてはならない。
そういうことについて考えていたとき、音楽の「変奏曲」という形態に思い至りました。

テーマとなる音型を、様々な形に変奏して全体として連なると同時に、その一曲一曲が単独の曲として独立する変奏曲。
単に編集的なテクニックではなく、ひとつひとつの独立した小品を変奏曲的に写真群に配置することで別の響きを与えられるかどうか? しかもそれを二人で分担したら(イメージ的には右手と左手)どんな変奏曲に仕上がるのか?

こういう話をタスミさんと話していたときに、自然と、16×2点で、という話になりました。合計32点になるようにしたのは、とある有名な鍵盤楽器用の変奏曲の曲数・構成を拝借しただけであまり大きな意味はありません。
しかし二人ともが好きな曲であるこの曲の構成を「枠」として選んだ手前、この曲の持つ透徹感を意識せざるを得ず、写真を製作・構成する上で大きな舵取りになったことは確かです。

双方の用意した楽曲(写真)が、演奏会場(ギャラリー)でどう鳴らされるのかは、各々の弾き手にもまだわかりません。搬入してみてのお楽しみ的な部分もあります。それを楽しみに、あえて詰め切らずに左右の手の弾くに任せている部分もあります。
どのように16×2の写真が連なるのかお楽しみに。皆様のご来場をお待ちいたしております。

2011年9月6日(火)-11日(日)
カマウチヒデキ+タスミケン写真展『16×2』
ギャラリー・マゴット(大阪・四ツ橋)
平日 13:00-20:00 / 土曜 12:00-20:00 / 日曜 12:00-18:00

タスミケン http://www.flickr.com/photos/lucasclaus/with/6086631175/
ギャラリー・マゴット http://gallery.maggot-p.com/


  1. 2011/08/28(日) 11:17:22|
  2. 展示
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DM

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9月6日(火)-11日(日)ギャラリー・マゴット(大阪・四ツ橋)
カマウチヒデキ+タスミケン写真展『16×2』

http://gallery.maggot-p.com/

DMは明日あさってあたりから心斎橋界隈の写真ギャラリー等に配置される予定です。
直接送付希望の方は
kamauchihideki [at] gmail.com
まで住所をお知らせください。([at]を@に換えてメールしてください)






  1. 2011/08/18(木) 01:09:02|
  2. 展示
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架空の整合性/DMできました

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ホイキシュウ『長い午後』(ニアリーイコール・ギャラリー)駆け込みで間に合った。
http://www.hoikisyu.com/
展示も面白かったけど、置いていたポートフォリオ、3巡見ても飽きなかった。自分の持ってる「架空の整合性」みたいなものが、本当に架空なんだと思い知る経験。
ホイさんの写真は今まであちこちで断片的に見たことはあったけど、これだけのボリュームをじっくり見るのは初めて。

・・・・・

僕とタスミケンさんとの二人展『16×2』のDMできました。欲しいと言ってくださる方はこちらまでメールください。
kamauchihideki[at]gmail.com ( [at]を@に換えてください)

各写真が、それぞれ変奏曲を編む小品のように、ひとつで世界を構築し、かつ16点つながって連携的・重層的にも語れる、そしてタスミさんの16点とも鍵盤を叩く右手・左手のように流れ合い交錯し合う、そういう展示を目指しています。

9月6日(火)-11日(日)ギャラリー・マゴット(大阪・四ツ橋)
カマウチヒデキ+タスミケン写真展『16×2』




  1. 2011/08/16(火) 01:40:13|
  2. 写真
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あなたはヘキサー。勝手にヘキサー。

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覚えのない未現像フィルムがあったので、何だろうかと現像してみたら、なんだかトーンもコントラストも素晴らしいネガが上がった。
何のカメラで撮った写真だったか、と思い出すと、数ヶ月前、コニカ・ビッグミニFで撮って、このフィルムを抜いた途端に内部のフレキが千切れてカメラがオシャカになった、その最期の1本なのだった。
コンパクトカメラとは思えないぞくぞくするトーン(スキャン画像でもわかっていただけると思う)。
ビッグミニF、今生の名残の渾身の仕事。

旧コニカ製品の修理を扱っているケンコーの窓口でもすでにビッグミニシリーズは受け付けてもらえない。
偉人に没後位階を追贈するみたいに、僕は亡くなったビッグミニF君のことを、勝手にヘキサー・ビッグミニFと呼ぶことにする。
今度「遺作」を四切にでもプリントさせていただきます、ヘキサー・ビッグミニF様。

HBMF002.jpg

安らかにお眠りください。




  1. 2011/08/11(木) 12:42:17|
  2. カメラ
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再始動

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もうちょっと働いてもらいまっせ。


  1. 2011/08/05(金) 01:56:32|
  2. カメラ
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8月2日

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Pさんに幕速を調整してもらったライカにフィルムを詰めた。半年ぶり? いやもっと? 
一瞬、フィルムの入れ方を忘れていた。

撮ったフィルムを現像したいところだが、あの蒸し暑い暗室に入る覚悟がつかない。
もう少し寝かす。

なので今日の写真もSD15で撮ったもの。


  1. 2011/08/03(水) 01:00:32|
  2. 写真
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7月後半雑感

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■吉村昭『関東大震災』(文春文庫)凄い。朝鮮人が暴動を起こした/井戸に毒を撒いた、というデマが凄まじい速度で伝播していき、数千人という朝鮮人が虐殺される。いかにしてデマは広がり人心を乱していくか。これは必読! ■大竹昭子『彼らが写真を手にした切実さを―《日本写真》の50年』(平凡社)。昔の『眼の狩人』からの抄録である森山・中平の頁を読みふける。『眼の狩人』を読んだのははるかに昔なので、すっかり内容を忘れていたが、今自分の中の写真論としてベースにあるのが(大竹昭子がまとめたところの)中平卓馬なのだと改めて知って愕然とする。自分の体験から身に刻んだ写真論だと勝手に思い込んでいたのに。ちょっとグレたい気持ち。 ■旧来からの「写真」という枠があり、海外のアートのルールに倣った写真があり、そのどちらにも属さない新しい写真があり。僕はまだ「旧来」寄りなので、そこを出なければならない。新しいことを第一義とする必要はない。ただ出ればいいと思った。 ■川内倫子の「構成」で見せる写真というのがあり、佐内正史の「流れで見せたくない」写真というのが一方にある。1枚に語らせると「言葉」に負ける。だから展示の順、流れ、というもので、どちらかというと1枚1枚の意味を固めずに、全体の構成で重層的に意味を籠める。 写真の展示とはそういうものだと思いこんでいた。佐内正史に「流れで見せるの嫌だから」と言われてうろたえる。がんごーん。これは相当にショック。 ■伊良部秀輝自殺。伊良部のピッチングフォームが好きだった。大きい体なのに最小限の小さな動きでめちゃくちゃ速い球が飛んでいく、って感じの。打ちにくいだろうなぁ。う~ん、まだしょんぼり。 ■岡野直子写真展『眠る工場』(7月17-23日/ギャラリー・ライムライト)めっちゃ良かった。実に良い展示であった。 ■ビーツギャラリー『MOMO BEATS 2』(7月29-31日)。タウラボさんのが面白かった。エロい具材を抽象的に扱うのは細江英公とかもやってるし、特に目新しいわけじゃないけど、タウラボさんのは離れて見たら完全にパズル的な抽象だし、寄って見たら毛穴とか皮膚感とか思いっきりエロいし、写真に距離的な仕掛けが入っていて凄く面白かった。隣のオノナホヨさんの男性ヌードも衝撃。なんなんでしょうか、あのすがすがしさは。普通男の裸なんか、別に見たくもないんだけどな。あれは許せる、どころか、積極的に見たい。すがすがしさにびっくりするという、希有な体験。



  1. 2011/08/01(月) 10:39:57|
  2. 日々
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